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17 Again (セブンティーン・アゲイン) 2009 映画の英語
17歳のMikeは高校のバスケットボールのスター選手。大学からスカウトが来ている大事な試合に臨む。
その試合がまさに始まるとき、姿を見せたのは彼の恋人のScarlet
Mike: I’m glad you’re here, Scar. This whole scout thing+ has me wicked nervous.+
マイク: 心強いよ。スカウトのせいで緊張してるんだ。
「has me wicked nervous」のところがわかりにくかった。
「makes me very nervous」のことだろうか。
さて、Scarletは妊娠していたのだ。ためらう彼女からそれを聞き出してしまったMikeは、試合を途中で放り出して彼女のもとへ…。
・・・・・
次の場面では、Mikeは中年になっていて、娘Maggie(その時身ごもった子だろう)と息子Alexは高校生。
華々しい未来が約束されていたも同然なのに、それを投げ打って結婚したとみられる。
そのことにまだ未練をもっていたらしく、妻にあたったりして、夫婦関係もうまくいかなくなり、離婚調停中。
また、難しい年頃の子どもたちとも、当然ながら心が通じていない。
仕事もうまくいかなくなり、Mikeは母校に飾ってある昔の栄光の写真の前にたたずむ。
突然現れた、なれなれしく名を呼ぶ初老の用務員に
Mike: Do I know you?
マイク: 前に会った?
この「Do I know you?」は、この映画の別のシーンでも出てきたし、結構よく聞く言い方だ。
でも、ちょっと失礼な言い方なんじゃないだろうか。「あんた、誰?」みたいな。違うだろうか。
実はこの用務員が不思議な人物で、「人生をここからやり直したいか?」と聞いてくる。
少し後、雨の中でこの人と会うと、なんとMikeの体は17歳の時点のものに戻っていたのだ!
混乱したMikeだが、この事態がどういう意味かを考える。
考えた末、親友のNedの協力で彼の息子ということにしてもらい(書類等を偽造し)Mikeは偽名のMarkとして、彼の母校(娘や息子も通っている)に高校生として転入することに成功する。
息子のAlexとは友達として近づく。
そして、Alexがなんと、バスケ部のキャプテンStanのいじめに遭っていることを知る。しかも、StanはMaggieの恋人だというのだ。
自分の人生をやり直すどころか、自分の家族を別の目から見るようになり、驚きの連続。
今まで、いかに妻や子供たちのことを知らなかったか、思い知らされる。
高校生を演じているはずが、ボロが出てあせるなど、結構笑えた。
Alexとは親友になり、バスケットの特訓をしたり、恋愛の応援をしたりー。
Alexが思いがけずバスケットボールがうまいのを知ると、バスケット部に入ることを勧める。
Mike(Mark): You should be on the team. I’m going to get you on the team.
マイク(マーク): 入らなきゃ。入れてやる。 *
「on* the team」にいつも迷ってしまう。「in」にしたくなるのだ。
やがて家にも出入りするようになると、妻のScarletとは「親友の母」として会う機会も増える。
Scarlet: Wow. This is gonna take some getting used to.
スカーレット: やっぱり そっくり
これは、意訳ではないんだろうか。
「(高校生の頃の夫にあまりにもそっくりで、変な気持ちになる。)それに慣れるにはちょっと時間がかかりそう」
という意味? それとも…?
MaggieがついにStanに振られ、泣いているところを慰めるMike。
Mike(Mark): When you’re young, everything feels like the end of the world.
It’s not.
It’s just the beginning.
You might have to meet a few jerks, but one day, you’re going to meet a boy who treats you the way that you deserve to be treated.
Like the sun rises and sets with you.
こんなセリフ、高校生が言うわけないのに。
でも、これでMaggieは(父とは知らず)Markに惚れてしまい、ひと騒動。
この映画はコメディでもあるのだが、最後の部分は感動ものだった。二回観て二回とも泣いてしまった。
もちろんハッピーエンド♡
素直な愛の告白って、やっぱり心を打つものだ。
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