今週から新しいシリーズに行きましょう。タイトルは「未来の表現」です。
英語が得意な方々(苦手な方々ではない)の中には、時制が苦手な人が多いのです。少し前に
完了形をまとめました。今回は、「未来の表現」をまとめようと思いました。
「えー will つけりゃいいんじゃないの? 他にあるのー?」という声が聞こえそうです。むろん、will だけではありません。
未来を表す表現は全部で5種類あるんです。
(1)will+動詞の原形
(2)be(am, are, is) going to + 動詞の原形
(3)be (am, are, is)~ing (要するに現在進行形)
(4)現在形
(5)be(am, are, is)to + 動詞の原形
この5種類です。
え~~~~!!!! って声が聞こえそうです。例えば(4)現在形 って書いてありますが、現在形で未来を表現できるの??? と不思議がるかもしれないですね。もちろん、いつでも現在形が未来を表現できるわけではありません。ある条件下だと、未来時制でもいいけど、現在形のほうがふさわしい場合があるのです。そういうのを今回はご紹介しようと思います。
それから、1つ前もって注意します。
厳密に言うと、
英語には、過去形、現在形はあっても、
未来形はありません。
未来形、と言ってしまうと、形が変化しないといけないのです。
例えば have(has)。have(has)は現在形ですね。過去形は had。形が変化しています。
未来なら普通は、will have ですね。have の形が変わったわけではありません。助動詞will に動詞の原形である have が付いたものなのです。なので、これを未来形と呼ぶのは正式にはおかしいのです。
じゃあ、
「will+動詞の原形」…これをなんと呼ぶのか? 実はこれは「
未来時制」と呼ぶのです。ややこしいですが、正式にはそう呼ぶのです。
文法用語が嫌いな人はこういうのがきっと嫌なんでしょうね…
ちなみに私は文法用語はちっとも嫌ではないんです。だって文法用語は「日本語」であって、英語ではないから。「未来時制」は日本語であって英語ではない。だから私は苦にしません。(私は英語が嫌いなのです。日本語は少なくとも英語ほどは嫌いではないのです)
ではこの続きは来週の月曜日にお届けします。
金曜日の夜11時からはいつものニコ生英文法講義。続きは来週の月曜日です。
※実際は
火曜日の更新になりました。
(↓目次はこちら)