例年はセンター試験直後にお伝えする「センター試験講評」です。今は「
耳タイプ・意味タイプ」の考え方を書きたくて、遅くなってしまいました。遅ればせながら今年のセンター試験の英語の講評を行います。
・易しくなったが良問
ケチつけ屋さんは「易しすぎ」とケチをつけているようです。例年に比べれば易しくなった感じはあります。しかし私はだから良かったと思います。
私の評価基準は以下の2つ
・
英語嫌いが英語を更に嫌いにさせるような問題があるかどうか?
・
普通に受験勉強した努力が反映されるような、努力に比例して点数が取れるような問題であるかどうか
この2つです。
今年の問題は、
この2つの評価基準で満点。文句がつけようがない良問に思えました。
基準1・英語嫌いが英語を更に嫌いにさせるような問題があるかどうか?
どうもこれが英語好きな人には分からないらしいのです。私は英語が大嫌いなので、これを最優先で考えます。
この基準に乗っ取ると、2012年度のセンター試験は最悪でした。
http://www.alc.co.jp/beginner/article/mouthbird/2012/01/2...
今回は↑のように引っかかる部分は何もなく、私のような英語嫌いでも不快に思わない問題でした。
・普通に受験勉強した努力が反映されるような、努力に比例して点数が取れるような問題であるかどうか
これもバッチリでした。聞いたことが無いような特殊な熟語とか、点数に大きく響きそうな難しい単語があるとマイナス評価です。しかし今年は0。普通に隅々まで受験勉強をすればするほど得点が取れる問題でした。
さすがに第6問は紛らわしい選択肢で受験生を惑わせるものが少しありますね。でもそれくらいの問題があってこそのセンター。英語力の評価を測るものとしては問題がないと思います。
その他、私の印象では【第2問】が個人的に良かったです。ここの短答問題は、最近、熟語問題の出題割合が多く、純然たる文法が少ないのです。しかし今年は文法が多かったような気がしました。私はこれがプラス評価なのです。なぜなら英語が苦手な人は「文法で成績が上がる」と【私は】考えているからです。文法をしっかりやることで、【英語が苦手な人は成績が上がる】はずと思っていますから。
以上になります。
センター試験の問題製作者様、今年もお疲れ様でした。こんな良い試験がなくなってしまうなんてものすごくもったいないと私は思います。存続を私は強く訴えます。
もちろん、受験生の皆様、スーパーお疲れ様でした。吉報が届くことをお祈りいたします。