前回のラストは
耳タイプは
★普段から音を気にしているので、
→たとえ意味が分からなくても、
⇒未知の単語の発音は大体分かってしまう
というところで終わりました。今回はこの続き。
今回は
耳タイプは
★普段から音を気にしているので、
→英語が読めない人間(意味タイプ)をバカにする
という話にいきます。
以前に書いた話ですが、
私がこっぴどく「発音で馬鹿にされた話」を再放送します。
私が中3ぐらいの時の話です。
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<前置き>
いつも単語をどう読んでいいか分からない私は、
英語が得意な友達に相談した。返事は「
そんなん雰囲気で自信を持って読めば良いんだよ! それが極意だ! 」と言われた。
英語のテキストに
happily という部分があった。授業中この単語を発音するようにと、私はK先生に言われた。
私は読めなかったが、【
極意】を思い出し、雰囲気で自信を持って「
ハッピリティ」と発音した。
K先生 :
ぐはははwww ハッピリティwww マウス~これは ハピリーなんだよ。マウス~ ハッピリティじゃないんだよ~
<教室中、爆笑の渦><立ったまま苦笑するしかない私>
K先生:マウス~
ハッピリティじゃないんだよ~
<教室中、
再び爆笑の渦><立ったまま苦笑するしかない私>
K先生:マウス~
ハッピリティじゃないんだよ~
<教室中、
3度めの爆笑の渦><立ったまま苦笑するしかない私>
K先生:マウス~
ハッピリティじゃないんだよ~
<教室中、
4度めの爆笑の渦><立ったまま苦笑するしかない私>
K先生:マウス~
ハッピリティじゃないんだよ~
<教室中、
5度めの爆笑の渦><立ったまま苦笑するしかない私>
K先生:マウス~
ハッピリティじゃないんだよ~
<教室中、
6度めの爆笑の渦><立ったまま苦笑するしかない私>
K先生:マウス~
ハッピリティじゃないんだよ~
<教室中、
7度めの爆笑の渦><立ったまま苦笑するしかない私>
>>---
この出来事を私は「
ハッピリティ事件」と呼んでいます。
http://q-eng.com/diary/19647
私にとってこれは
死んでも忘れられない出来事です。しかしです。
この話を英語の好きな人に話したとき、私の苦しみを「それはかわいそうだったねー」と言ってくれた人は今のところ1人もいません。これは私にとって信じがたいことでした。英語好きの皆さんには私の話はピンとこないようです。
それどころか、真逆の反応を示してくれた人がいました。それは
英語がものすごくできる耳タイプの中2の女性でした。彼女の反応は↓こうでした。
●「happily なんて初歩的な単語をハッピリティって発音したのは可笑し過ぎるww。笑われて当然だwww。
さらし者にされて当然だ!wwwww」
↑これが
耳タイプの本音だと私は考えているのです。
だから、こんなに苦しい私のハッピリティ事件を英語好きな人は誰も「苦しそうだ」とは思ってくれないのだ、と私は分析しています。
耳タイプは、
⇒私のみたいな人間の英語の発音をバカにすることによって、
「こいつは反省して英語の発音に興味を持ち、【英語の発音を練習】し、英語が好きになるはずだ!」
とでも、考えているのでしょうか?
実際の私は違いました。
「私は英語の発音がどう頑張ってもできない人間なのだ」と思いました。「英語を発音したってどうせまた馬鹿にされる」と思い、【
めったなことでは英語を発音することはなくなった】のです。
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耳タイプは、この逆のはずなのです。意味はともかく、「英語の、英単語の発音は覚える」のです。そして「発音が良い」と褒められます。
したがって
耳タイプは
★普段から音を気にしているので、
「
英語の発音を褒められ、ますます英語の発音に興味を持ち、発音をどんどんするようになり、どんどん英語が好きになっていく」
となると思います。
一方私(
意味タイプ)は逆なのです。
「
英語の発音を【耳タイプに】バカにされ、ますます英語の発音に興味を失い、発音をどんどんしなくなり、超ウルトラスーパー英語嫌いになっていく」
となったのだと思います。
金曜日の夜11時からはいつものニコ生英文法講義です。次回は来週の月曜日です。
※実際は
火曜日の更新になりました。
(↓Q-Eng連載分の目次はこちら)
(アルク連載分の目次は
こちら)