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娘の毛蟹には、Ｃちゃんという予備校での友達がいる。よく一緒にお昼を食べたり、買い物に行ったりしているらしい。

娘　「あのね、今日ね、予備校の友達にね、『毛蟹ちゃん、いつも一緒にいるかっこいい人、彼氏？』って言われた。」
私　「え？Ｃちゃん、男の子に見えるの？」
娘　「うーん。顔はとってもかわいいよ。髪の毛は短くしてる。177センチあって、体重は40キロ台なんだって。」
私　「えー？モデルさんみたいじゃない？」
娘　「うん。他の人たちがね、『わー、モデルみたい。』っていうよ。」
私　「で、カッコいいモデルの男の子に見えるわけ？」
娘　「うーん。後ろから見たらそうかもしれない。脚が長すぎてウエストが細すぎて入る服がなかなか無いから、男物のパンツはいてベルトでウエスト締めてるの。上は・・・・Ｔシャツとかシャツが多いな・・・・・。靴もサイズが無いからスニーカーとかはいてるの。」
私　「じゃあ、太めの毛蟹と細いＣちゃんじゃ、一緒にいたら串団子カップルじゃない（笑）。」
毛蟹　「うん。二人でいるとさ、お互いにコンプレックスを刺激しあうんだよね。『互いに足りないものがいろいろあるよね。』って話してるの。私は身長がもうちょっと欲しいし、もっとやせたいし。Ｃちゃんはもっと背が低くなりたいし、もうちょっとバストが欲しいし。」
私　「ははは。なるほど。」
娘　「それでさ、Ｃちゃんが男物のお店で服を買う時、私が選んであげたり、私が服を買う時、Ｃちゃんが一緒に見てくれたりしてると、はたから見たら、絶対カップルに見えてるだろうなあって思うんだよね。あーあ。Ｃちゃんみたいな彼氏、欲しいよー。」