私の感覚・4
・英語は必要ではない。将来においても必要ではない。
世間で
「英語は必要だ」とか主張するいい大人にたまに出会う。
彼らには
小学校の国語と算数からやり直してもらいたいと心底私は思っている。
第一「
英語は必要だ」とか抜かす大人の多くが「
英語が話せない」。
自分たちは英語が話せないくせに「英語は必要」と主張するという彼らの脳みそが私にはわからない。
必要だったら自分たちは喋れて当たり前だろう? 自分たちが英語を使わないのは英語が必要ない証拠だろう。
===
別のアプローチをしよう。
いつだったか、「
100万人の英会話」だったかな、そういうタイトルの本を見かけた。日本人は100万人英会話を学んでいる人がいる、というニュアンスだろう。あなたはこの数字をどう思うのか? うわーそんなにいるんだ―。(じゃあやっぱ英語は必要だな)と思うかも知れない。
では検証してみよう。まず日本に英会話を学ぶ人が100万人本当にいるとする。そのうち何人がまともに英語を話せるようになるか? 英会話学校に行ったことがある人なら分かるだろう。少なくとも100%ではない。私の見積もりなら10%もいない。あとは話せるフリをしている。普通に海外に行ったら、通じる英会話ができるとは思えない人がわんさかいる。
でも、ここでは、
100万人の英会話学習者が100%英会話ができるようになったとする。日本に100万人の英語が話せる人がいるとする。最大限私は善処したつもりである。
ではここで問題。日本国民は約1億人いる。そのうち100万人が英語を喋れるとする。
何人に一人の割合で英語が喋れるのか?
100万÷1億=0.01 である。つまり1%。
つまり、
日本人を100人集めたらそのうち1人は英語が喋れる。99人は喋れない。
という状況となる。
100人に1人だ。1%だ。これをあなたは「多い」と思うだろうか? 思えるのならあなたは
小学校に行って算数の勉強をやり直したほうが良いと私は思う。あなたにとっては算数のほうが英語のよりもよっぽど大事だと思う。
100人に1人だ。1%だ。これが英語が必要な状況と言えるだろうか? 思えるのならあなたは
小学校に行って国語の勉強をやり直したほうが良いと私は思う。そりゃあ英会話できたら「有利」だろう、だが「必要」な状況ではないだろう。つまり「必要」ではなく
「有利」という日本語使うべきだ。それでも「必要」と思うなら、あなたは英語より日本語を学ぶべきだろう。
=====
こう私が言うと「いや、そうではない。今は英語が必要ではないかもしれないが将来においては必要になるかもしれないではないか」と主張する人に出くわす。将来のことは未知数だ。もちろんそうなる可能性を私は否定しない。
だが
私はそれでも「日本に英語が必要な時代は永遠に来ない」と思っている。
なぜなら
「私自身が中学高校の頃から、<お前が大人になる頃は英語が必要になる>と私は言い聞かせられてきたから」
もう私は大人になった。だが少しも英語が必要な時代は来ていない。
だから少くとも私には全く説得力がない。
<お前が大人になる頃は英語が必要になる>…←これは正確な事実に基づいた予測ではない。そうなってほしい、そうなるんじゃないかなーみたいな漠然とした「
願望」だとしか私には思えない。
騙されてたまるかよ!
金曜日は文法放送。この続きは来週の
月曜日です。
(↓目次はこちら)
コメント