Q-Eng

２０１１年１２月３１日夜９時ごろ。
私は例年のごとく、終わらない大掃除に疲れ果てながらも、翌日のお雑煮の支度などしていた。
テレビは、時々紅白歌合戦がかかっていたが、ほとんど他の番組を誰かが見ていた。

私　「あ、芦田 愛菜ちゃん、見そこなった。」
娘　「あれ？見たかったの？」
私　「うーん。ちょっとね。」
娘　「あ、そうだったんだ。愛菜ちゃんは早い時間だったんだよ。」
私　「うん。小学生だもんね。今日はどんな服を着ていたかちょっと見たかったんだ。」

私はすぐに歌い踊りだす。だから娘は、「マルちゃん麺づくり」の真矢みきが出てくると、毎回、「お母さんみたい。プフ。」と、笑う。
例によって例のごとく、今回もちゃんとふりをつけて歌いだす。
私　「♪マルマルモリモリ　みんな禿げるよ♪」
娘　「（笑）お母さん！違うよ！」
私　「あ！間違えちゃった。なんか変だと思ったんだ。ははは！『みんな禿げるよ』だって！ははははは」
娘　「ははははは。でもさ、小学生なんか、そう歌ってそうだよね。」
私　「うん。『♪マルマルモリモリ　みんな禿げるよ。ツルツルテカテカ　明日も♪♪♪」
私＆娘　「禿げるかな！！！あはははは！！！」

「何やってるの・・・・？」
ただ一人、この歌をよく知らない夫は怪訝な顔をして私と娘が爆笑するのを見ていた。

こうしてあーす家の２０１１年は過ぎ去ろうとしていた・・・・・。
来年の大晦日も、こうしてみんなで笑って過ごせますように・・・。