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mouthbirdさんの日記

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2010年
09月15日
03:47 mouthbirdさん

現在形と未来時制(解答編)

毎週水曜日は smart.fm で更新してきた、旧チャンネルブログの文法問題を引き続きお届けします。
今週は解答編です。

今週もチャレンジャーの皆さん、ありがとうございました。
それでは解答と解説に参ります。

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次の各文に誤りがあれば訂正し、なければ「なし」と書きなさい。

(1) I can't tell if it is fine tomorrow.

解答: iswill be にする。
解説: if の後は未来時制なら現在時制にする、と覚えていらっしゃたら、それは間違いである。
 [if~] が副詞節ならば、未来時制は現在時制にしなければならないが、
 [if~] が名詞節ならば、未来時制は未来時制のまま にしなければならない。

なお [if~] が副詞節ならば、未来時制は現在時制にしなければならない…というルールは「時・条件を表す副詞節は、未来のことでも現在時制で書く」というルールがあるためです。


副詞節や名詞節という言葉の意味が分からない人
「時・条件を表す副詞節は、未来のことでも現在時制で書く」というルールがよく分からない人

ここを読んでください。
http://q-eng.com/diary/2468

今回の [if it is fine tomorrow] は、他動詞tell の目的語になっています。

 [if it is fine tomorrow] tell できない…というわけです。

したがって if 以下は「名詞節」です。

したがって、ここは「未来時制」。iswill be にします。
なお、[名詞節の if~] は「~かどうか」という意味です。「もし~ならば」という意味ではありません。
(私は明日晴れるかどうか分からない)

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(2) Let's start before he will come back.

解答: will come comes にする。
解説: これこそ「時・条件を表す副詞節は、未来のことでも現在時制で書く」というルールが働くのです。
before he will come back.は「時を表す副詞節」なので、ここは現在時制でなければならないのです。
(彼が戻ってくる前に始めましょう)

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(3) "The phone is ringing." "I am going to answer it."

解答: am going to will にする。
解説: be going to と will の違いの問題。中学校では「同じ」と習う。が実際は少し違う。
色々違いはありますが、大きな違いは、
be going to は「前もって予定していることを示す」表現
will は「その場でそうするつもりがあることを示す」表現
という点です。
(電話が鳴ってるよ)と言われたのだから、「それなら私が出るよ」という意志を表現しないと不自然。したがって will にする。
(「電話が鳴ってるよ」「私が出るよ」)

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(4) If you come, Mother will be glad.

解答: なし
解説: ここの「If you come」がポイントでした。ここに will がいるかどうか? ここまで読んでくださった方なら分かると思いますが、この will はいらないわけです。理由は「時・条件を表す副詞節は、未来のことでも現在時制で書く」というルールの所為です。
今回の If you come.は「条件を表す副詞節」なので、ここは現在時制でなければならないのです。
(もしあなたが来たら母は喜ぶだろう)

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(5) The plane leaves at ten tomorrow morning.

解答: なし
解説: これは「なし」です。これには新しい知識が必要です。
・公共性のある予定の場合、現在時制で表せる。
という文法があります。時刻表のような「予定表」がイメージできる場合、未来のことでも「現在形」で表現できます。一般的に「公共性のある予定の場合、未来のことでも現在時制で表せる」というのが多くの文法書などの説明ですが、どうやら正確には違うようです。
頭の中で「(時刻表のような)予定表」がイメージされれば、公共性の予定でなくても、つまり「個人の予定」でも、未来のことは【現在形】で表現できる
 ↑これが正確らしいです。
なお、この文章を will leave にしたら間違いか? と問われれば、実は「間違いではない」です。あくまで「現在形でも間違いではない」のです。
(その飛行機は明日の午前10時に出航する)

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(6) Before she got married, her life was more exciting.

解答: なし
解説: これも「なし」です。これは before という単語の性質を問う問題です。
実際は、結婚する前の方が時制的に古いですから、
Before she got married, her life had been more exciting.
としたいところです。実際、これは間違いでは無いのですが、でもちょっと不自然なのです。
実は before は「~の前(に)」という意味なので、わざわざ過去完了にしなくても「事の前後の順番」が明らかなのです。この場合は、両方とも過去形のほうが良いのです。
(結婚する前のほうが、彼女の生活はより面白かった)

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いかがだったでしょうか?
時制は得意な人ほど、苦手ですよ。間違ったら、それはあなたが英語が得意な証拠かもしれません。
でも間違いは直しましょう。

ではまた来週~

問題編
http://q-eng.com/diary/449

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コメント

1番~6番を表示

2010年
09月15日
04:37
MihoGさん

マウスバード先生、丁寧な解説をありがとうございました!うれしい顔
解説を読んでいて、そういわれてみれば…と、経験と説明が一致していて脳に浸透していく感じを覚えました!!!
時・条件を表す副詞節は、未来のことでも現在時制で書く

ですね!

2010年
09月15日
07:26
mouthbirdさん

>>1 MihoGさん

いえいえ~ほっとした顔
MihoGさんは、経験で英語ができている方ですからね。MihoGさんの場合は、経験の修正作業が文法の学習になるでしょう。
はい、時・条件を表す副詞節は、未来のことでも現在時制で書く、のです。この長ったらしい文言を忘れないように覚えてくださいね^^。

2010年
09月15日
12:42
ken14さん

今回もありがとうございました。
 (2)の |()s は悔しいです。 (6)は勉強になりました。
 
なかなかパーフェクトとはいかないようです。
 次回もお待ちしております。

2010年
09月16日
00:01
mouthbirdさん

>ken14さん
いえいえ~
私もよく三単現のsを忘れます。お互い気をつけましょう^^
次回もヨロシクです。

2010年
09月17日
21:34
hadaさん

解説ありがとうございました。
(2)はコピペして編集しているとつい忘れてしまいますね。
沢山間違えたのですが、英語が得意なわけではありません。(笑)
次の問題も楽しみにしています!

2010年
09月18日
00:25
mouthbirdさん

>>5 saruさん
なるほど、うっかりされたのですね。私はコピペでなくてもしょっちゅう忘れます。お互い気をつけましょう。
次回もぜひよろしくお願いいたします。^^

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