smart.fm で更新してきた、
旧チャンネルブログの文法問題をお届けします。
今週は解答編です
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●アプリ情報:
テストバージョン 3.01と3.02 。
既に発表されています。
今後の予定(作成順)
単語の充実
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ご参加された方、ありがとうございました。
では解答と解説に参りましょう。
問題
(1)次に続く日本語の意味になるように、will か would を入れなさい。
I thought that she ( ) go there.
(私は彼女がそこに行くだろうと思っていた)
解答:would
解説:
推測の「~だろう」は will が通常。(実は後で(2)でやるが、wouldもある)
「彼女はそこに行くだろう」は、ごく普通には "She will go there." になる。(ただし(2)でやるが 実は She would go there. でも間違いではない)
問題は thought の後の部分に「she will go there」と使えるかどうかである。
thought は think の過去形である。「~と思う」ではなく、「~と思った」である。
・過去のあるときに(例えば昨日)「彼女はそこに行くだろう」と思ったわけだ。
ということは…
→「彼女はそこに行くだろう」…これは過去(例えば昨日)の時点で、そう考えたわけである
なので、↑ここも「過去の話」にする。
こういう場合、助動詞の will を過去形の would にする。
したがって、正解は
I thought that she (would) go there.
(私は彼女がそこに行くだろうと思っていた)
となります。
(補足:もしも「彼女が現時点置いて、これか(今から)そこに行くかもしれない」という話であれば would ではなく will になります。この場合、過去の時点の「だろう」ではなく、現時点から見ての「だろう」を表現しなければならないからです)
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(2)次に続く日本語の意味の 英文として正しいと認められるかどうか判定しなさい。
I think that three more days would be enough.
(もう3日あれば十分だと思います)
解答:正しい
解説
今度は(1)と違って thought ではなく、think を使っています。ということは全体的な時制は現在です。
なので、would ではなく、will を使って
I think that three more days will be enough.
(もう3日あれば十分だと思います)
とするのが、最初に思いつく英文かもしれません。これはこれで正しいです。
ですが実は would もこのケースでは使えるのです。なぜか? 実は would には「現在の控えめの推量」という用法があるためです。要するに、will よりも自分の(今の)見込みに「自信がない」のです。
現在の推量は通常 will(~だろう)ですが、その推量に「やや自信がややない場合」→ would を使うことができます。ここであなたは「現在の推量なのに、will の過去形を使うなんて変」と思うかもしれません。でも実際はよく使われます。使われるんだからしょうがない。しっかりと覚えて下さればと思います。
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(3)次に続く日本語の意味になるように、will か would を入れなさい。(通常ふさわしいほうを選んで下さい)
If it rains tomorrow, she ( )stay home.
(もし明日が雨だったら、彼女は家にいるだろう)
解答:will
解説:would も「自信のない推量」と考えれば正解にはできます。ただしこの後(4)でやる用法と紛らわしいので、普通はこういう場合 will にします。
ポイントはむしろ、前半にあります。
前半は
If it rains tomorrow,
ですね。あれ? tomorrow があっても will がありません。なぜだか分かりますか? ここ2回ばかり連続でやったお話を踏まえます。そうです。
「時・条件を表す副詞節は未来のことでも現在時制で書く」
です。分からない人は↓こちらで確認して下さい。難しいですよ。
http://q-eng.com/diary/15498
としたら、この文章の時制は「未来時制」でないと!
ということで、正解は will になります。
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(4)次に続く日本語の意味になるように、will か would を入れなさい。
If it rained now, she ( )stay home.
(もし今雨だったら、彼女は家にいるだろう)
解答:would
解説
(3)と違うのは now と書いてあって、tomorrow じゃないってこと。つまり未来の話ではない。今の話。ここまではまだ良い。もう1つ違いがある。それは述語動詞が rains ではなく rained と「過去形」で書いてあること。あれ? now って書いてあるのに rained っていう過去形でいいの? と思う人…中学生以下ならば許されます。高1も許されるかな? 高2以上は普通ダメです。これは「仮定法過去」
「ありえない現在の仮定は、過去形で書く」というルールがあるのです。これを「仮定法過去」と言います。
知らない人は↓ここにでも行って、学んでいただければと思います。
http://q-eng.com/diary/8182
<公式>
「仮定法過去」
If A [過去形V]~, B would [原形V] ….
could
might
should
もしAが~ならば、Bは…だろう。
<形は過去でも意味は現在>
※ [過去形V]のところが[be動詞]の場合、仮に主語が I や she, he などでも、原則「were」になる。
この公式に則って下さい。後ろは「will」ではないですね。will か would を入れる問題だったら当然答えは would になります。したがって正解は would です。
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(5)次の英語の和訳例を書きなさい。
I would often go smimming when I was a child.
解答:私が子供だった頃、私はよく泳ぎに行ったものだった。
解説
would の大事な用法に「過去の習慣」というものがあります。
今ではなく、過去において「よく~していた」という意味で使うことがあります。would をこの用法&この意味で使う場合、would のあとに頻繁に often という言葉が使われます。(無い場合もありますが)
例えば↓こんな問題が文法問題集には良くあります。
I ( )often go smimming when I was a child.
( )に適語を1語入れなさい。
↑この問題だったら、
often を目印にして would と書いておけば、まず間違いになることは無いでしょう。
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今回は以上です。いかがだったでしょうか? それではまた来週~~
問題編
http://q-eng.com/diary/15622
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