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mouthbirdさんの日記

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2017年
05月29日
11:09 mouthbirdさん

雑談:英語嫌いの英語成績優秀者

 今日は雑談。

 私が英語嫌いである所為なのか、生徒の中にはこういう人がいる。「自他共に認める英語嫌いなのに、英語の成績は良い」という生徒である。今日はそれを2例あげる

【1例目:我が姪】
現在は大学生である。高校時代は成績優秀だったため、指定校推薦で大学に進学した。
手元にある記録によれば、高校2年生時に英語のテスト98点と92点。98点のほうは学年で4位の成績。
こう書くと「最初から優秀だった」ように見えるかもしれないが、とんでもない。想像を絶する英語のできらずであった。
 あまりにひどいので、過去にネタにしたほどだ。
↓大量にあるので、閲覧注意
http://www.alc.co.jp/beginner/article/mouthbird/cat725/

抜粋すると

・中2当時、7月の学期末試験で英語は10点
・アルファベットが満足に書けない。読めない。b を d に、a を o に、 i と e に頻繁に間違う。10回(見ながら)書かせても、9回は間違う。例えば day を「ボーイ」と読む。 bag を dog と書き写す。
・「don't doesn't didn't」を読ませると、「ドンド ドンド ドント」と答える。
・「were」を読ませると「ワズ」と言う。
・「don't」を教科書を見ながら「写させる」と、書いた文字は「bon't」や「dou't」。これじゃ点が取れるわけがない。
・we を「ウィー」と読めるまで3ヶ月。それまでは「ミー」などと発音。

↑↑↑
 この姪をまともに高校に進学させることから考えなければならなかった。
 どうやって、成績を上げたのか? これについては上記を読んでもらうしかない。

 ここで書きたいのは成績の上げ方ではない。「姪は英語嫌いである」という点である。

姪が高3になった時の話。最初の英語の授業で、姪の英語の先生はこう言ったという。
 英語の先生:「この中で英語が嫌いな人、手を挙げて下さーい!」
 →姪は笑顔で高らかに手を挙げた
そうである。
 実際、姪は既に英語嫌いを同級生に公言していた。
 そして、姪の英語の先生や同級生は不思議がったそうである。
  「英語が嫌いなのに、98点で学年4位が取れるほどの英語の成績が優秀者だから」である。


======================


【2例目:出向先の生徒N】

 現在高3の男子生徒である。彼の場合は元々ひどく英語の成績が悪かったわけではない。ただし彼は英語教師にたちに目の敵にされているようだ。英語好きの同級生にも嫌われている。「英語が嫌いだ!」と公言しているにもかかわらず、英語の成績が良いからだ。

 彼によれば、英語教師たちは授業中に彼に「難問」をわざと聞いてくるそうだ。しかし英語嫌いのNくんはまあまあ正解するのである。その時教師はビックリした顔をするので、彼にとってはそれが面白いらしい。英語教師にしてみれば「正解しやがって」と面白くないはず。ただ彼にしてみると「わざわざこんな難しい問題ばかり聞きやがって」と思う側面もある。また無論Nくんだって毎回正解するわけでもない。Nくんが間違えば教師は「大喜び」し、Nくんはそのたびにその教師を嫌うのである。

 前回のとあるテストの時のこと。Nくんはいつもより少し英語のテストの結果が悪かった。テストの返却時、その英語教師は「いや~Nくん、今回の結果はどうだったかな?」と微笑みながら嫌味ったらしく語りかけてきたそうだ。当然Nくんは怒り心頭。今回の中間テスト勉強に怒りをぶつけた模様。

 今回の中間試験が終わった。Nくんは英語の結果は……見事にクラス1位。前回嫌味ったらしく微笑んだ英語教師は今回は無言でNくんにさっとテスト用紙を返却したという。
 また当然そのクラスには英語好きな生徒がいる。その英語好きの生徒の英語のテストの結果は、Nくんよりも悪かったのである。英語嫌いのNくんに負けたのである。その英語好きの生徒はNくんに「お前は二度と『英語嫌い』と言うな!」と言ったそうだ。おかしな話だ。どう言われたって嫌いなものは嫌いなのに。

============

 このようにどんなに英語嫌いだって、英語の成績優秀者にはなれるのである。


 ただ少なくとも彼ら2人は、普通学校でやらされていることや、よく世間でもてはやされるような方法で成績優秀になったではわけではない。

私は2人に
・英会話の練習をさせたり
・ネイティブとふれあいをさせたり
・英語の歌を歌わせたり
なんてことは一切していない。

世間ではなぜ嫌がられる
・文法学習の反復
・和訳作成演習
これを徹底させただけである。これで英語好きより良い成績を出せるのである。


「私」にはこれが不思議でたまらない。
私にとっては
・英会話やネイティブとのふれあいや英語の歌…これらは私にとっては「辛くつまらない」の極地
・文法や和訳練習…こっちのほうがまだ遥かに「楽で楽しい」
からである。

 おまけにこっちをやれば成績が上がる。なのにどうして世間ではこの逆ばかりもてはやされるのだろう、と私は不思議でたまらない。


金曜日は、ニコニコ英文法生講義。
新しいレギュラーの話は来週の月曜日から始めます。


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コメント

1番~4番を表示

2017年
05月31日
08:59
コピットさん

雑談:むかしむかし、英語0点だったが、英語成績優秀者になったわたし。




中学1年のとき、あのときの英語のテストいまでも覚えている。

プリントには、公園の絵。木や、ベンチや、ブランコ、ボール、子供たちなどが描いてあった。


問題は これらのものを There is (are)をつかって英文をつくれ、だった。

わたしは思った。

「なんじゃ、これ、さっぱりわからん。 there is are ってなに? 適当に書いとけ!」

っていうので、 There is are benchi っって ビー動詞もふたつくっつけてかいた。



中2の頃、親父がイギリスへビジネスで行くことになり、たまたま買ってくれた英語の絵本。

テープを聞きながら、親父と妹と三人でちゃぶ台を囲んで、読みあったった。

英語の音や、リズム、言いにくくて、照れくさくて、なんだか面白かった。

妹の発音を親父が誉めて、わたしは誉められず、ちょっと悔しかった。

わたしも、うまくなって誉められたかった。


それから、そのほかの英語の紙芝居や、歌のテープで聞いて妹と歌うようになった。

100人のインディアンなんかよく歌った。 はじめは舌がもつれたが、そのうちなめらかに歌えようになり、楽しくなった。


英語がに対して、強い嫌悪感もなかった。 

「興味がなかった」、てかんじ。


深層心理でいうと、(大嫌い) というのは、その人の人生に大きな影響力をもっていて、なくてはならないもの、ということなのかもね。。。。


かといってあとで、英語ができるようになっても、有頂天にもならなかった。


絵本から、ちょっと背伸びしてラジオ英会話もテキストを買ってききはじめた。 

(このころの内容は、いまよりもっと簡単で、スキットも短い)

I'm scared to death.  や I'm freezing to death .

deathを使ったフレーズは、かっこよくて、気に入った。「死ぬほど怖い」 めっちゃ怖いんや、ってことやって。


知らないうちに、英語の先生たちがわたしのことを他の教室でも話題にしていたらしい。

彼らは「英語がまったくできない」生徒が短期間で学年トップまで上達したことが、よほどうれしかったらしい。

後で先生から聞いたのだが、先生たちはわたしがカンニングをしているのではないかと、試験中にマークしていたようだ。

そういえば、背後に気配をかんじたことがある。

後ろからのぞき見ていた先生たちは、わたしの問題を解くスピードの早さに、驚愕しただろう。

こんなぐらいで、ちんたら、カンニングしている暇はないワイ!


しばらくしてから、休み時間になると、他の教室の、「頭いい子」たちが、やってきて、

わたしの机を囲み、「○○さんは、英語がとてもできるそうですが、どうやって勉強しているか教えてください」、などと聞かれた。 

わたしはどう答えたらいいのかよくわからなかったので、

「ラジオで英会話」を毎日聞いています、とだけ言った。


いま思うと、こう言ってあげればよかった。

授業中は先生の言っていることを一言も聞き逃さず、

教科書に直接、書き込んでいた。 先生は大事なことを説明し

ているので、黒板の文字を書き写すことに時間をとられていた

ら、もったいない。

全身の神経を集中させて、聞き逃さない!ってことかな。


自分では努力している、という気持ちはなかったし、点数がよくなったからと言って、まったく有頂天にもなってなかった。

なんでまわりが騒ぐのか、もピンとこなかった。

ただ、テストをみると、どれもスラスラと答えられたので、(答えを考えなくてもいいので)それは楽だった。


でも、いま思うと、テストの内容もワンパターンだった。

和訳したり、構文をつかって英訳したり、そいういう内容だったから、ひっかけ問題もわかるし、点数がとれたんだと思う。

2017年
05月31日
11:33
mouthbirdさん

>>1 コピット。さん

なんと! コピット。さんはそういう人だったのですね! 知らなかったです。もっと詳しくお話を聞きたいです。
このコメントを読む限り、途中から耳タイプになった感じに見えます。どうでしょうか?
耳タイプの方が英語は得意になりやすいと思っているのです。
もし途中から耳タイプになったとすれば、どうして成れたのかを詳しく聞きたいです。
歌はすぐに歌えるようになったのでしょうか? なったとして歌詞の意味は気にならなかったのでしょうか?
m(_ _)m

2017年
06月04日
00:54
コピットさん

>>2 mouthbirdさん

最初は英語なんて、まったく興味がなかった。 

自分にとっては、化学の勉強とおなじぐらい、興味がなかった。

英語の絵本をカセットできいたとき、英語の音が面白かった。 

絵本には英語の文字はかかれていなかったので、耳できいて覚えた。

歌も、耳でききとって覚えた。

紙芝居も、クイズも、文字はなし。 

聴診器をぶらさげて立っているお医者さんの、絵があって、テープから、

フー アー ユー?

アイム ア ドクター。

なんていうのをきいて、職業をきいているとわかった。 カタカナ英語になってるからわかる。

アイム ア ベット。 なんて言われたら、わからないけどね。

でも、絵があればわかるね、犬や、鳥に聴診器を当ててる絵があれば子供でも

獣医さんってわかるよね。

とにかく文字は書いてなかった。音で、覚えた。

時計を拾った犬が、男の子に、時計をみせながら、 イズ ディス ユア ウォッチ? と聞く。

ノー イット イリズント。 と男の子が答える。

みたいな。

簡単なやり取りを何冊かテープとともに聞いた。 とにかく簡単な短いやりとり。

それも全部終わってしまい、することがなくなったので、ちょいと難しめの会話のやりとりの

レッスン本をはじめた。 難しかったな、バイクを買ってもらいたい男の子が父親におねだり

するんだけど、父親を説得できなくて、がっかりする、内容だった。

文も長くなり、中3レベルの英語だったと思う、テープに合わせて読んで、丸暗記した。

でも、1冊めで、飽きてしまい、内容が難しく、楽しくなかったから

でも、そのおかげで、授業もわかるようになり、ちゃんと聞くようになった。


ショッキングなできごとは、中学のころ、友達がピアノで弾いてくれた、ビートルズのイエスタデイ。

世の中に、こんなステキナ音楽があるのか、なんでその子はそれを知っているのか、

おどろいた。 お兄さんの影響だったみたい。 感動して、ビートルズ、ビリージョエルなど、洋

楽を聞くようになった。 歌詞カードを読んで、歌った。

歌詞って、歌だから、文法書のような文でないので、解釈がむつかしい。

いろんな意味にとれるんですよね。 

実際ネイティブでも、歌の意味は断定できないと言っていた。

人それぞれ、受け取り方が違うって。


それから、映画も見るようになった。 ジェームスディーンがかっこよくて、セリフを暗証したりした。

本人になりきって発声してみた。


それから、英語の試験のために文法も勉強するようになった。

どんどん勉強して、点数もあがった。 

点数があがったのはいいことだけど、今思うと、英語本来の楽しさ、ではなくて、ただ試験のた

めの勉強をやっていた、かんじ。

数をこなしていた、かんじ。

当時は外国人と英語を話す機会も予定もなかったので、そういう勉強しかなかったし。

和英辞書なんて、もって人、ほとんどいなかったし。

あくまでも、受け身で、出された問題を和訳する、みたいな。



あ、こう書いてて、思ったのですが、、もともと耳タイプから始まったみたいですね。

それから、英語に興味をもち、意味をしりたくなったんですね。


今も、暇なときは、文法の本を読んだり、エッセイをよんだり、

ラジオやテレビの英語教育番組をきいたり、 映画や、ライブを見たり、

毎日、英語に触れています。


ベッドのまくら元には、常に、10冊本を積んであり、気分で乱読しています。

興味のある単語と出逢うのが喜びです。

moonbow 、sight-doing , underdog, という単語も知りました。

あと、cream には、「こてんぱてんにやっつける」という意味もあるんですよ!

面白いでしょ!


のんきに英語をやってるわたしと違って、MBさんのように、人に教えないといけない人は、

どれほど大変だんだろうと、想像もできません。 どうか、がんばってください。

2017年
06月05日
10:56
mouthbirdさん

>>3 コピット。さん
ここのコメントだけ読むと、耳タイプのようですね。もう1つの方に下さったコメントを読むと意味タイプの素地が見受けられます。
 コピット。さんは両方の素地がある方だと思いました。どちらかに偏る場合、はっきり耳タイプ・耳タイプと分かれるのでしょう。偏らない場合は、度合いがあると思います。
 私のような典型的意味タイプは 耳指数:0 意味指数:100
 典型的な耳タイプさんは     耳指数:100 意味指数:0
となると思うのです。

 混在タイプの場合、これが  耳指数:30 意味指数:30
の人もいれば
                   耳指数:100 意味指数:100
の人もいるはずです。  
参考
http://q-eng.com/diary/20123

コピット。さんは耳指数100 意味指数100に近いのではないでしょうか?


歌を覚えた時、歌の意味は余り気にしなかったようですね。でも解釈はしてますね。私なら納得いくまで調べますね。意味タイプのサガでしょう。

>cream には、「こてんぱてんにやっつける」という意味もあるんですよ!
>面白いでしょ!

はい! こういうの面白いです。知りませんでした。

 私は教えるのは大変ではないです。100%過不足ない正しい意味とそういう意味になる手順を教えられて大変幸福です。
 英語の音声を聞くほうが100万倍嫌で大変で地獄です。意味が100%わからないから気持ち悪い。死にたいほどつらいです。

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