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mouthbirdさんの日記

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2018年
01月22日
14:15 mouthbirdさん

マウスバード英語bot(11)

・英語が嫌いな人は、英語の和訳例の作成作業を嫌がる。しかし実はそういう人ほど和訳例作成作業を積み重ね、間違いを直すことで得意になれる。

現在、中学、高校の授業で、私らの時では全く考えらえないスタイルの授業が横行している。なんと「長文の和訳例を生徒に作らせない」という授業である。
 私が中学生や高校生の時はそんなことはなかった。先生は生徒に当てて、教科書の英文を1行ずつ読ませる。そしてその英文の意味を生徒に言わせる、というスタイルであった。で、その意味を先生が直す…という作業であった。

 むろんと言うか、なんというか、「私はこのスタイルの授業が大嫌い」であった。

 1・まずその英文をまともに発音できない。知らない単語だらけなので、その発音は決して読めない。適当に読むと先生に馬鹿にされる。初歩的な単語ですらまともに発音できない。そういう初歩的な単語こそ発音できないと、英語の先生は私をバカにしたのである。
 参考「ハッピリティ事件」
http://q-eng.com/diary/19647
 ↑この記事の反応はスゴブル悪いが、個人的にはこれは「私がK先生を憎むようになった最大の事件」である。またこのせいで私は英会話を最も嫌うようになったと言っても過言ではない。しかし「この時の私の苦しさ」をどうも多くの英語好きは分かってくれないようだ。

 2・当然、自分が当てられた場合、和訳例はグチャグチャである。知らない単語だらけ。知ってて当然と思われる単語も当時の私は知らない。当然先生から叱られる。友達にも馬鹿にされる。

 この1と2の無限連鎖が、英語嫌いのままにさせると言っても過言ではない。


 ところがである。最近の中学高校では「このスタイルではない授業」が増えているのである。
 ・先生は英語の音声を流すだけ
 ・先生が訳例を言う。ただどうかすると、先生は訳例を言わない。
という授業なのだ!これなら私のような生徒でも大喜びだろう。これなら私のような生徒でも授業は楽だ。

 だがしかし! 私はこのスタイルの授業に大反対である。↑こんな授業では「英語の成績が悪い生徒の成績は上がるはずがない」と考えているためである。

 実は、生徒が耳タイプならこの授業スタイルで十分に英語の実力が上が可能性があると思う。
  耳タイプ・意味タイプについては↓こちら
http://q-eng.com/diary/20162
 耳タイプは「意味を気にせず、発音だけ気にする」…だからこの授業スタイルでなんの問題もないと考えている。


問題は「意味タイプの場合」である。大体の場合、英語の成績が悪い生徒は「意味タイプ」である。したがって多くの英語の成績が悪い生徒は「意味が分からないから不満でしょうがない」はずである。おまけに「自力で和訳例を作る経験を積まない」…これじゃあ彼らは「英文解釈力」が全く育たない。

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 私が浪人したとき、遭遇する英文は【予習】として【全て自力で和訳例を作った】。当初は「左側にテキストのコピーを貼り、その訳例を1行おきに書いて自力で作成」した。知らない単語は片っ端から調べた。読めない発音は辞書の発音記号を解読し、コピーにフリガナを振った。
 肝心の「自力で作った和訳例」は最初は間違いだらけであった。急に良くなるはずがない。地道にコツコツ作り上げた。最初の4カ月間、テキストには合計で約40の長文問題があった。これらにはすべて自力でノートに訳例を書いた。そして授業で聞いて赤ペンで自分の訳例を全部なおした。時間は恐ろしくかかった。1つの長文の自力和訳作成に5時間以上費やしたこともあった。予備校の先生の授業が分かりやすかったせいもあるが、自分の和訳例を直す作業は納得のいくものばかりであった。不快感は全くなく、むしろ自分間違いが直っていく過程が快感ですらあった。

 そうしたら、成績はみるみるうちに上がったのである。偏差値が55を超えるまではずっと和訳例をノートに書いていたが、55を過ぎてからは書く作業はやめた。頭の中だけで和訳例を考えるようにした。するとさらに偏差値は上がったのである。


先ほど
英語嫌いに
 発音できない英文を読ませ⇒和訳できない英文を和訳させ恥をかかせる⇒こうすると英語が嫌いなままになる
と書いた。これはその通りだと思う。
 だから↑これはよくない、、、とは私は考えていない。システム自体はむしろ良いと思う。

 生徒側の問題なのだ。生徒側が「予習」をして、この流れを「良く」するべきである。
つまり
 1・予習として、知らない単語は全部辞書で意味を調べる。発音できないカタカナでフリガナを振り、発音できない単語はなくす。
 2・予習で「和訳例をきちんと書く」…それを授業で直す
授業前にこうしておくのだ。

そうすれば
 発音できる英文ばかりになり⇒(予習で)和訳例が書いてあるノートを読む⇒こうすると恥をかかない

英語が苦手なら、こうやるのは面倒で嫌なことは知っている。私も嫌であった。しかし、英語が苦手であるならば↑こういう循環にすべきである。この量が増えれば増えるほど、英語の実力が上がるのである。
ちなみに私の塾(Ye-Studyゼミナール)の中学・高校生の個別授業
http://www.ye-study.com/gakusei.htm
では、必ずこのように「学校の授業の予習」をさせる。こうすると学校の授業が有効活用できる。生徒は学校の英語の授業を聞くようになる。こうなればその生徒の英語の成績は上がっていくのである。

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 金曜日の夜11時からはいつものニコ生英文法講義。次回来週の月曜日です。

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