以下は「英語の綴りと発音」 成田圭市・著、を参考にした内容である。この書籍に私独自の解釈を加えたものである。「間違いではないか」と思った内容があればガシガシ指摘していただきたい。なお発音記号は国際式の IPAではなく、日本の辞書で多い Jones式を採用する。
●スペルが u の場合の基本的な読み方。
・長音は「ユー」か「ウー」。発音記号は ju: か u: 。
・短音は「ア」。発音記号は ʌ 。 日本語のアに一番近い発音記号はʌである。
「ウ」もあるが、少ない。短音は「ア」になる確率が一番高い。
なお基本的にどんな母音も、長音より[短音]になりやすい。 u も例外ではない。
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母音が【長音】になりやすいスペルの並び
1強制母音+子音+母音
2母音+子音+eで終わる(マジックe)
3強制母音+子音+alで終わる (
4強制母音+子音+iveで終わる
5強制母音+子音+lかr+eで終わる
1 u(強制)+子音+母音
例:duty(義務、職務、関税など) u(強制)+t[子音]+y[母音]
2 u+子音+eで終わる(マジックe)
例:tube(筒、地下鉄など) u+b[子音]+eで終わる
3 u(強制)+子音+alで終わる
例:refusal(拒絶) u(強制)+s[子音]+alで終わる
4 u(強制)+子音+iveで終わる
例:conclusive(結論的には) u(強制)+s[子音]+iveで終わる
5 u(強制)+子音+lかr+eで終わる
u はこのパターンは存在しない。
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母音が【短音】になりやすいスペルの並び
1母音+子音で終わる
2母音+子音+icで終わる
3母音+子音+子音
★3.5 母音+子音+子音で終わる(ld、nd、llを除く)
4母音+同じ子音が2つ並ぶ
5母音(強制無し)++子音+alで終わる
1 u+子音で終わる
例:but(しかし、~を除いて) u+t[子音]で終わる
2 u+子音+icで終わる
未発見。おそらく存在しない。
3 u+子音+子音
例:unlock(~を開錠する) u+n[子音]+l[子音]
:public(公の、公衆) u+b[子音]+l[子音]
3.5 u+子音+子音で終わる
例:lump(ランプ) u+[子音]+[子音]で終わる(ld、nd、llを除く)
4 u+同じ子音が2つ並ぶ
この場合は 「ア」ではなく「ウ」
例:pull(~を引く) u+ll[同じ子音が2つ並ぶ]
5母音(強制無し)++子音+alで終わる
未発見(存在しないかもしれない)
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短音のルールが1つ増えた。
★3.5 母音+子音+子音で終わる。
これは先の a, i, y にも共通する。
a → adapt a[母音]+p[子音]+t[子音]
i →milk i[母音]+l[子音]+m[子音]
y→rhythm y[母音]+th[子音]+m[子音]
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次回は u の応用的な読み方を紹介する。(毎週水曜日に更新予定)
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