今日からの新しいシリーズは
「~」の効用
というものにしました。「~」は別に「…」でもいいです。
と書いてもピンとこない人は多いでしょう。なのでそこの説明から行きましょう。
例えば、
go と visit
について考えてみましょう。多くの人がこの意味を正確に覚えていません。
go は「行く」で、visitは「訪問する」でしょ?
と思っている人がほとんどです。go はあっています。「行く」という意味です。でもvisitは「訪問する」という意味ではありません。
「うそだー!」と思った方はぜひ visit を学習用のちゃんとした辞書で意味を調べてみてください。
え? ちゃんと「訪問する」って書いてあっただって? 本当ですか? よーくご覧ください。
↓こうじゃありませんか?
…を訪問する
↓こうじゃないはずです。
訪問する
つまり「…を」が入っているのに、それがないから間違いなのです。
一方 go は「行く」で正しいです。「…に行く」ではありません。
英語の動詞には大きく分けてこの2種類があるのです。
・日本語にした場合、「…を」のような意味が
あるもの
・日本語にした場合、「…を」のような意味が
ないもの
そして
・日本語にした場合、「…を」のような意味があるもの⇒これを「他動詞」と言う
・日本語にした場合、「…を」のような意味がないもの⇒これを「自動詞」と言う
のです。
この区別が、英語が苦手な人には大変重要な意義を持ちます。このシリーズでは「…を」の部分を以後「
~を」と表記します。
「~を」をちゃんと認識できるようになるか否かで、英語が苦手な人は英語ができるようになっていくと思います。
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金曜日の夜11時からはいつものニコ生英文法講義。この続きは来週の
月曜日です。
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