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mouthbirdさんの日記

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2010年
08月04日
17:07 mouthbirdさん

英文における省略の問題(解答編)

毎週水曜日は smart.fm で更新してきた、旧チャンネルブログの文法問題を引き続きお届けします。
今週は解答編です。

省略は苦手な人が多いかな~と思って作った問題でした。
でも正答率はいいですね。
会話だと、省略を見抜かないと大変なときもありますよ。

それでは、解答と参りましょう。

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次の日本語にの意味の英文になるように、[     ] の語を正しく並べ替えなさい。
(A)兄は青いフリスビーを選び、私は赤いフリスビーを選んだ。
My brother chose a blue Frisbee, [ a / and / I / one / red].

解答 and I a red one.
解説 省略の基本形として、同じ要素のものは省略される、というものがある。
本問であれば 省略を補えば
 My brother chose a blue Frisbee, and I chose a red one
となる。

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(   )に入れるのに最も適切なものを、1~4から選びなさい

(B)Cold chicken is delicious (  ) salad.
1・when eaten with 2・when eating with
3・with when eaten 4・with when eating.

解答 1・when eaten with
解説 when, while, if, though の後の「S+be」はよく省略される。
したがって、1か2が正解になる。
1の場合 Cold chicken is delicious when it is eaten with salad.
2の場合 Cold chicken is delicious when it is eating with salad.
 it は Cold chicken。
 コールドチキンは何かを食べるのではなく、食べられるほう。したがって2のような進行形はおかしく、受動態でなければならない。
(コールドチキンはサラダと一緒に食べるとおいしい)

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(C)There is little, (  ), hope of his recovery.
1・if any 2・if ever 3・if only 4・if some

解答 1・if any
解説 if any で「もし~があるにしても」である。次の問題の if ever と紛らわしい。
if any は few/littel の後で用いられることが多い。
もし省略をちゃんと補えば
 There is little hope of his recovery, if there is any hope.
である。
(彼が回復する見込みは、もしあるにしてもほとんどない)

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(D)I seldom, (  ), go to my hometown in Hokkaido.
1・if any 2・if ever 3・if never 4・if rarely

解答 2・if ever
解説 if ever で「たとえあるにしても」だが、if ever は通常 seldome/rarely「めったに~ない」という準否定語の副詞と共に使う。
もし省略をちゃんと補えば
 I seldom go to my hometown in Hokkaido, if I ever go to my hometown.
である
(私は、たとえあるにしても、めったに北海道の故郷の町に行くことはない)

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(E)John isn't a bad boy. If (  ), he's a pretty good one.
1・anybody 2・anything 3・nobody 4・nothing

解答 2・anything
解説 if anything で「どちらかといえば」か「(たとえあるにしても)=if any」の意味になる。
これは、省略というよりは、単純な「熟語」として考えたほうがいいだろう。(というか何の省略かが思いつかなかった)
(ジョンは悪い少年ではない。どちらかといえば、彼はかなり良い少年だ)

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(F)Mr.Smith is a careless driver, (  ) a dangerous one.
1・if any 2・if ever 3・if not 4・if only

解答 3・if not
解説 if not は「~ではないないにしても」という意味。省略を補うと
 Mr.Smith is a careless driver, if he is not a dangerous one.
である。
(スミスさんは不注意なドライバーだ。危険なドライバーではないにしても)

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以上でした。
難しかったですかねえ?
それではまた来週の水曜日です。

問題編
http://q-eng.com/diary/417


出典

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コメント

1番~5番を表示

2010年
08月05日
09:09
ken14さん

Mouthbirdさんへ
 今週もありがとうございました。 (F)が誤っており、全問正解ではありませんでしたし、(D)の解釈も間違っていました。
 なかなか英文解釈も一夜にしてならず、一問一問づつの積み重ねですね。自分の非力さを感じ、次へのステップへの原動力になります。
 来週も楽しみにしています。

2010年
08月05日
17:21
mouthbirdさん

>>1 ken14さん

ああああ、すみません。勘違いしてました。今修正しました。申し訳ありません。
はい少しずつ修正されればと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
(例の計画の方もよろしくです^^)

2010年
08月06日
09:41
ノロイさん

昨日たまたま本で否定省略文(not todayなど)について読んだところでした。自分の解釈のいい加減さがよくわかりました。なるほど、こんな仕組みなのね、と思いました。でもきっとしばらくたってこの手の文に会うとまた間違えるはずです。本当に一問一問の積み重ね、覚えたことの上塗り上塗りの繰り返しだと思います。

私はDとEがだめでした...

2010年
08月10日
08:02
hadaさん

難しかったです。辞書などを見たのですが間違えていました。
(A)の解説にある a red one は青色じゃなくて強調した黒色の間違いですね。
次回の問題も楽しみにしています!

2010年
08月10日
22:32
mouthbirdさん

>イクさん
ふむふむ。ちょうど読んでいたところだったのですね。このように問題を解かないと、身に付いているかどうかわからないものです。そして大概の場合は身に付いていません。
だから、文法を身に付けるには問題集が必要なんですよ。社会人ほど問題集に手を出さない傾向があります。ぜひやって欲しいと思います。

>saruさん
参加ありがとうございます。難しかったようですね。
ああ、ホントだ、黒強調でしたね。今直しました。ご指摘ありがとうございます。
明日は水曜日でまた問題の週です。ぜひチャレンジをまたお願いいたします。

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