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mouthbirdさんの日記

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2014年
10月29日
10:34 mouthbirdさん

of 確認編(解答編)

smart.fm で更新してきた、旧チャンネルブログの文法問題をお届けします。
今週は解答編です

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●アプリ情報:テストバージョン 3.01と3.02

今後の予定(作成順)
単語の充実
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参加して下さった皆様、ありがとうございました。

この of の話は 2011年2月16日 に投稿しました。
http://q-eng.com/diary/706

その時の解説をまず再放送しましょう。

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<3>格
(ア)主格「~
(4)Do you believe the existence of ghosts?

正解の一例「あなたは幽霊[存在すること]を信じますか?」

●私からの補足
今回は「existence of ghosts」を考えます。
これは「所有関係」ではありません。
 ⇒[existenceさん]が[ghost]を持ってないですし、
 ⇒[ghostさん]も[existence]を持ってないです。

 ★これは「主語と述語」の関係なのです。
  これは
 [ghostsさん][exist]している
  ↑主語     ↑述語

  …という『「主語と述語」の関係』なのです。

---

<目的格>「~
(5)I have come here for the exchange of opinions.

正解の一例「私はここに[意見交換する]ために来たのだ」

●私からの補足
今回は「exchange of opinions」を考えます。
これは「所有関係」ではありません。
 ⇒[exchangeさん]が[opinions]を持ってないですし、
 ⇒[opinionsさん]も[exchange]を持ってないです。

 ★これは「目的語と他動詞」の関係なのです。
  これは
  誰か が [opinionsさん][exchange]している
   ↑主語  ↑目的語    ↑他動詞

  …という『「目的語と他動詞」の関係』なのです。

-- -- --

■この、<主格>と<目的格>というのはたまに「紛らわしい意味」を作ります

例えば
 the slaughter of the King
の意味が分かりますか? slaughter とは「虐殺・殺戮」という意味です。


もし<主格>だったら
 [the Kingさん][slaughter]している
  ↑主語     ↑述語

  …となり「行った虐殺」という意味になります。

しかし、もし<目的格>だったら
  誰か が [the Kingさん][slaughter]している
   ↑主語  ↑目的語    ↑他動詞

  となり「殺すこと」という意味になります。


さあどっちだ?(^^;


実はこういう「紛らわしい場合」、

 ⇒主格>には「’sをつける」

というルールがあります。
つまり
the slaughter of the King
 この場合、「’sがついていない」ので⇒<目的格
 ⇒「殺すこと」という意味になります。

--

では「’s」をつけてみましょう。

the slaughter of the King's
 この場合、「’sがついている」ので⇒<主格
 ⇒「行った虐殺」という意味になります。


・まとめ
 the slaughter of the King殺すこと」
 the slaughter of the King's行った虐殺」

---

<主格>の場合、「’s」がつくのは「紛らわしい場合のみ」です。

例えば
「existence of ghosts」の場合
どう考えても

 [ghostsさん]が[exist]する⇒ 幽霊存在する
 誰かが [ghosts]を[exist]する⇒ ×幽霊存在する

となり、紛らわしくない。
このように「紛らわしくない場合」は<主格>でも「’s」はつかないわけです。


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↑この知識を使って欲しい問題でした。最後のほうでは今回の問題がまるごど出てますね。


では改めて、問題の解答と解説に参りましょう。


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問題
次の英語(英文ではない)の意味を書きなさい。ただし、対になっている英語はそれぞれ意味が異なるので、その意味の違いが分かるような日本語で意味を書きなさい。

(1) a painting of my father
(2) a painting of my farther's

解答
(1)父を描いた絵
(2)父が描いた(持っている)絵

解説
紛らわしいパターンである。「紛らわしい場合」、
 ⇒主格>には「’sをつける」

というルールを採用しよう。

(1) a painting of my father
 この場合、「’sがついていない」ので⇒<目的格
 ⇒「描いたこと」という意味になります。
したがって「父を描いた絵」という意味になります。

(2) a painting of my father's
 この場合、「’sがついている」ので⇒<主格
 ⇒「描いた(持っている)絵」という意味になります。

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(3) a fair estimate of Tom
(4) a fair estimate of Tom's

解答
(3) トムを公平に評価すること
(4) トムが下した公平な評価

解説
紛らわしいパターンである。「紛らわしい場合」、
 ⇒主格>には「’sをつける」

というルールを採用しよう。

(3) a fair estimate of Tom
 この場合、「’sがついていない」ので⇒<目的格
 ⇒「トム公平に評価したこと」という意味になります。
したがって「トムを公平に評価すること」という意味になります。

(4) a fair estimate of Tom's
 この場合、「’sがついている」ので⇒<主格
 ⇒「トム下した評価」という意味になります。

----

(5) the slaughter of the King
(6) the slaughter of the King's

解答
(5) 王を殺すこと
(6) 王が行った殺戮

解説
紛らわしいパターンである。「紛らわしい場合」、
 ⇒主格>には「’sをつける」

というルールを採用しよう。

(5) the slaughter of the King
 この場合、「’sがついていない」ので⇒<目的格
 ⇒「殺すこと」という意味になります。

(6) the slaughter of the King's
 この場合、「’sがついている」ので⇒<主格
 ⇒「行った虐殺」という意味になります。

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いかがだったでしょうか? ちょっとした盲点でした。こういう前置詞の知識は日本人には難しいでしょうね。
でも、これらをちゃんと知っていて覚えていないと「正しく使い分けられない」ですよ。誤訳の温床になります。気をつけましょう。
いかがだったでしょうか? それではまた来週!

問題編
http://q-eng.com/diary/16609

出典
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コメント

1番~3番を表示

2014年
10月29日
23:09
ken14さん

今週もありがとうございました。

 「主格」・「目的格」の意識はあったのですが、
確かに、日本語の表現が適切ではありませんでした。
 
 いろいろと指摘ありがとうございます。
次週の問題お待ちしています。

2014年
10月30日
09:04
hadaさん

マバ先生、解説ありがとうございます。

似たもの二つが並べて出題されているので違うものだと認識できるのですが、単体で出てきたら間違ってしまいそうですね。
それにしても、2011年の問題を覚えていなくて、自分の忘れっぽさに嫌気がさしそうでした。
でも忘れたら、また覚えたらいいと思ってがんばります。

次の出題も楽しみにしています!

2014年
10月31日
12:42
mouthbirdさん

>>1 ken14さん
日本語の表現が難しかったようですね。次回もまたお待ちしています。

>>2 hadaさん
文法は同じ問題でも何度も間違うものです。お気になさらずに。次回もまたお待ちしています。

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