smart.fm で更新してきた、
旧チャンネルブログの文法問題をお届けします。
今週は解答編です
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参加してくださった方、ありがとうございました。では解答と解説に参ります。
問題
以下の英文は正しいと言える場合は◯、言えない場合は×と答えなさい。また言える場合(◯の場合)は、和訳例を書きなさい。
(1) He told that the question was difficult.
解答 ×
解説
前回やったように、原則、tell は直後に人が必要です。
つまり
× tell that SV ~
◯ tell 人 that SV~
したがって、これは不可です。
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(2) He told her that the question was difficult.
解答 ◯ 彼は彼女にその問題は難しいと言った
解説 今度は told の後にすぐに 人 が来ています。そしてその後にthat節が来ている。これが模範的な形です。
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(3) He could tell that the question was difficult.
解答 ◯ 彼はその問題が難しいと分かった。
解説 tell の後に 人 が来ていないのに正しくなる例の1つです。
実は次のようなルールがあります。
tell は
can や
be able to などの「
できる・できない」といった意味合いの言葉と一緒に使われると、
人を伴わず、意味は「~と言う」ではなく「~が分かる」という意味で使うことができる。
つまり、
基本的に × tell that SV ~ だけど
◯ can tell that SV ~
になる。意味はまとめて「~が分かる」であり、「~と言う」ではない。
今回は could が手前にありますね。なので人を伴っていないわけです。could を含めて「わかる」という意味を作ります。
「できる・できない」といった意味合いの言葉と一緒であればいいので、例えば次のような表現は正しいです。
There is no tell
ing who will win.(誰が勝つかわからない)
これは
there is no ~ing で「~することができない」という意味の熟語だからです。ちゃんと「できない」という意味合いがあるので、tell の次に 人が来ていないのです。
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ちなみに、この他にも「tell の直後に人が来ない用法」はあります。その多くは「決まりきった表現」です。
例えば
tell a lie (嘘をつく)
tell a (~)story((~な)話を話す)
↑こういった「決まりきった表現」は、tell の後に人が来なくても正しいです。
他の「人が直後に来ない表現」はこちら↓。「to 人 」を「後ろ」に持って来る表現です。
例文 He told it to me.(彼はそれを私に話した)
こういうの以外は、とにかく「tell の直後は 人 が来る!」と覚えましょう。
いかがだったでしょうか? それではまた来週!
問題編
http://q-eng.com/diary/20570
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