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mouthbirdさんの日記

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2018年
04月30日
12:55 mouthbirdさん

英会話は簡単か?(4)

では続き。
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 「英会話は簡単だ」という見解の方は、概ね次の2つタイプに当てはまる

A・英語が好きで、学生時代から英語の成績が比較的良かった人
B・英語に興味がなくもないが、学生時代にまじめに英語を学習してこなかった人

 一方「英会話が一番難しい」という見解の人は
C・英語が嫌いな人
 ではないかと思います。むろん私はこれに当てはまる。

例外もいないわけではない
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今回は、このうち、
 「英会話が一番難しい」という見解の人のうちの
C・英語が嫌いな人

 について考えようと思います。

 このCのタイプは、学生時代に「英語にまじめに取り組んだ」…けれども英語の成績が悪くて苦しんだのです。だから嫌いなのです。

そして、前回のB(英語に興味がなくもないが、学生時代にまじめに英語を学習してこなかった人)と大きな差があるところがあります。2つあります。

その1つめは
「できなくても、できた・できている」
と思い込でしまわない
 という点です。Bの人はできなくても「できた」と思い込んでしまいますが、このCの人はそうは思わないのです。

 Cの人は、少しでも違った部分があれば「間違いだ!」と判定し、それを正しいとは思わない、という特徴があります。Bの人が「このくらいの間違いくらいいいじゃないか」と思える点でも、Cの人は「間違い以外のないものでもない・こんなの使えるか!」と認識します。例えば、前回の例であげたような「Are you enjoy?」なんてのは、最大級の間違いと認識します。相手に意図が伝わろうと伝わらなかろうと、あまり関係がないです。間違った英語には違いないので、こんな英語は間違っても使いたくないのです。


 もう1つは【英会話の聞き取り(リスニング)】のときおきます。Cの人はに「大体意味を正しく読み取っていないことに自信がある」という点です。
ここはタイプで大きく差が分かれるところです。

英語のリスニングで
A・英語が好きで、学生時代から英語の成績が比較的良かった人は、
⇒「大体意味を正しく読み取っている自信がある⇒そしてそれは本当に大体正しく読み取っている⇒だから楽しい」

B・英語に興味がなくもないが、学生時代にまじめに英語を学習してこなかった人は
⇒「大体意味を正しく読み取っている自信がなぜかある⇒でも実はそれは本当は大体正しく読み取っていないけれどもなぜか正しく読み取っていると本人は思い込む⇒だから楽しい

C・英語が嫌いな人は
⇒「大体意味を正しく読み取っていない自信がある⇒そしてそれは本当に大体正しく読み取っていない⇒だからちっとも楽しくない



C・英語が嫌いな人の英会話は
 1・正しい英語が喋れない(使う自信がない)
 2・リスニングも上手くない。意味の把握が(大体でも)できない

したがって、Cの人の英会話は「つまらない」の極致になります。正しくしゃべってない! 聞き取りは"大体" でも上手く聞き取っていない!⇒この【できない連続】が「これでもか!これでもか!」と続くのがCの人の英会話。だから基本的にひたすら苦しいだけ。簡単とはとても思えないわけです。


次回はこれらを踏まえた、日本の英会話の現状についてまとめてみたいと思います。

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 金曜日の夜11時からはいつものニコ生英文法講義。この続きは来週の月曜日です。

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