このシリーズの話は今回が最後です。まとめます。
「Aタイプ」…英会話は本当に簡単
「Bタイプ」…英会話は「間違いまくる」。だから「難しい」と思うかというとそうではない。
間違っていても「あっている」と思い込む。⇒簡単と思い込む
でもそれは本当は「間違い」なので、「簡単」と思うのは「思い込み」である。
その証拠に…彼らは同じところを繰り返し間違いまくり、直さない。
⇒同じ間違いを繰り返し続ける⇒一向に上達しない。
それでも彼らは「簡単だ」と思い込む。
⇒実際は「上達してないんだから」⇒簡単なはずはない。
「Cタイプ」…英会話は「間違いまくる」。だから「難しい」と思う。
表現もちんぷんかんぷん。
また特に発音は大の苦手。全部間違い。
⇒「難しい」の極致!
つまり実際は・Aタイプのみ英会話は本当に簡単
・Bタイプは簡単と思い込んでるだけ
・Cタイプは簡単なはずがない。難しいものの極致
となっています。
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もし、世の中がAタイプの人ばかりだったら、「英会話は簡単」でことは済むかもしれません。実際はBタイプも、Cタイプも存在します。
私の感触では
日本人の5%はAタイプ
日本人の90%はBタイプ
日本人の5%はCタイプ
ぐらいではないかと思います。
でですね… ↑これはあくまで「日本人」の割合。
「日本人の社会人英会話学習者の割合」ではないのです。
例えば、Cタイプの人は社会に出てからは英語を学びません。Cタイプは学生時代だと学ぶのです。授業科目に英語があるから、英語を学習せざるを得ないです。(↑上の数値はそれを含んでいる数字です)
つまり⇒学生のうちCタイプの割合は5%。でもCタイプの社会人英語学習者は概ね0%です。
Bタイプの人も社会に出て英語を学ぼうとする人がどれくらいいるのか?
女性は海外旅行に行きたがる人が多いので、それなりには多いだろう。
でも男性は、女性に比べれば海外には興味がない人が多い。
Aタイプは、何か機会があれば、容易く英会話を学ぼうとするだろう
これらを踏まえると
私の感触では
日本人の社会人英会話学習者の15%はAタイプ
日本人の社会人英会話学習者の85%はBタイプ
日本人の社会人英会話学習にCタイプはまずいない
と、相対的にAタイプが増えます。Aタイプは本当に「英語は簡単」なのですから、ますます「英会話は簡単」と叫ばれてしまう風潮があるのです。
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さて、長々と、くどくど、説明して参りしました。でも私が言いたいことはこれで大体分かったと思います。
・英会話は本当に「簡単」な人がいる。しかし90%程度の日本人にとっては簡単ではない。
・だが、簡単ではないのに「簡単」と思い込む人が多い…
これが実際の姿ではないかと思います。
本当にくどくど書いてきましたが、実のところ、こんな長い説明なんか本当は要らなかったかもしれません。
実は、普段の私なら↓こう言って終わりにしています。
「
もし、日本人にとって英会話が本当に簡単だったら、とっくに日本は英会話で充満している。日本中いつでも、誰もかれもが英語を普段話している状態だ。でも違うでしょ? だから英会話は簡単のはずはない」
それでも「英会話は簡単だ」と思う人は…
…「簡単」という意味の日本語の定義を間違って認識していると思います。
次回からは新しいシリーズを始めます。来週は雑談。新しいシリーズは
再来週の月曜日から始めます。
金曜日の夜11時からはいつものニコ生英文法講義です。
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