毎週水曜日は smart.fm で更新してきた、
旧チャンネルブログの文法問題を引き続きお届けします。
今週は解答編です。
今週もチャレンジしてくださった皆様。ありがとうございました。
少なくともやりにくく感じられたようですね。
それでは解答と解説です。
-------------------------------------
次の各文はAとBのどちらが正しいか、選びなさい。
1・A The animal resembles to a rat.
・B The animal resembles a rat.
解答:
B The animal resembles a rat.
解説:
resemble「~に似ている」は
他動詞。したがって to は余計。
(その動物はネズミに似ている)
-----
2・A We hope for your success.
・B We hope your success.
解答:A We hope for your success.
解説:hope は少し厄介。
自動詞も
他動詞も両方あるからだ。
他動詞の場合、
⇒
目的語は
「that SV~」か「
to do~」に限る。
つまり、形だけだと
○
hope that SV~ 「that SV~ を望む」
○
hope to do ~ 「to do ~ を望む」
×
hope 名詞
と使う。
例文
○・I
hope that I'll see you soon.(じきにお目にかかりたいと思います)
○・I
hope to see you soon.(じきにお目にかかりたいと思います)
⇒
目的語が「
名詞」
だけの場合、
hope は他動詞として使えない。
自動詞として使うことになっている。使う前置詞は
for。つまり
○
hope for 名詞
となる。
だから
○ We
hope for your success.
× We
hope your success.
となる。
(我々はあなたの成功を希望している)
------
3・A A lot of people attended to the funeral.
・B A lot of people attended the funeral.
解答:B A lot of people attended the funeral.
解説 attend も
自動詞と
他動詞の両方ある。しかしこれは hope と違い、
自と他で意味が異なる。
つまり
自動詞で使う場合⇒
attend to 名詞 「~に注意する、~の世話をする」
他動詞で使う場合⇒
attend 名詞 「
~に出席する、~に通う」
となる。
今回は funeral(お葬式)に「
出席」しなければならないはず。したがって、
他動詞で使わなければならない。
(多くの人々がそのお葬式に参列した)
------
4・A He entered into my room.
・B He entered my room.
解答:B He entered my room.
解説 enter も
自動詞と
他動詞の両方ある。これも attend と同じで、
自と
他で意味が異なる。
つまり
自動詞で使う場合⇒
enter into 名詞 「(仕事など)を開始する」
他動詞で使う場合⇒
enter 名詞 「
~に入る、参加する」
となる。
今回は room(部屋)に「
入らければならない」はず。したがって、
他動詞で使わなければならない。
(彼は私の部屋に入ってきた)
------
5・A He came into my room.
・B He came my room.
解答:A He came into my room.
解説
come は
自動詞である。
目的語を取るには「
前置詞が必要」。だからどうしたってA。
(彼は私の部屋に入ってきた)※4と同じ意味になる。でも4は前置詞がいらない。
------
6・A I apologized to him for my rudeness.
・B I apologized him for my rudeness.
解答:A I apologized to him for my rudeness.
解説
apologize は
自動詞。「~に謝る」と言いたい場合は、
to を使う。
「~に…を謝る」と言いたい場合は、apologize to ~ for … と使う。
(私は彼に非礼を詫びた)
------
7・A He quite agreed with me on that point.
・B He quite agreed me on that point.
解答:A He quite agreed with me on that point.
解説 agree は 2の hope と同じタイプ。
自動詞も
他動詞も両方ある。
他動詞の場合、
⇒
目的語は「
that SV~」か「
to do~」に限る。
つまり、形だけだと
○
agree that SV~ 「that SV~ ということで意見が一致する」
○
agree to do ~ 「to do ~ということで意見が一致する 」
×
agree 名詞
と使う。
⇒
目的語が「
名詞」
だけの場合、他動詞として使えない。
自動詞として使うことになっている。使う前置詞は with か to 。with か to かは厳密な使い分けがある。
agree with (
人) 「(
人)の意見に同意する」
agree to (
提案) 「(
提案)に同意する」
という具合に使い分ける。今回は(
人)なので
with。
He quite agreed with me on that point.
(彼はその点については全く同意見であった)
------
8・A He agreed with that there was no other alternative.
・B He agreed that there was no other alternative.
解答:B He agreed that there was no other alternative.
解説 agree は「
that SV~」を
目的語とする場合、
他動詞になる。
つまり
○
agree that SV~ 「that SV~ ということで意見が一致する」
と使う。したがって B。
(他に選ぶ道はないということで我々は意見が一致した)
---------
という具合でした。
辞書引かないと、正確にはわかりません。
もっともね~~こういうのはね~英語のセンスがあふれる人は勘で全問正解になるのよ~~~
私?
勘だったら全問不正解です(ToT)。
私ほど、英語のセンスがない人はそうはいませんよ。
だから、こういうのをいちいち(文法問題集などで)出くわして、いちいち覚えたものです。
ご参考に。
いかがだったでしょうか? それではまた来週!
問題編
http://q-eng.com/diary/529
出典参考
コメント