「えっとみやすい」、この語はあまり馴染みの無い人が多いのではないか、と思う。
片岡義男という人の「イングリシのほうがえっとみやすい」という文章を大昔に読んだ記憶があって、なんとなく覚えていた。簡単にいうと、fish は「フィッシュ」よりも「フィーシ」の表記の方が落ち着く、というような内容でした。
さて、まだるっこしい、については
http://q-eng.com/diary/8820
引用はじめ
> I'm proud of winning the tournament.
> 「私はその大会で優勝したことを誇りに思う」
> は誤りですか。
> I'm proud of having won the tournament.
> と書くべきなのでしょうか。
う~~~ん、ちゃんと調べないとわからないですが、おそらく
I'm proud of winning the tournament.
「私はその大会で優勝したことを誇りに思う」
で大丈夫だと思います。
理由はまさに「まだるっこしいから」
つまり、
「文脈上、事は述語動詞よりも前のことだということが明らかならば、わざわざ「having 過去分詞」にせず、「~ing」でOKだということ」です。
引用終わり
勝手に引用してしまって申し訳ないけれども、ここで(質問者の方ごめんなさい、コピペがしにくいので)、「まさにまだるっこしい」とあり、ここだけ読んで青字部分はキチンと読まなかった。
なぜかというと、win the tournament ここで、win という語の語感からして having won と言うのはまだるっこしい、つまり勝った⇔負けた、そういう意味で使う語は言い切ったほうが文体的にも効果的と感じられる、と言うのが私の印象で、あまり時制は意識していないのです。特に簡潔さを好む米語の方が英語よりも省略が見られる傾向はこのようないわゆる文体、スタイルのような意識に関係があると僕は考えている。
そういわれると、あ、時制が大切か、とは思いますけど、ほぼ意識はしていない、と思う。 have won と言わなければならない状況は、犬のしつけなどでご褒美のえさをもらってうれしそう、というときであれば
having won the prize, he looks satisfied … ということがあるのかなぁ、と言う感じがする。けれども、時制を意識した分詞構文にしてしまうと、 he looked satisfied... となるか。見直してみると。
もちろん、winning the prize, he looks he’s satisfied... としてもあまり変わらないかな、とも思えるし。ただ、より口語的な感じは受ける、かも。
イマとっさに思いつきで書いたので、どうかなぁ、と感じる方はご意見をお願いします。
なお、動名詞というか ing 形になりにくい動詞、ロシア語についてよくは知らないけれども、「完了体、非完了体」というのがあって、以前どなたかも触れていたように記憶している。
realize や notice のような動詞について、beginning to realize/notice 的に realizing/noticing を使う人もいるけれど、用法としてはどうだろうか、と言うようなフォーラムもけっこうあった。最近は聞かないほうが多いかな。僕はあまり好きくない。
そして、イマはBBCでも we’re finding out about what’s happening in Egypt のような番組宣伝を流していて、聞くたびに、どうかなぁ、と感じてはいる。
さらに、しつけている人の手の中にあるご褒美、と想定してしまっているので、 the prize としたほうが例文としてはすっきりするのだろう、というか the prize としてしまう。
これは結構意味のあることで、例文として短い例文、挿絵や写真のある例文などの場合、どうしても「そこにある」というようないわゆる共通認識的な the が出て来やすい。そのあたりの the の使われ方が、NHKの基礎英語などではテキストを買ってはいないので説明があるかどうかわからないものの、物語として想定されていて場面から定冠詞にせざるを得ないところも多く、どうしたらうまく感覚をつかんでもらえるのか、かなり気になっている。
文脈や英語の論理として求められる冠詞というのが当面の課題かな、とゆう気がしているところです。
米語で having said that と「まぁ、これこれと話してきたけれども」というような意味合いでの introductory phrase があり、よく聞くけれども、これも短くして、 that said で済ませるヒトも結構多い。今思い出したのでちょっと付け加えておきます。
取り敢えず、以上。
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