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neginohanaさんの日記

(SNS全体・外部に公開(Web全体に公開))

2016年
05月04日
11:36 neginohanaさん

最近観た映画

最近映画館には行ってなくて、ほとんど機内やネットで観た映画です。

気づいたのは、ちょっと前まであれほど多かったラブコメがほとんどなくなり、「実話を元にした」映画が多いってこと。(私はホラーや戦闘物はあまり見ないので)


BIG EYES  ビッグ・アイズ
http://bigeyes.gaga.ne.jp/
世界中でブームとなった絵画シリーズをめぐり、実在の画家マーガレット&ウォルター・キーン夫妻が引き起こした事件の行方を描く伝記作品。妻が描いた絵を夫が自分名義で販売し名声を手にしていたことから、アート界を揺るがす大スキャンダルへと発展する。

 エイミー・アダムスが、主人公の葛藤や苦悩を見事に表していた。夫が金儲けだけに突っ走っていく様子は「夕鶴」を思わせる。最後は名誉を取り戻し痛快なので、後味はすっきり。


Spare Parts スペアパーツ
http://gqjapan.jp/entertainment/movie/20150107/spare-parts
ロボットコンテストで優勝すれば社会の底辺から這い上がれると考えたヒスパニック系の高校生が、学校の新人教師に頼み込みロボットクラブを結成する。経験も予算もないが、必死で仲間を集め結成したつぎはぎチームは、国内で開催されているMITという有名なロボットコンテストに出場する。その冒険の途中で、彼らはロボットの作り方を習得するだけでなく、互いとの生涯の絆を育むことになる。

 私のお気に入り『コーチ・カーター』と傾向は似ているが、『スペアパーツ』の方は、生徒の側から必死になって先生を説得し、夢を実現していくところがすごい。数々の困難を乗り越え、彼らが掴んだものは大きい。
 できすぎのハッピーエンドに見えるが、実話なんだよね。感動!


The Theory of Everything 博士と彼女のセオリー
http://eiga.com/movie/81187/video/
天才物理学者として周囲の期待を集めるも、ALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症し、余命2年を宣告されたスティーヴンと、それでも決して諦めることなく彼と生きることを決めたジェーンの愛のドラマを描く感動作。

 あのホーキング博士の話だとは知らずに見始めて、途中で気づいた。博士が天才であることやALSを患っていることは知っていたが、この映画にはびっくりの連続だった。
 まず、余命2年と宣告されたホーキング博士と結婚するジェーンにびっくり。
 そして、そんな体なのに次々と子どもを授かることにびっくり。
 そして、余命2年だったはずなのに50年以上経った今でもご健在(?)であることにびっくり。
 そして、夫婦の決断にびっくり。
 最後に、主演のエディ・レッドメインの演技にびっくり。本物としか思えなかった。


Concussion (脳震盪)
http://www.cinema-frontline.com/2015/09/movie-news-concus...
頭を激しくぶつけ合うアメリカンフットボール(NFL)選手の慢性外傷性脳症を最初に発見した、ナイジェリア人神経病学者のベネット・オマル医師の実話を基にした映画。この問題は今でも完全に解決したわけではないという。

 まず、主演のウィル・スミスのアフリカ訛りの英語にびっくり。もうこれでいつものカッコいいウィル・スミスではなく、優秀でありながら見えない差別と戦うアフリカ人医師としか見えなくなった。
 いつでもどこでも、巨大勢力と戦うのは並大抵のことではない。しかし、オマル医師は弱い立場でありながら正義感に燃えて闘った。引退したアメフト選手たちが次々と悲惨な死に方をして行くのに目を瞑れなかったのだ。
 最後の方の彼の演説には心を打たれた。
 

In the Heart of the Sea 白鯨との闘い
http://wwws.warnerbros.co.jp/hakugeimovie/
ハーマン・メルヴィルの「白鯨」の裏側に迫るナサニエル・フィルブリックのノンフィクション「復讐する海 捕鯨船エセックス号の悲劇」を基に描く驚異のサバイバルドラマ。


 凄絶。彼らがこんな風にクジラを皆殺しにしてきたから、今保護しなきゃならないほど減ってしまったんだよね。日本ではクジラの体は捨てるところがないと言われ、すべての部位を大切に利用していたのに、彼らは鯨油だけ取って後は全部海に捨てていく。 その天罰が下ったんだと思う。
 最後のボートでの共食い生活には目を覆いたくなった。これが現実だったなんて。
 今、原作の本(翻訳)を読んでいる。


Revenant レヴェナント:蘇えりし者

http://www.foxmovies-jp.com/revenant/
アメリカ西部の原野、ハンターのヒュー・グラスは狩猟の最中に熊の襲撃を受けて瀕死の重傷を負うが、同行していた仲間のジョン・フィッツジェラルドは彼の息子を殺したうえ、彼を置き去りする。かろうじて死のふちから生還したグラスはーー。

 「復讐の物語」だと言われているようだが、私は「サバイバルの物語」だと思った。主演のレオナルド・ディカプリオの迫真の演技(スタントも使っているが)には参った。2時間37分の長い映画なのだが、まったく飽きず、最後までドキドキしながら観た。
 これが実話をもとにした映画だなんて、驚き!


Spotlight  スポットライト 世紀のスクープ
http://spotlight-scoop.com/
2002年1月にアメリカの新聞ボストン・グローブ紙が報じ、世界中に衝撃を与えた、カトリック教会の神父による児童への性的虐待と、それを隠蔽してきた組織への追及。この衝撃の実話を映画化した社会派ドラマ。

 これも『Concussion』と同系統の話。ここで闘う相手はやはり巨大勢力の「カトリック教会」だ。尊敬されるべき神父たち(しかもすごい人数の)が、弱者である子どもたちを食い物にしていたという事実には、ショックしかない。
 被害者である元子どもたちのうち、生き延びた(!)人たちを「生存者」と呼んでいる。彼らの心の傷は何十年経とうと癒えるものではないということも、伝わってきた。
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コメント

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2016年
05月12日
19:13
luminさん

Concussion (脳震盪) と、Revenant レヴェナント:蘇えりし者は、
このお休みのインフライトムービーにありました。

Revenantを見始めましたものの、暗いトーンに気がめいってきましたのと、
長くて眠くなっちゃいまして、途中で断念。
そんなに面白いのでしたら、もちょっと粘ればよかったです。

あの熊の襲撃シーン、まさかホンモノではないですよね??
どうやって撮影したのでしょう、、、

2016年
05月12日
22:11
neginohanaさん

>>1 luminさん

あはは。
好みもあるでしょうからね。確かに全体的に暗いです。死にかけたグラス(ディカプリオ)に次から次へと困難が・・・。

実は私はレオナルド・ディカプリオがちょっと苦手だったのですが、これですっかり見直しました。
お坊ちゃま卒業という感じです。

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