大学入学直後:英会話サークル加入後の結論?…文法力のなさのせいとは限らない
2浪もしてようやく大学に入れたわし。「もう英語の勉強をしなくていいぞ! ばんざーい!」と思ってました。が、中学高校時代にわしが迷惑をかけまくった友人の勧誘で、わしは1年間だけ英会話サークルに入ったのでした。ここはきちんとしたところで、先輩方はみんな英語がペラペラ。わざわざ英会話サークルに長年いるくらいだから、英語が得意な人ばかりでした。
ここでわしは不思議な体験をしました。
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サークルですからみんなで談笑をすることも多かったのです。英語のサークルだから英語の話が多いです。
なにかのタイミングで、あるとき英文法の話が話題になりました。私は文法オタクですからな~ここぞとばかり、色々語りました!
わし :「だからこの英文はここが他動詞だから、でこれが重文ってことはないよね。これは従属接続詞だから、ここの意味は…」
皆「キョト~ン」とした顔をしてました。私の話を誰も理解してくれません。どうやら話の内容が分からないようです。
Aさん:「ま、そうかもしれんが、この英文の意味はこうだよね」
と言って「すばらしい意訳」を披露されましたすると、
Bさん:「うん」
Cさん:「うん」
と仲間は次々同意します。
わしも彼の作った意訳例に同感して
わし :「あ~そうだね~ここが他動詞だからそうなるようね~」
と文法的な説明を加えると、
【誰もうなずいてくれません】
それどころか、時が止まったかのように、誰も話をつないでくれなかったです。次第に「文法の話をするわし」を煙たがっていきました。
わしはとても不思議でした。「なんでここにいるみんなは、文法を嫌がっているのだ? なんでみんな文法に詳しくないのに英語が得意なんだ?」と思いました。
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という具合です。わしは困惑しました。わしは文法のおかげでようやく得意になったのに、彼らは違うのでした。つまり、英語ができなかった理由は「文法力のなさのせいとは限らない」というものに大学入学後はなったのです。(この判断は割とすぐに変わります。)
金曜日の夜11時からはいつものニコ生英文法講義です。次回は来週の
月曜日です。
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