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mouthbirdさんの日記

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2008年
10月08日
07:23 mouthbirdさん

未来を表す時制(その2)(解答編)

こんにちは。旧チャンネルブログ の流れを汲む日記の水曜日がやってきました。
今回は前回 の流れで、未来を表す時制(その2)の解答編をお届けします。
参加してくださった皆様、本当にいつも感謝しております。ありがとうございます。m(_ _)m
なお 問題編はこちら。(その1の解答編はこちらです)
参考出典元は「ここがおかしい 日本人の英文法 T.D.ミントン著 安武内ひろし訳 研究社」です。




問題1
(A)“I'm going to France next summer. I'm studying French at a language school in Paris.”
(B)“I'm going to go to France next summer. I'm going to study French at a language school in Paris.”
 もし、「既にフランス行きの手続きは全て終えている。航空券も予約済み。語学学校も申し込み。準備万端!」ということを示したい場合、(A)と(B)どちらが適切でしょう?

正解 A
解説 出典元にはこうあります。
>もし、(A)の文を誰かが私に言ったとすれば、すでに必要な手はずはすべて整っていると私は思うでしょう。つまり、フランス行きの航空券は予約してあり、語学学校にはすでに申し込みをすませてある、と。一方、(B)ではそのような周到な準備は含意されていません。したがって、その計画がキャンセルとなったと聞いて驚くのは、(B)よりも(A)の場合です。
つまり
【予定・計画のレベル】で言えば
  現在進行形 > be going to
なのです。




問題2
「来週の火曜日、福岡にいます」この英訳として「使えない」ものはどれでしょう?
(A) I am in Fukuoka next Tuesday.
(B) I'm being in Fukuoka next Tuesday.
(C) I'm going to be in Fukuoka next Tuesday.

正解 B
解説 出典元にはこうあります。
>現在進行形が未来の予定・取り決めを表す用法には1つの重要な例外があります。それは、述語動詞が be のときです。
したがって、(B) は使えないことになります。
では、(A)はどうか? 実は使えます。
これは前回の hada さんの質問私のコメントを参照していただければと思います。
現在形でも未来を表すことがあります。
 →「スケジュール的なイメージで現在形になっている。その場合は個人の予定でも現在形」
 →<頭の中に「スケジュール表」のようなイメージが必要で、それがないと現在形にならない>
という理由です。逆にそれがあれば、現在形でも未来のことを表せます。




問題3
あなたは飛行機に乗って上空を飛んでいます。
突然、轟音が鳴り響き、両翼がもげてしまいました。このとき、隣の座席のアメリカ人にも聞こえるように、正しい英語を使うとすれば、次のどちらが適切でしょう?
(A) We're dying.
(B) We're going to die.

正解 B
解説 出典元にはこうあります。
>be going to には現在進行形とまったく重ならないはっきりとした用法が1つあります。それは、現在の状況から考えて未来に起こることがほぼはっきりわかっているときに使います.
>(中略)
>このとき、隣のアメリカ人に

> We're going to die.

>と言えば、あなたは be going to do に対する深い理解度を相手に示すことになるでしょう。もっとも、そのアメリカ人がその危機的状況であなたの卓越した英語力に感銘を受けるとは思えませんが。
>この場合、現在進行形(=We're dying)はまったく不適当です。なぜなら、飛行機の墜落が個人的な予定、つまり、やろうと手配しておいたことであるはずがありませんから。
つまり、現在進行形だと、(問題1のように)準備万端のように見えるのです。もしくは、「死に続けている」という感じでしょうか? どちらにしても不適当になってしまいます。




問題4
もし、あなたの上司が
「君の給料を上げようと思っていたんだけどねえ」(このとき既に給料をもらっている。実際は上がっていなかった。)
という意味の英語を言ったとすれば、次のどちらが適切でしょう?
(A)“I was giving you a raise.”
(B)“I was going to give you a raise.”

正解 B
解説 出典元にはこうあります。
>be going to do に関してもう1つ述べておきたいことは、過去形の was / were going to do です。これは、過去においてやろうと思っていながら、実際にはやらなかったことについて述べるときに使う便利な表現です。
つまり
過去進行形にしてしまうと、「そうしてしまった」ことを表してしまい、
was / were going to do 「そうしようと思ったけど、しなかった」という意味になるのです。




いかがだったでしょうか?
日本語ではこの区別がないために、英語で上手く使い分けるのは難しいですよね。




次回は、未来を表す時制(その3)(問題編)です。
will について取り上げます。(その1)で疑問がまだ1つ残っていますよね。
>【2】・will+原形動詞ってその瞬間に何かやろうと思いついたとき以外には使えないのか? そんなはずはないはずだ…!
これについて、考えます。お楽しみに。




※今回の(その2)の問題編はこちら

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コメント

1番~19番を表示

2008年
10月08日
07:40
neginohanaさん

例えば、銃弾を受けて倒れ、今にも息絶えそうな人のことを

*He is dying.*

って言えますよね? 

予定ではなく、本来の意味での進行形:死につつある・・ってことで。

2008年
10月08日
11:17
さん

2:

yokokun のコメント:
いつも ありがとうございます♪
その1の方が 易しく感じました。 はい。
また、理解を深める機会を ありがとうございました☆

2008年
10月08日
13:23
さん

3:

ninokazu2001 のコメント:
私も3がよくわかりません……。
He is dying./He is going to die.
彼は死につつある。/彼は死ぬだろう。

と考えると、
He is dying.
がなぜ「彼は死ぬ予定だ」「彼は死ぬ手配をしている」???????
となってしまうのか……。

2008年
10月08日
13:30
さん

4:

hada のコメント:
解説ありがとうございます! 問題 3 間違えちゃいました。 次の問題も楽しみにしています。

2008年
10月08日
14:56
さん

5:

riche のコメント:
解説ありがとうございます。
時制のことを考えるとても良いきっかけになりました。

2008年
10月08日
15:52
GoodGriefさん

Mouthbird先生、お疲れ様です。(^-^)



なるほど!

Mouthbird先生が「個人的なスケジュール」という言葉で表現しようとしていることがつかめたような気がします。



結果的には「動詞」次第で、「be ~ingにできるもの」と「be going toにした方がよいもの」とに別れることになりますか?

◎study Frenchやtake the trainのように、自分の意思で決められる動詞は、be ~ingもbe going toもほぼ同じ意味で使える。

●I'm watching my favorite TV show tonight.

●I'm going to watch my favorite TV show tonight.

(両者ほぼ同じ意味)



◎die, fall over, rainなどのように自分の意思とは無関係に生じてしまう動詞には、be ~ingは使えない。

●よちよち歩きの赤ちゃんを見て、「きっと転ぶぞ」というときにはThe baby is going to fall over.が〇で、The baby is falling over.はダメ。

●空の黒雲を見て、「きっと雨が降るぞ」というときにはIt's going to rain.は〇だが、It's raining.はダメ。



それと未来時制の趣旨とは直接関係のないことですが、

問3の場合、be killedの代わりにdieでもよろしいんでしょうか?dieは「主に自然死や病死のときに用いる」と習った気がするんですが...


2008年
10月09日
01:18
mouthbirdさん

>neginoharaさん

そうですね。

He is dying, だと、彼は病気や怪我などで、すでに死に掛けていないといけないですね。

問題の飛行機事故の場合は、まだ病気も怪我もしてないので、死にかけていない。でも死は確実だから be going to になるようです。



>yokokunさん

あら、その1のほうが簡単だったですか。あれれ…

私の予測は当たらないなあ…

ありがとうございます。



>ninokazu2001さん

>He is dying./He is going to die.

>彼は死につつある。/彼は死ぬだろう。

おっしゃるとおりです。

He is dying, を予定でとれば「彼は死ぬ予定で準備万端である」みたいな感じです。

これは変なので、普通に「~し続ける」で取って

・死に掛かる、死につつある

という感じになると思います。



>hadaさん

次回も問題を予定しています。どうぞよろしくお願いいたします。

(^-^)



>richeさん

問題を作っていて、私自身が時制を難しく感じてきました。

今後ともよろしくお願いいたします。



>GoodGriefさん

>◎die, fall over, rainなどのように自分の意思とは無関係に生じてしまう動詞には、be ~ingは使えない。

う~んと、「【予定・計画の意味】では使えない」のではないかと思います。

例えば、「死にかけている」だったら、be dying は十分使えるはずです。

>be killedの代わりにdieでもよろしいんでしょうか?dieは「主に自然死や病死のときに用いる」と習った気がするんですが…

い、良いんじゃないでしょうか? この英文はもともと、T.D.ミントン先生(ネイティブスピーカー)が作られた英文ですので…

2008年
10月09日
04:07
hiromidukiさん

よかった、今回は全問正解です。ヾ(>▽<)ゞ ♪



文法の本を買い足して、勉強した甲斐がありました~。

まだまだ、勉強する必要はありますが、また次回も頑張ります。

2008年
10月09日
04:29
GoodGriefさん

Mouthbird先生、そうですね。

「【予定・計画の意味】では使えない」です。



レベルが1つ上がった気がします。

ありがとうございました。(^-^)

2008年
10月09日
12:50
さん

10:

jas333 のコメント:
こんばんは!ヾ(^-^)o



mouthbird先生、いつも丁寧なコメントありがとうございます♪

次回は“will”ですね。楽しみにしています。



それと、先生にお願いが・・・(^人^)

いつでも結構ですので、もしも機会がありましたら、現在完了形・現在完了進行形・過去完了進行形・現在進行形・過去進行形・・そのへんの使い方の比較をやって下さい。私は今、ちょっと頭の中でゴチャゴチャになっています(>_<)



あ、でも、ほんとにもしも機会がありましたらで結構ですので。

一応、言ってみただけですですから、先生あまり気になさらないで下さいね(^^)ゞ



では、次回もよろしくお願いします。

ありがとうございました♪


2008年
10月10日
06:21
さん

11:

Ast のコメント:
前回に続き未来時制良くわかりました。

毎週本当にどうもありがとうございます。

2008年
10月11日
09:12
さん

12:

riche のコメント:
@ mouthbird 先生
>問題を作っていて、私自身が時制を難しく感じてきました。
- 「時制」「冠詞」「前置詞」「名詞の可算・不可算/単数・複数」... このあたりはほんとうに難しいですね。英語/日本語のちがいの大きさが最もはっきりと表れる部分だからでしょうね。このあたりはよく間違うので、わたしももっと勉強しなくてはと思います。

これを機会にこれらの未来のことを述べるときの表現 (will do / be going to do / be doing / will be doing ... など) についてすっきりさせられたらなぁと思います。
(自分の場合も少しだけもやっとしている部分が残っています)
わたしもそのためにいろいろ投稿させて頂きたいと思っています。

それから be going to について説明しようとすると、どうしても will との比較をせざるおえないような気がします。
次回に will を扱うとのことですが、ここでは will のことには触れないほうがよいのでしょうか?

2008年
10月11日
09:29
さん

13:

riche のコメント:
@ GoodGrief さん

>be killedの代わりにdieでもよろしいんでしょうか?dieは「主に自然死や病死のときに用いる」と習った気がするんですが…



下は「ジーニアス英和辞典」から書き出したものです。

kill 〔動詞〕

 1 [SVO]

 c [S is ~ed] (in O){人・動物が}〔O {事故などで}死ぬ〕

 《◆この意味では die に接近する》

Fifty persons were killed in a jet crash near Paris.

 (パリ近郊のジェット機墜落事故で50人が死亡した)

{= Fifty persons died in ...}



Someone died. というとき、

「自然死」「病死 (ウイルス兵器などで殺される場合を除いて多くは変死ではなく自然死だと思います)」「交通事故死」「殺人」「自殺」などどれにおいても

Someone died. という表現は成立すると思います。



Someone was killed. というときは、

基本的に「殺人」で、ジーニアスにあるように「交通事故」の場合には「事故に殺された」というかたちで Someone was killed. は Someone died. とほぼ同じ意味になります。

また病死でも何か特定のウィルスに殺されたという場合には Someone was killed. のように表現されたりし、酒・タバコ・不健康な食べ物・借金などについても "Those things are killing you. " のように表現されたりもするようです。



どういう「死」の場合でも全般的に Someone died. という表現が使えて、この Someone died. の一部の状況が、ほぼ同じ意味のものとして Someone was killed. に置き換えられるということですね。

2008年
10月11日
10:39
さん

14:

riche のコメント:
立て続けの投稿失礼します。

>He's dying. / He's going to die. について
- die という動詞を使うとイメージがつかみにくいので、動詞を fall に置き換えてみます。

He is falling. は、すでに「fall (落ちる)」という行為に入っていて、彼は落ちている最中です。
それと比べて、He's going to fall. の場合はまだその行為にまで達していません。

will / be going to @ Michael Swan's Basic English Usage
たとえば、この (↑) リンク先にある Michael Swan の Basic English Usage で説明されている He'll fall. / He's going to fall. の違いを説明したイラストを見て頂ければわかると思いますが、

He'll fall. / He's going to fall.
というとき、これらはどちらもまだ「fall (落ちる)」という行為に入っていなくて、「落ちそうだ」「落ちるよ」「落ちるぞ」というときに使う表現です。

同じように He's dying. という場合は、出血したりして die という行為の段階に入っていますが、He's going to die. という場合はまだその段階に入っていないということですね。でも die の場合は少し分かりにくいのではないかと思いました。

@ GoodGrief さん
>The baby is falling over.
これは He's falling. と同様に「赤ちゃんが転んでいる最中」だということを表現していて、赤ちゃんが傾いている状態のストップモーションみたいな感じだと思います。
下 (↓) の画像のひっくり返っている男性の銅像のようなイメージではないかと思います。
"This guy looks like he is falling over."
・〔"is falling over"〕の Google画像検索結果

2008年
10月11日
12:17
neginohanaさん

>mouthbird先生、richeさん



詳しい補足説明ありがとうございます。



GoodGriefさんのおっしゃるように、

*自分の意思とは無関係に生じてしまう動詞の場合には



be doing と be going to do



の違いは明らか*なんですね。 



前者は、すでにその状況が始まっている(進行中)。

後者は、これからその状況になりそうだ。




2008年
10月11日
13:59
さん

16:

riche のコメント:
@ neginohana さん

>自分の意思とは無関係に生じてしまう動詞の場合には be doing と be going to do の違いは明らかなんですね。

- 違いがあるのは明らかなのですが、英語学習者にとっては問題があります。



Michael Swan の Basic English Usage で説明されている He'll fall. / He's going to fall. の違いを説明したものを見てもわかるように、He'll fall. / He's going to fall. は日本語では「彼は落っこちる」「彼は落っこちるでしょう」「彼は落っこちるよ」「彼は落っこちるぞ」のように言って、この説明で表したような英語でのコンセプトを明確に区別しなかったりするのです。

(日本語では複雑な助詞の多様性で表現するように思います)

これは be doing で示す未来とほかの表現との違いについても言えることだと思います。



違いはあっても、英語/日本語のコンセプトのちがいがあるので、違いを認識するのは難しいとも言えるのではないでしょうか。



動詞の種類によって be doing がどうなるかですが、いくつか違う動詞での例を出してみたいと思います。

たとえば leave の場合、

a) He is leaving. (今現在退去中)

b) He's leaving Japan next Saturday.

 (確定度の高いスケジュールに予定されたこと)

c) He's going to leave Japan next Saturday.

 〔話者 ("I") の主語 (He) の行動に対する確信のある予測。話者は予測に証拠・根拠を持っており、これを話す時点で「彼が出国するのだ」という方向性がすでに出来ている。その意味で彼は出国するという行動の流れの中にすでに入っている〕



たとえば take my exam という場合、

a) I'm taking my exam.

 (今現在受けている)

b) I'm taking my exam next month.

 (確定度の高いスケジュールに予定されたこと)

c) I'm going to take my exam next month.

 〔話者 ("I") の意図。これを話す時点で意識はすでに「受ける」という方向性を持っている〕



それに対して、fall / die / rain という動詞を使った

He's falling. / He's going to fall.

He's dying. / He's going to die.

It's raining. / It's going to rain.

 のような英文を考えるときに、



これらの例では、「日本を出国する」「試験を受ける」の例での b) 「確定度の高いスケジュールに予定されたこと」を表現することが難しいということが分かると思います。



Present continuous tense for the future - ESL EnglishClub.Com

 (be doing で未来を表す場合)

Going to - ESL EnglishClub.Com

 (be going to do の使い方)



 (文法的理解の間違いなど遠慮なくご指摘下さい)

2008年
10月11日
16:57
GoodGriefさん

richeさん

>どういう「死」の場合でも全般的に Someone died. という表現が使えて、この Someone died. の一部の状況が、ほぼ同じ意味のものとして Someone was killed. に置き換えられるということですね。



richeさんのおっしゃるとおり、Googleで検索してみたら、die in the accidentでニュース記事が山ほど出て来ました。

ありがとうございました。(^-^)

2008年
10月12日
03:26
mouthbirdさん

>hiromizukiさん
文法を勉強中だったのですね。効果が示せてよかったのではないでしょうか?
次回もよろしくお願いいたします。

>GoodGriefさん
richeさんのコメントで疑問がより解決されたものと思います。^^

>Jas333さん
完了形と進行形ですか…
できなくはないですが、あまり時制ばかりやるわけにもいかないので…
機会があったらということでご勘弁を…
すみません…

>Astさん
良くわかったと言っていただいて嬉しく思います。
またよろしくお願いいたします。m(_ _)m

>richeさん
いろいろ情報の付けたしありがとうございます。
多くの人に役立ったと思います。
はい。willは次回と次々回なので、willの細かい情報はそのときに提示していただければと思います。
次回は問題編なので、詳しい情報の提供は次々回の解答編にしていただけると嬉しいです。^^
m(_ _)m

>neginoharaさん
おっしゃるとおり
>自分の意思とは無関係に生じてしまう動詞の場合には
>be doing …すでにその状況が始まっている(進行中)。
>be going to do …これからその状況になりそうだ。
となると思います。
(例外あるのかな? 今のところないと思っています)

2008年
10月12日
09:04
さん

19:

riche のコメント:
>GoodGrief さん

投稿読んでいただいて、ありがとうございます。



@ neginohana さん、mouthbird 先生

>be doing について

- He's leaving at 10 pm. (彼は10時に退席する)

 というように、at 10 pm といった「未来時をあらわす副詞語句」を伴っている場合にはこれは「未来の予定」をあらわすことになります。

He's leaving. と「未来時をあらわす副詞語句」を伴わない場合は、「彼は今まさに退席中だ」という「現在進行中の行為」をあらわすことが多いですね。



「未来をあらわす副詞語句」を伴わなくても、それを示す文脈があれば、 be doing は「未来の予定」をあらわすことが出来ます。



Present Continuous Tense for the Future @ ESL EnglishClub.Com

 (未来を表す現在進行時制)

 のページの最後に、下のような例文があげられています。

a) I'm taking my exam next month.

b) We're eating in a restaurant tonight. We've already booked the table.

c) They can play tennis with you tomorrow. They're not working.

d) When are you starting your new job?



たとえば、c) の例文は「明日みんなとテニスしたら? 仕事休みだよ」という内容の会話ですが、They're not working. には They're not working (tomorrow). の tomorrow が文脈上から言い含まれています。

また、d) の例文は「新しい仕事いつから?」という内容のものですが、これは話者 ("I") が相手の仕事が始まることを知っていて、いつ始めるスケジュールになっているのかを聞いているものです。



これに対して、

He's dying. / It's raining. というとき、これらは文脈によってでも「予定」とはなりえません。

e) He's dying next Monday. / It's raining this Christmas.

 (彼は月曜日に死ぬ予定だ/今年のクリスマスは雨が降る予定だ)



「彼は月曜日に死ぬ予定だ」と言う場合、たとえば自殺の場合だと He's killing himself next Monday. に「暗殺」の場合だと We're assassinating him next Monday. になるわけで、その場合それらの予定が「彼」もしくは「暗殺者」のスケジュール帳に組み込まれていることになります。

そしてこの場合でも「暗殺者」側がこのことを言及すると He's going to die next Monday. (もしくは He'll die next Monday.) となります。



(e) のような文は「政府が国民の死を自由にコントロールできる」ような状況とか、「天候を自由にコントロールできるような技術がある」状況とか SF小説の中ではあるでしょうが、これらは無視しても構わないぐらいの限定的な状況だと思います。

1番~19番を表示