実家の電子レンジがまともに動かない。
ワット数が900, 600, 300と切り替えられるはずが切り替わらない。時間も、10分と1分と10秒単位のキーがあるが、なぜか加熱時間が常に15分と表示されていて、他の時間に設定できない。おまけに、一時停止キーが全くきかない。
つまり、900ワットで15分加熱しかできず、一時停止ができないのだ。
そのレンジを母はどうやって使っているかというと、スタートボタンを押してそろそろいいな、と思ったら、加熱中のレンジの扉を、ばっと開けるのである!
レンジが作動中は、電子が飛び出して危ないから絶対に扉を開けてはいけないと昔言われて、私は忠実に守っているのに、母はそんなことは完全に無視である。
私 「あのね、お母さん。扉を開けるのは危ないからやめて。」
母 「だって他に止める方法が無いじゃない。」
私 「だから、新しいレンジを買いに行こうよ。ヤマダ電機が近いんだから。」
母 「いいわよ。ちゃんと動いてるから。」
私 「ちゃんと動いてないじゃない!」
電気関係の仕事をしている私の夫も母に言う。
夫 「いや、危ないですから、買い換えないと駄目ですよ。最悪、火事になることだってありますから。」
母 「ふん・・・・。」
母は、自分に異を唱える夫を無視した。
娘の毛蟹も言う。
「おばあちゃん。何かあったら心配だから、レンジ、新しいの買いに行ってね。」
母は言う。
「なんで買い換えなきゃだめなの。ちゃんと動いてるじゃない。大丈夫よ。」
我が家にはとても買えない高い物も平気で買う母なのに、なぜかこのレンジにはこだわっている。
そして、センター前日の朝。
母から電話があった。
Life with mother 1・・・センター試験前日
http://q-eng.com/diary/7902
母 「あーすには何も出来ることはないけど、おばあちゃんに何かできることはある?あったら何でも言ってちょうだい!」
毛蟹 「あ・・・・なんにも無いよ。・・・・・私が頑張るしかないから。」
その日の午後、私は実家で母の手伝いをしていた。すると、毛蟹からメールが来た。
毛蟹 「おばあちゃんに、『何かできることある?』って聞かれた時に、『電子レンジ買い換えて』って言えば良かった・・・・・。」
私 「おばあちゃんにメール読んであげた。笑ってた。明日は忙しいから、明後日買いに行くよう説得する。」
毛蟹 「うん・・・頑張って説得して・・・。」
私 「お互い頑張ろうね」
毛蟹 「うん (`・ω・´)」
多分、私が頑張って説得してもだめだろうから、センター試験が終わって帰って来た毛蟹を連れて実家に行こうかな・・・・・・。
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