• ようこそゲストさん!

mouthbirdさんの日記

(SNS全体・外部に公開(Web全体に公開))

2018年
05月21日
11:49 mouthbirdさん

英会話は簡単か?(7)

 前回で「英会話は簡単!」と(思ってしまう人は)思ってしまう正体の約半分を説明したつもりです。今日は残り半分を説明します。

ずっと紹介しているAタイプBタイプCタイプの「Aタイプ」の話をします。
Aタイプとは
 A・英語が好きで、学生時代から英語の成績が比較的良かった人

のことです。

彼・彼女らは↓こうである、とも説明しました。

英語のリスニングで
A・英語が好きで、学生時代から英語の成績が比較的良かった人は、
⇒「大体意味を正しく読み取っている自信がある⇒そしてそれは本当に大体正しく読み取っている⇒だから楽しい」

 彼らは「他人と比較して」自分のほうがよりしっかり聞こえてくる英語を理解している自信があるのです。ただ実は(本当にできる人を除いて)「100%しっかり理解してはいないケース」が多いです。多くはあくまで【大体】のレベルなのです。しかし、【大体】のレベルで「彼・彼女ら」はさほど問題はないのです。(実際本当に大体理解してます。これがBタイプと違うところです)

また、彼・彼女らはしゃべるほうも、大体うまくしゃべります。Bタイプのように Are you enjoy? なんて初歩的な間違いをまず言いません。なぜなら、彼・彼女らは「英文を多く記憶」しており、それに基づいて、概ねうまくしゃべれるからです。


 Aタイプの人は聞くほうも、しゃべるほうも、大体本当に上手くいっているのです。少なくとも、友達同士のたわいのない会話レベルなら、全く無問題。そりゃあ多少の間違いはたくさんあるでしょうが、ほとんど無視できるレベルです。

 しかし、Aタイプにとっては、英会話ではなく「英語のペーパーテスト」だと少し事情が変わります。ペーパーテストは「正確性」を求められます。間違えられなくなる。ペーパーテストは少しでも間違えると否応なしに「間違い!」と指摘されるので、嫌になるのです。したがって、「(間違えられる)英会話」のほうが簡単に思えるわけです。

 つまり、Aタイプにとっては「英会話は本当に簡単」なわけです。

----

さてと、ここで普通「英語指導者」になる人を考えてください。AタイプBタイプCタイプ…これらのうち「英語指導者」になりやすいのはどのタイプでしょう? まず「Aタイプ」なわけです。

 で、Aタイプの英語の先生は、自分の感覚に則り、こういう意見を主張するはずです。⇒「英会話は(他の要素に比べて)簡単だ!」と。


 そしてこのAタイプの英語指導者が「英会話は簡単だ!」と主張した場合、この主張をBタイプの英語学習者はどう思うでしょうか?

Bタイプの人は
⇒「英語指導者が『英会話(他の要素よりも)は簡単だ!」と言っているのだから、本当に英会話は簡単に違いない」
と思ってしまうのが普通なのです。(先に述べた通り、実際にはBタイプには当てはまらないのだが、Bタイプは「私にも当てはまる」と考えてしまいます)

さらに!
 Cタイプの人はふつう英語の勉強をしないので、
 ⇒⇒Aタイプの人の主張「英会話は(他の要素よりも)簡単!」ばかりが世間で流布してしまうのです。

これが、「英会話は簡単だ!」と叫ばれてしまう正体です。

=========

 ところで、私みたいなCタイプはこれをどのように感じると思いますか? 次回はCタイプの人の感じ方を説明します。


 金曜日の夜11時からはいつものニコ生英文法講義。この続きは来週の月曜日です。

(↓目次はこちら)
目次ページへ
  • 総アクセス数(1,838)
  • 拍手拍手(0)
  • お気に入りお気に入り(0)

コメント

1番~14番を表示

2018年
05月22日
19:19
コピットさん

おすすめしたい動画があります。
I totally agree with him.

https://m.youtube.com/watch?v=FqNYVUqIqKA&t=611s

2018年
05月23日
09:19
mouthbirdさん

>>1 コピットさん
ありがとうございます。これはおすすめですね! 私も完全同意します。
日本語を話せる英米人が You don't need English. と言っている姿が神々しく見えます。
私は昔から、必要でなく有利だ、と言ってきています。
Q-Engだと↓この記事がいいかな?
http://q-eng.com/diary/19374

2018年
05月23日
10:54
neginohanaさん

>>1 コピットさん

動画を見ましたが、せっかちな私には長くてよくわかりませんでした。
もっと要点をまとめて欲しかった。

結局この方が考える「日本人が英語を話せない理由」は
1.英語と日本語の構造が全く違うから
2.日本人に英語は必要でないから

あと、3つ目もありましたか?(聞き逃したか)
少なくともこの2つはもっともだと思います。

でも、そもそも「日本人が英語を話せない」って失礼じゃないですか?
本当に必要なら、本気で学んで、話せる人はたくさんいます。

むしろ
英語が必要でない日本人がなぜ英語を話したがるのか?
を考えたほうがいいのでは?

私から見ると
「全然肥満でない人までが、なぜ痩せたがるのか」
と同じ理由のように思えます。

2018年
05月23日
11:45
コピットさん

>>2 mouthbirdさん

他の「アジアの人」と比べてに日本人の英語力が低いと言われ続けて何十年。
英語学習者以外にも、英語に興味も必要性もない人たちにさえも、劣等感を植えつけさせようとするような風潮があると思います。

極端な話、日本に来た外国人に道を教えてあげましょう、みたいな「おもてなし」英語レッスンが多いですが、必要ですか? 外国に行くなら自らその国の言葉を勉強するか、ツールを用意すべきであって、日本人が苦労する必要はないですよね。

ナンセンスですよね。

「おもてなし」「丁寧な言い方」、、そんなことを中心に教える番組や教材が多い気がします。

ほかには「行き方」を聞くことができても相手の返答がまったく聞き取れなかったという話はホントによくききます。

その辺の詰めが甘い、きれいごとを並べた学習教材が多い気がします。

個人的な意見ですが、もともと言葉は、何か困ったとき、身体の不調や、危険、何かネガティブなこと、、というんでしょうか、何かを相手に訴えたい時に必要で生まれてきたものじゃないんでしょうか。。。

例えると、お母さんが子供に言う言葉は大事に思うからこそ注意する言葉が多いとおもいます。

よく使われている言葉にはそういうものが多いと思います。不安も何もなかったら
静かにしていも大丈夫ですよね。

話が飛んでしまったってすみません。

言語習得はチャレンジですよ、やっぱり。

2018年
05月23日
11:46
mouthbirdさん

>>3 neginohanaさん

うーん…私の感覚がおかしいのか、「日本人が英語を話せない」が失礼に感じません。
「日本人が日本語を話せない」だったら失礼に感じますが。

この動画は「なぜ日本人が英語を話せないか」だけを説明している動画になっているだけだと思います。理由と説明が簡潔になっていると思います。この動画は「英語が必要でない日本人がなぜ英語を話したがるのか?」がそもそもテーマではないです。

そのテーマ(英語が必要でない日本人がなぜ英語を話したがるのか?)なら、そのテーマで別の次元のお話だと思います。そっちのテーマを考えるべきかどうか、という話自体が別問題、という意味です。

2018年
05月23日
12:24
コピットさん

>>3 neginohanaさん

こんにちは。
動画はお気に召さなかったようですね。

〉でも、そもそも「日本人が英語を話せない」って失礼じゃないですか?

私は全く失礼だとは思いません。話せる人はいますよ、当然ね。

私が思うのには、英語が話せる人ほど「日本人が英語を話せない」ということに対して何の怒りも感じないと思いますよ。 

なぜなら「ほとんどの日本人が話せない」、のであって自分はそれには含まれていないでしょう。だって実際に話せるのですからね。

それゆえ、彼らは周りからも称賛されているでしょうし、仕事でも優遇されているかもしれませんよ。 極端にいえばですが、周りに英語が話せない日本人がいることが彼らにとっては、とても都合がいいのです。

これは決して悪い意味ではないですよ。 It's no offense!

2018年
05月24日
09:50
neginohanaさん

>>4 コピットさん

>英語学習者以外にも、英語に興味も必要性もない人たちにさえも、劣等感を植えつけさせようとするような風潮があると思います。

まさにそれです!
うまい商売ですよね。努力しないで英語が話せるようになる、と謳って、結局そんなことで話せるようにならないから、また別の教材に飛びつく。

「日本人は英語を話せない」じゃなくて「日本人は英語を話せるようになりたいと本気で思っていない。(でもそんな人までが、なんとなく英語を話したいと思っている)」
じゃないかな~と思うんです。

2018年
05月26日
22:25
コピットさん

https://m.youtube.com/watch?v=tGgzYnnF_vE


いま、大西泰斗先生の動画を見ていますが、、、、
テーマはなぜ英語が話せないか。

大西先生の意見は

「一番の理由は日本語と英語が極端に違うから。それを理解していないから」。。。

あー全く違うよね。やはり英語講師で喰っていくにはそういうアプローチでいくしかないんでしょうね。弱いものいじめするしてるみたい。そういうの嫌ですね。できない人は自分を責めるかもしれません。

何度でも言いたい。本当の話せない理由は、日本人の大多数は普段英語を使わなくても生活できるからです。
日常生活で必要なら、それこそ赤ちゃんでなくても年寄りでも毎日言えることが増えてきてどんどん進歩していきます。そんなの当然です。英語に興味のない方でも、特に勉強していない人でも進歩します。

使う機会のほとんどない言語を習得するには、興味、根気、繰り返すことが必要。そして小さな違いをスルーできるユーモア、タフさも必要です。頭が固いと新しい情報が吸収できません。
細かすぎると、損します。

日本人同士でも、アクセントや発音で通じないことがありますよね。
先日見かけた例です。
キウイが欲しかったおじさん、きゅうりとしか聞こえなかった店員とのやりとりがおかしい。「キウイはんしんでづか。」「きゅうりはそこですよ」「え、どこ?」「目の前です。そこです。」「え、ないない」「きゅうりでしょ?」「そうや」。。。。
おじさん、キウイフルーツと言い方を変えればよかったね。頭が固いと損するね。

2018年
05月26日
22:44
mouthbirdさん

>>8 コピットさん
>「一番の理由は日本語と英語が極端に違うから。それを理解していないから」

1・耳タイプには理由にならない。
2・意味タイプには大きな理由になる。でも1番の理由にはならない。

というのが私の感想です。
「必要がない」というのが最大の理由だというのに私は同感します。

大西先生は私と同じ文法派ですから、大西先生がそう考えてしまうのはよくわかるんですけどね。

あとは、英語はしゃべり続けていないとすぐにしゃべれなくなります。最近、私は全くしゃべってないから、片言の英語も怪しくなってきた><
本当に英語をペラペラしゃべっている、という時は、日本語でなんか考えていません。英語で考えて英語でしゃべる、という状態になっている…こういう状態でないと、英語はまともに話せない、と思っています。

2018年
05月27日
07:17
コピットさん

>>9 mouthbirdさん

ブロークンでもいい。

会話によって学んでいくのが、失敗するのが一番身に付く。

イギリス人の彼がいってましたね。


「あなたがもし間違いに慣れていないのなら、まだ勉強が足りないのかもしれない」

こて、深いです。


間違えるのが嫌で会話のチャンスがあっても引っ込んでしまうと
いうのは、まだまだ勉強が足りない。
間違えるのは当然です。もんね。

キウイのおじさんも、これがアメリカでの話だとしたら、キウイの発音を学ぶきっかけになり、次からはキウイフルーツを一発で言えるでしょうね。

2018年
05月27日
18:31
mouthbirdさん

>>10 コピットさん
Cタイプが英会話を嫌がる理由の1つは「間違いまくるから」というのがありますね。もう1つは「間違いに敏感(少しの間違いも許せない)ので、間違いの数が膨大になるので気分が滅入る、のです。

詳しくは、明日書くのですが、
 【英会話が各要素で「間違い」が分かりにくい】それがCタイプが英会話を学習しにくくしている理由の1つなのです。

Cタイプは
1「どうせ俺が使う英語は間違っているに違いない・どうせ私の聞き取っている英語は間違って認識しているに違いない」と思っている。(この段階で既に英会話が嫌になっている)
2・でも間違いは全部直したい
3・にもかかわらず、どうかすると自分の間違いを正しく直してくれない。(直してくれないとさらに英会話が嫌になる)
4・仮に全部直してくれるとしても、それはそれで自分の間違いは膨大な数になるので、それはそれで嫌に気分になる。(直してくれても嫌になる)
5・特に発音は何か何まで全部間違いと言って良い。しかも一番直る気配がないので、一番嫌! 

 と、いった具合ですね。Cタイプはだから、英会話が一番やる気が失せるのです。

2018年
05月27日
23:52
コピットさん

>>11 mouthbirdさん

ネイティブは非ネイティブの話す英語をジャッジしながら聞いていません。相手が何を伝えたいのかを分かろうとしています。しかし、その場で聞いている日本人の多くは違います。人が話す英語を間違ってないか、発音はいいかジャッジしながら聞いています。

また、フリートークの時間で、自分の話した英語が間違っていてもスルーして直してくれないから勉強にならない、その都度直してほしい、と言ったりします。

それは無理です。それは会話ではなくなります。試験です。
実際、あるネイティブはそう言いました。

私もそのとおりだと思います。無理です。それはネイティブの習性で内容を掴もうとしているからです。極端な話、I go to the movies yesterday. と言っても、直さないかもしれません。
信じられないかもしれませんが、過去形を習うレッスンでないときや、フリートークしている時などは相手のリズムを止めないように、いちいち直したりしません。それをしていたら何を話していたかわからなくなります。
間違って文法だけじゃないですし、発音もそう。but も、バットォ、and をアンドォというのも間違いですよね。これいちいち話を止められて、直されて、いけば心が折れてしまうでしょう。

それと、日本人は英語を話すことより、細かい違い、ニュアンスの違いを知ることにを快感を覚えます。 丁寧さの比較、類似表現を多く知りたい、など。私もそうです。知ることは、楽しいですし、イムラン先生流に言えば「楽」です。受け身でできるし、頭を使わなくていいからです。
イムラン先生はいつもズバズバ言いますよね。そこがいいです。

もし英語の間違いを正して欲しければ、相手任せにせず、自らがネイティブに質問すればいいのです。

私は自分の英語がネイティブに通じたけれども、英語がモタモタして不細工だなと思ったら、ネイティブに確認します。

そのときは、もっと分かりやすいシンプルな英語で直してもらったり、そのネイティブならどういう英語で話すか、などと聞くこともあります。するとネイティブらしい表現にぶつかることも多々あります。直す英語と自然に出てくる言葉はちがうものだから。

2018年
06月02日
17:36
neginohanaさん

ほとんどのアメリカ人は、外国語が話せないらしいです。
(それが定番、みたいに言われているのを映画で見た)

それでも、「なぜアメリカ人は日本語が話せないのか」なんて話題になったりはしません。
彼らに日本語は必要ないし、話したいとも思っていないから。

日本人が英語を話せない理由のひとつが
「日本語と英語が極端に違うから」
というのも確かだと思います。

英語やフランス語などあのグループ(なんていうんでしたっけ?)は、非常に似ています。
文法もほとんど同じだし、単語だって字面でなんとなく意味がわかってしまう。
はっきりいって不公平です。

それと、日本語は音が少ないというのも、外国語を学ぶときの圧倒的な不利になっていると思います。

LとRの聞き分けは、生後11ヶ月を過ぎるともう習得できないそうです。
母音も少ないし、子音も少ない。
子どもの頃から、聞き分けをしないで同じ音だと思って生きてきたのに、いきなり rock と lock が音なんだと言われても、無理~。
私は rarely なんて、一生正しく発音できそうにありません。(T_T)

逆にアメリカ人が日本語を学ぶときに発音で苦労することはほとんどありません。
長音ぐらいかな。「掃除」と「素地」とか、「工事」と「誇示」とか、それは難しいそうですが、それだけです。
「らりるれろ」は全部 R で発音すれば必ず通じますし、英語になくて日本語にある音は・・・・多分ないでしょう。

日本語と文法がほぼ同じなのは韓国語ですが、音は韓国語のほうが多いです。
だから、韓国人が日本語を学ぶのは簡単ですが、逆はそれほどではないかもしれません。

2018年
06月03日
18:36
mouthbirdさん

>>12 コピットさん
ネイティブ側はと日本人学習者がしたいことに差があることも課題ですね。この差が少ない人が、英会話が気にいるかも。例えば、自分の英語の間違いをそれほど気にしない人は、良いかもですね。ネイティブ側も遠慮して、直さないこともあるでしょうね。
 私はガシガシ直してもらいたいですけどね。

>>13 neginohanaさん
母音・子音はアフリカ大陸の中央を起点とし、そこから放射状に離れれば離れるほど、母音・子音の数は減るそうです。
 アフリカ大陸の国々で、かつての宗主国の言葉(フランス語など)がそのまま公用語として残っているのは、原住民にとって、発音がさほど問題なかったせいもあるかもしれないです。
 日本はアフリカ大陸からかなり離れているので、日本語は母音と子音がかなり少ない言語のようです。ちなみに母音・子音がもっとも少ない言語は、ハワイの土着語と、南アメリカ大陸の最南端に残っている土着語だそうです。

1番~14番を表示