夫からメールが来た。
「これから打ち上げの飲み会になりました。帰りが何時になるかわからないので先に寝ていてください。」
あーよかった。夫のご飯の支度をしなくていいのね。
私は一応夫が帰ってくると必ずおかずを温めご飯を出してから寝る。
寝ていても起きてご飯を温めて出す。
本当は寝ていたいのだが、夫が玄関のカギをガチャガチャやると、繊細な私は絶対に目が覚めてしまうのだ。
だから、ご飯がいらないとすごく楽だ。私一人なら、冷蔵庫にある物で済ませられるものね。
これで帰ってこないならもっと嬉しいんだけれど。
私は朝、早いと4時半、普通で5時半に起きて、ご飯を出して夫を駅まで送って帰ってくると、起床から約1時間。
だから、夫が帰ってこないと翌朝が楽なんだなあ~。
でも、賢い妻はちゃんと本音と建前を使い分ける。
だから、夫に次のようなメールを送った。
「分かりました。帰りは何時でも構わないけど、気をつけて帰ってきてください。」
暗に、別に無理して帰ってくるなよ~、と言う意味を込めて。
夫はその夜遅く帰宅した。私は気づいていたけれど、ご飯を出す必要が無いのでそのまま私は布団から出なかった。
翌朝夫が言った。
「昨日、あーちゃんから来たメールを会社の人に見せたら、『いいなあ』って言ってたよ。みんな、早く帰って来いって返事が来るんだって。」
「あ、そうなの(にっこり)。」
賢い妻はこんな時本音を言わない。
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