・分詞は英語が得意な人でも、苦手な人でも苦手になりやすい。
まずは
あけましておめでとうございます
今年もどうぞよろしくお願いいたします。m(__)m
私が浪人時代にお世話になった「4人の英語の師匠」のうちの一人、「井川治久先生」の著書の1つ
井川式秘密の英文法ノート
で、いの一番で、最初に取り上げられていた単元が「分詞」だった。私は「最初が分詞? おかしいな?」と思った。なぜなら、私を教えてくださっていたころの井川先生は「分詞」をそこまで重要視しているようには思えなかったからである。私を教えてくださっていたころの井川先生は関係詞を重要視されていたのだ。(なおこの本が出版された1996年時点では私はすでに社会人であった)
この本を購入して読んでみると「分詞を苦手としている人が1番多いから最初に取り上げた」と書かれていた。井川先生の分析なので「きっと、その後の調査で井川先生はそう分析されたのだろう」と思った。しかし私は自身は不思議に感じた。体感として私は「分詞」はそこまで苦にしなかったためである。私が最も苦しんだのは「比較」。2番目が「関係詞」。3番目が「不定詞」。「分詞」はせいぜいその次の4番目である。(ちなみに私が一番簡単に思えたのは、何度も書いているが、「仮定法」である)
ここで「待てよ」と思った。 私は仮定法が一番楽だったが、得意な人の多くは仮定法を一番難しいと感じている。つまり、英語が最初から得意な人と英語がもともと苦手な人では「楽に思える単元」と「難しいと思う単元」が概ね【逆】なのではないか、と思い当たった。
そしてこう思った。
「井川先生の分析によれば、【分詞】を苦手に思う受験生が最も多いらしい。これは「得意な人と苦手な人の総合の結果」なのではないか」
つまり
・英語が元々得意な人は、仮定法や時制ほどではないが、分詞もそこそこ苦手
・英語が苦手な人は、関係詞や比較や不定詞ほどではないが、分詞もそこそこ苦手
どちらもに「分詞」はそこそこ苦手。
→なので、みんなが「分詞」を苦手と感じるのではないか?
と思うのである。いかがだろうか?
分詞の話は、基本用法だけだが
「分詞って何?」
https://www.alc.co.jp/beginner/article/mouthbird/cat724/
というシリーズにまとめた。分詞が苦手ならば、1度目を通していただければと思う。
金曜日の夜11時からはいつものニコ生英文法講義。次回来週の
月曜日です。
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