今回は
第3文型(SVO)です。
第3文型(SVO)は基本パターンが
たった1つしかありません。
1・動詞の後に「(冠詞(もしくは数)+)(形容詞+)名詞」が来て、その「名詞」の部分を「~を」と訳す場合。(※その後に関連する名詞や形容詞が来ないとする)
・
I have a guitar.(私はギターを持っている)
S V O
これは、have という動詞の後が「冠詞+名詞」になっています。そして名詞の部分を「~を」と訳します。ギターは可算名詞なので無冠詞はだめです。
・
I have two guitars.(私は2つのギターを持っている)
S V O
これは、have という動詞の後が「数+名詞」になっています。そして名詞の部分を「~を」と訳します。
・
I have a good guitar.(私は1つの良いギターを持っている)
S V O
これは、have という動詞の後が「冠詞+形容詞+名詞」になっています。そして名詞の部分を「~を」と訳します。
・
I drank tea.(私は紅茶を飲んだ)
S V O
これは、drank という動詞の後が「名詞」になっています。そして名詞の部分を「~を」と訳します。不可算名詞なので a はつけられません。
・
I drank good tea.(私は美味しい紅茶を飲んだ)
S V O
これは、have という動詞の後が「形容詞+名詞」になっています。そして名詞の部分を「~を」と訳します。
以上の例が第3文型の基本形です。
ここまでで一応おしまいなのですが、補足を入れます。
例えば
↓こういう英文の文型は何になるでしょう?
He gave an apple to her.(彼は1つのリンゴを彼女にあげた)
これは、gave という動詞の後が「冠詞+名詞」になっています。そして名詞の部分を「~を」と訳します。でも後ろの to her の部分が気になりますよね。でも実はここの部分(to her)は「文の要素」としては無視します。
基本的に
「前置詞+名詞」の部分は、5文型の学習時は「M(修飾語句)」という部分とし、OやCにはなりません。
なので
He gave an apple to her.は
S V O
の第3文型(SVO)とします。to her は「文の要素」としては無視します。文型判断の時はこういう部分を考えないことにするのです。
以上が第3文型のお話でした。
金曜日の夜11時からはいつものニコ生英文法講義です。次回は来週の
月曜日です。
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