今回は
「副詞」と「前置詞」との区別の話です。先日 twitter で某英語の先生が投稿した次のような内容の話を見かけました。
某英語の先生「ある生徒は 副詞 と前置詞の区別ができない。 go around の around は副詞、sit around the table の around は前置詞。この両者の品詞の区別をつけられずに困っている」
↑これを読んだ時、私はこう思いました↓
「訳語に
【~】があるものが前置詞、
ないものを副詞、、、って教えればいいのに」
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・
副詞の around の訳語は「周りを、周りに」
・
前置詞の around の訳語は「
~の周りを、
~の周りに」
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とすれば良いと思うのです。
go around …「周りを進む」
↑この around の訳語は『
~の周りを』ではない。『周りを』である。
⇒だからこのaround は「
副詞」。
sit around the table …「
テーブルの周りに座る」
↑この around の訳語は『周りに』ではない。『
~の周りに』である。
⇒だからこのaround は「前置詞」。
と判断できます。こうやって品詞も判断できると思うのです。
意味を「~」つきで覚える効能はこんなところでも発揮できます。いかがでしょうか?
金曜日の夜11時からはいつものニコ生英文法講義です。次回は来週の
月曜日です。
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