浪人時代・大学合格時の結論…英文法力がなかったせいだ。
中学高校時代、学年最下位付近をウロチョロし落ちこぼれていた私。当時私にはどうしても大学に行かなければならない特殊な事情がありました。そこで大学を受験しました。しかし受けた大学は全て落ちました。
悩んでいた高3時、ある本に出合いました。「早大(秘)100%合格作戦」というタイトルでした。本の内容はこうでした。⇒英語で超落ちこぼれていた筆者が、浪人して1年で早稲田に入った合格体験記。。。そしてこの人は現在は予備校の英語教師だというのです。これを読んだ私は「
この人も英語で落ちこぼれていたのか! でも今は英語教師なのか!」と思いました。著者は井川治久という先生でした。私はこの本の作者にシンパシーを感じました。
この本には「
早いうちに英文法をマスターしなさい」と書いてありました。
高3時ではほとんど英文法には手が付けられませんでした。しかし浪人時は英文法をとにかく早い時期に学習しました。4月~7月の予備校の授業でやった英文法の問題を夏休みを使って6回解きなおししました。私にとっては英文法の学習は長文読解よりもはるかに楽でした。長文読解は長くて気が失せました。「こんな長い英文を読むのかよー。誤訳しかしないぜ!」って感じで嫌でした。ところが
英文法の問題は違います。1問1問が短い。「こんな短くていいのか! あーよかった! あ~~楽~~~」って感じでした。
おかげさまで、
英語の偏差値はスタート時30.5から、最終的には67.5まで上がりました。英文法力だけでここまで上がったわけではありません。しかしその中でベースとなったものは、私の場合、英文法力でした。英文法の知識を割と早い段階で頭に叩き込んだおかげで、英文解釈力も上がったのです。今まで誤訳しかしてこなかった英文が、『文法の知識』を使って、正しく読めるように次第になっていったのです。初めて偏差値が50を越えた(平均点以上を取れた)とき、かなりうれしかったです。「私より英語ができない人のほうが多くいるとは信じられない!」と思いました。私は「英文法」の効力をまざまざと感じ取れました。おかげさまで早大にも合格できました。
という変遷を経たので、大学合格後付近での私の結論は「英文法力がなかったせいだ」ということになりました。今でもこれが中心的な発想です。ですが【この結論】は徐々に変化していきます。
金曜日の夜11時からはいつものニコ生英文法講義です。次回は来週の
月曜日です。
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