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mouthbirdさんの日記

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2018年
07月09日
12:49 mouthbirdさん

「~」の効用(4)

今回は「副詞」と「前置詞」との区別の話です。先日 twitter で某英語の先生が投稿した次のような内容の話を見かけました。


某英語の先生「ある生徒は 副詞 と前置詞の区別ができない。 go around の around は副詞、sit around the table の around は前置詞。この両者の品詞の区別をつけられずに困っている」


↑これを読んだ時、私はこう思いました↓
「訳語に【~】があるものが前置詞ないものを副詞、、、って教えればいいのに」


-------
副詞の around の訳語は「周りを、周りに」
前置詞の around の訳語は「周りを、周りに」
-------
とすれば良いと思うのです。


go around …「周りを進む」
  ↑この around の訳語は『~の周りを』ではない。『周りを』である。
   ⇒だからこのaround は「副詞」。

sit around the table …「テーブル周りに座る」
  ↑この around の訳語は『周りに』ではない。『周りに』である。
   ⇒だからこのaround は「前置詞」。


と判断できます。こうやって品詞も判断できると思うのです。

意味を「~」つきで覚える効能はこんなところでも発揮できます。いかがでしょうか?


 金曜日の夜11時からはいつものニコ生英文法講義です。次回は来週の月曜日です。

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コメント

1番~2番を表示

2018年
07月10日
12:09
neginohanaさん

副詞か前置詞か・・・なんてほとんど考えてませんでした。
「これは副詞ですか前置詞ですか」なんて問題出ないし。

ただ何となく(ごめんなさい)、後ろに名詞相当語句が来なきゃ落ち着かないーとか、何もいらないんだーとか、何もいらない時もあるんだーとか、思ってました。

around の場合は、後ろに何もないときは「何となくその辺の周り」なんだろうな~と。
今初めて、前置詞と副詞だって気づきました。

文法用語よりも使い方で覚えちゃってるのです。

2018年
07月10日
23:59
mouthbirdさん

>>1 neginohanaさん

基本的に正しい意味が取れるのならば、品詞なんか気にしなくていいと思います。
問題は「品詞が分からないと正しい意味が取れない英語学習者もいる」ということです。
前回の高1さん↓はその典型ですね。
http://q-eng.com/diary/21421

> ただ何となく(ごめんなさい)、後ろに名詞相当語句が来なきゃ落ち着かないーとか、何もいらないんだーとか、何もいらない時もあるんだーとか、思ってました。

↑こういう感性が心底うらやましいです。英語が(元々)苦手な人は、こういう感性が「全くない」のです。だからいちいち「~」つきで意味を覚える必要があるのです。

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