第7回から
・
耳タイプ
・
意味タイプ
の説明をしています。
今日は
耳タイプ・
意味タイプの話のシリーズのとりあえずの最終回です。
この場で「
耳タイプ」「
意味タイプ」を発表したとき、「そんなタイプなんて存在しない」というコメントがたくさん寄せられるのではないか、と私は思っていました。しかしそういったコメントは1件もありませんでした。ということは、概ね私のこの分類はあながち間違いでもない、と言えるのではないかと自信を持つことができました。
今回こうやって「
耳タイプ」「
意味タイプ」に分類しましたが、実はこの研究過程で「別の考え方」も浮かんだのです。それは 「
耳指数」「
意味指数」という考え方です。
●「
耳指数」 … 英語の
音に対してどのくらい意識が集中するのか?
●「
意味指数」…英文の
意味に対してどのくらい意識が集中するのか?
という指数です。
例えば
「
耳指数 100」ならば、英語の音を無視意識に好み、聞きたがる。口真似し、覚えたがる…という行動が当たり前
「
意味指数 100」ならば、英文の意味を正確に知りたがる。少しでも意味が曖昧だと気持ちが悪い…となるのが当たり前
といった具合です。
これは個人差が出ると思うのです。
「
耳指数 80
意味指数 20」の人
「
耳指数 50
意味指数 50」の人
「
耳指数 10
意味指数 90」の人
といった具合です。
で!
この考えに乗っ取ると、
「
耳指数 100
意味指数 0」の人は(極端な)「
耳タイプ」
「
耳指数 0
意味指数 100」の人は(極端な)「
意味タイプ」
となると思うのです。私はおそらく「
耳指数 0
意味指数 100」の極端な
意味タイプなのだと思うのです。
傾向としては、
・
耳指数が高い人は、
意味指数が低い
・
意味指数が高い人は、
耳指数が低い
のだと思います。
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この指数の考え方ですが、
「
耳指数+
意味指数=100」とは限らないと思います。
理想は
「
耳指数100
意味指数 100」となっていることです。こうなっている人が、本来は「英語ができる人」と言えるのではないでしょうか?
ところが、世間、もしくは「自分の中」で
「
耳指数 100
意味指数 0」の人を「英語ができる人」と認識する
あるいは
「
耳指数 0
意味指数 100」の人を「英語ができる人」と認識する
という具合になっているのではないでしょうか?
また、逆に少ないケースもあります。
「
耳指数 20
意味指数 20」という人もいるでしょう。
「
耳指数 30
意味指数 30」とか、、、、
おそらく、この指数は、個人差それこそまちまちなのだと思います。
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●タイプにあった学習を!
この指数の考え方で極端なケース、つまり
「
耳指数 100
意味指数 0」の(極端な)「
耳タイプ」
「
耳指数 0
意味指数 100」の(極端な)「
意味タイプ」
のそれぞれの「英語の先生」が世の中にいると思います。
私の勝手な印象から考えると、今は「
耳タイプの英語の先生が圧倒的に多い」と思っています。
私自身が「中学・高校で
耳タイプの英語の先生」に習ってきたのだと思います。私は完全な「
意味タイプ」でした(今もですが)。だから私は当時、
耳タイプの先生方がが与える課題やテストに全く対応できなかったのだと思います。
ところが、浪人のときは全く違いました。浪人時は「
意味タイプ」の先生に習ったのです。そうしたら、私はめきめき英語の成績が上がったのです。
もし自分が「
意味タイプ」の場合、「
意味タイプの先生に英語を習うこと」で、英語の成績は上がると思うのです。
逆に自分が「
耳タイプ」の場合、「
耳タイプの先生に英語を習うこと」で、英語の成績は上がると思うのです。
ただ、もし「本当に英語ができる人」になるつもりならば
最初はしかたがないにしても、いずれは
→
耳タイプの人は…「正確な意味」の把握をするための学習→「文法」と「解釈演習」をしなければならず
→
意味タイプの人は…「正確に音を聞き取る」ための学習→「ディクテーション」などをしなければならない
と思います。
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●まとめ
・英語学習者は、まずは、自分が「
耳タイプ」なのか「
意味タイプ」なのか…これを把握する
・そして、それを踏まえた自分なりの学習法を見つけられれば良いのではないか
と私は思います。
この研究はまだまだ始まったばかりです。おそらく「耳・意味」の傾向自体は正しいと思います。この研究が発展・発達し、皆様により効率のいい学習法が構築できれば、と思って止むことはありません。
(あ、少し嘘。実は私は「
意味タイプ」なので、「どうやったら
耳タイプのように音を重視して考えられるように成れるのか…」を考えてます。)
このシリーズはこれにておしまい。よろしければ皆様のご意見をご感想をお待ちしています。
金曜日は【ニコニコ生放送】による文法講義放送です。来週は雑談。
新しいシリーズは、
再来週の月曜日から始めます。予定では、この「
耳タイプ・
意味タイプ」をもっとわかりやすく説明する特別シリーズです。また長期シリーズなりそうですが><
(↓目次はこちら)
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