今回の話は、授業で当てられた場合の話です。
中学・高校時代の英語の授業を想定していますが、テキストのある英会話のレッスンでも構いません。
ようは「テキストの英文を声に出して読みなさい」と言われた場合の話なのです。
このとき、昔から私には謎なことがありました。
英語の得意な人は、未知の単語でも「概ね正しく発音」できるのです。
これはなぜなのだろうか?
という疑問です。
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一方、中学・高校時代の私はと言うと、未知の単語なら概ね100%間違った発音しかできなかったのです。
これは、「ネイティブ並みの美しい発音ができない」という意味ではないです。
全然違う発音をしてしまう、という意味です。
例えば eager という単語がテキストにあったら、
「イーガー」のような発音ではなく「エアゲー」と読んでしまう
といった具合です。
↑この「エアゲー」と読んだ話、あなたはどう思いますか?
笑える話だったでしょうか?
もし笑えたとすれば、その方の大半は、耳タイプだと思います。
少なくとも普段から音を気にしている人だと思います。
そういう方は、「こんな簡単な単語の読み方ができないなんてありえない」
とでも思うのではないでしょうか?
ところが、どっこい。昔の私はこういう単語を、毎回(いいですか、毎回ですよ!)エアゲーのようにしか発音できなかったのです。
↑これがどういうことを意味するかお判りになるでしょうか?
私のような人は 「英文を声に出して読みたくなくなる」ということになるのです。
だって、
・毎回間違った発音でしか英語を読めない。
・それを、英語ができる奴に「そんなのも発音できないのかよ!www」と笑われる。
→したがって、ますます英語を発音したくなくなる。
となるのです。
最初に話を戻します。
英語の得意な人は、未知の単語でも「概ね正しく発音」できるのです。
これはなぜなのだろうか?
今はその疑問が解決されました。何のことはない。
●未知の単語でも「概ね正しく発音」できる人は「耳タイプ」の素地があった
ということです。
要するに、
★普段から音を気にしているので、
→たとえ意味が分からなくても、
⇒未知の単語の発音は大体分かってしまう
ということだったのです。
とりあえず今日はここまで。
金曜日の夜11時からはいつものニコ生英文法講義です。次回は来週の
月曜日です。
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