未来の表現は前回5種類あると説明しました。
(1)will+動詞の原形
(2)be(am, are, is) going to + 動詞の原形
(3)be (am, are, is)~ing (要するに現在進行形)
(4)現在形
(5)be(am, are, is)to + 動詞の原形
この5つです。
今回は
(2)be(am, are, is) going to + 動詞の原形
について述べます。
例文を挙げましょう。
<1>予定のbe going to
Mom:Taro told me that he want you to play the game with him sometime today.
(太郎が今日のどっかで一緒にそのゲームで遊びたいって言ってたよ)
Jiro:Sure. I know it. I'
m going to do it after lunch.
(うん。昼飯が終わったらやるつもりだよ)
このケースでは I'm going to のように be going to を使います。
このケースでは、例えば、I will do it after lunch.のように will +動詞の原形では表現できません。
実は
be going to は「既に決めてある予定を言う場合」に使うのです。
お母さんに「太郎が今日のどっかで一緒にそのゲームで遊びたいって言ってたよ」と言われて、「すでにそのつもりだよ」と返事をしています。こういう場合、be going to がふさわしいのです。この場合通常、主語は「I」しかありえません。「予定」の表現です。自分の予定を「既に決めてあって、それを表現したい」場合、be going to を使います。
<2>予測のbe going to
(状況)ジャイアンツとタイガーズが野球で戦っています。9回裏で2アウト。ランナーなし。スコアは16対1でジャイアンツが勝っているとします。
この場合
Saburo:Giants
is going to win.
と、be going to を使うのが適当です。
これは、自分の話ではなくジャイアンツのことですね。となれば「予定」ではなく、「予測」ですね。「ジャイアンツが勝ちそうだ」と予測しているわけです。
9回裏で2アウト。ランナーなし。スコアは16対1。これならほぼほぼジャイアンツが勝つでしょう。15点差です。これじゃあまずタイガーズは勝てないでしょう。点差が開きすぎです。この場合 Giants will win. とは言いにくいです。ただ will で言っても間違いではありません。しかし will だと be going to を使うよりも「まだタイガーズに勝ち目がある」と思っている表現です。
予測のbe going to の場合【ほぼ100%の確実性】を要求します。15点差ならほぼ勝つ根拠になります。こういう
予測に「明確な根拠」がある場合 be going to のほうが適当です。
be going to +原形 と 「現在進行形で未来は表す場合」というのは実はよく似ています。それについては来週の月曜日にやりましょう。
金曜日の夜11時からはいつものニコ生英文法講義。この続きは来週の
月曜日です。
(↓目次はこちら)