なんか、「釣り」のようなタイトルですがw
iPhoneの単語アプリで
「マジタン」というのがあって、そのアプリを利用してとりあえず全部やってみました。
内容は13000語がレベル別に10段階になっていて、10単語ごとに30秒以内で記憶(最新Ver.3.0からは1分以内)、30秒で4択で回答というものです。(ただし、間違えた時点でゲーム終了。間違えたところから同じことの繰り返しになります)
最近トレンドの
「文章の中から単語を身につける」という学習方法とは対極的な「単語の意味のみ」を扱った割り切った学習方法です。
このやり方を始めたときは半信半疑で、おそるおそるお試し状態でスタートしたのですが、巷にたくさんある
「英語学習成功ストーリー本」の中でも「短期間に大量の英単語を覚えてしまう」ということを推奨しているものが2つ以上あったのを思い出して、疑心はあったものの失敗しても良いと思ってやってみました。
期間は
約2ヶ月半。
最初の単語レベル判定でレベル5以下は全部知っている単語だという判定が出たので、レベル6(6800語)からのスタートです。
レベル9の途中から知らない英単語だらけになってきて学習が失速しましたが、そこで気分を切り替えてしばらくの間復習を中心にしたところ、なんとか持ちこたえて最後まで到達することができました。
やり方もいろいろ試行錯誤しながら、振り返ってみるとその時々の気分に応じてやり方を変えたのが結果的にうまくいったことにつながったような気がします。
始めは「単語のみ学習」が嫌にならないように気をつけて1日30〜50単語くらいから始めました。
そこから「復習単語」も含めて少しずつ単語数を増やしていって最終的には新しい単語と復習単語を含めて1日300単語くらいに落ち着きました。
1回の学習時間も慣れるに従って増えていったのですが、知らない英単語の率が増えるに従って頭が「パンパン」になるようになって、ここで一度失速モードに入ってしまいました。
モチベーションが下がっていく中、なんとかしようと試行錯誤してみました。
こういう作業的な学習は向き不向きがあって、絶対的正解な方法はないと思うのですが、
自分的に
うまくいったやり方は、1回の学習時間を5分に限定して集中的にやる方法でした。
それ以上やると頭が感覚的に「パンパンな状態」になって、そのあとは覚えた英単語に新しい英単語が上書きされてしまうような感じがしました。
感覚的なものですが、次に頭がスッキリするまでにはおおよそ30〜40分かかりました。
仮に1時間に5分間(約50単語)英単語学習をすると、起きている時間16時間きっちりやれば、800単語くらいできる計算になりますが、現実的にはちょっと無理ですw
最終的には1時間半〜2時間に1回約5分間集中して単語アプリをやるというところに落ち着きました。
(最後のほうでは、気がつくと10分以上やっているときがあったので、フル回転で集中できる時間が増えたのだと思います。きついランニングを5分間しか出来なかったのが、10分間継続できるようになったようなものじゃないかと思います)
<やってみてどうだったか>
・実行前のあるWebサイトでのパッシブボキャブラリーは8000語くらいと判定されていたが、達成後は11000語くらいの判定になっていた。
・
単語の意味は理解しているかどうかにかかわらず、短期間に多く出会っていれば自然に覚える(反応できるようになる)ものだと実感できた。(まったく初見の英単語でも5回くらい出会うとなんとなく覚えていることに気がついた)
・英単語を使えるものにしていくにはやはり文章の中で体験していくしかないと思うが、英単語の「意味」そのものを覚えるのには
割り切って単語に徹するのも良いと思った。(音楽やスポーツでも「演奏」や「試合」とは別に練習で「ドリル」をやると思うが、それと似ているようにも感じた)
・
とにかく丁寧に覚えるよりも、何回も単語(単語アプリ)を繰り返すほうがよく覚えていた。
・常に語彙不足のコンプレックスがあったのが、そういう
劣等感のようなものがなくなった。(やるだけやったということで納得できたのかもしれない)
・いわゆる受験英語に登場する英単語でまったく検討もつかないような知らない単語がなくなった。
・Longman Learners English より Collins COBUILD を使うほうが多くなった。 (Longman は単語が限定してあって読みやすいけれども、簡潔すぎてかえってイメージしにくいこともあった)
(5月からはCollins ENGLISH DICTIONARY & Thesaurus(物書堂)のiPhoneアプリ辞書も使うようになった。← 紙書籍版はAmazonで8月に発売予定になっていたので、先行販売のアプリだと思われます。
例文や定義が Rundom House英和大辞典(物書堂)と一部重なっているのでなかなか良いです。両方買うとちょっと高いですが、書籍版よりはかなり安いので気に入れば買って損はないです。同じメーカーのアプリなので同じ単語の辞書切り替えが素早くできて便利です)
http://www.monokakido.jp/iphone/ced.html
http://www.monokakido.jp/iphone/rhej.html
・
1万語を超えたくらいから英英類語が使えるようになり始めた。
・
「語源本」は語彙力にプラスになると分かっていてもやる度に毎回挫折していたが、ようやく
楽しく読めるようになってきた。
・6月からiKnowのお試し期間を利用して、とりあえず全部の英単語をブレインスピードという単語アプリでやってみた。留学準備コース以外はほぼ100%。留学準備コースのSATやGRE、GMATは最初は分かっている単語が3割、正解率8〜9割(山勘含むw)という感じだった。
・
語彙が1万を超えたからといって辞書引きがなくなるわけではないw
・
この程度では『赤毛のアン』は辞書なしで読めないwww(それでも首っ引きじゃなくなっただけでもかなり気持ちが楽なった。とりあえず他にもやることがあるので通読はあとに残しておくことにしているw)
・この
試みが成功するかどうかは今後次第。ほっておけば英単語を忘れていってただの徒労に終わる可能性もあるwww
<今後>
・今はWeb上の辞書引きはWeblioが中心だけれど、Vocaburary.com や Wiki系に移行できるといいなぁ〜w
・英文が正確に直訳できるようになってきたら多読を始めようかと思っている。
・iKnowに再入会して続けるかどうかは悩み中。
現在はひと通りやり終えてちょっと中だるみ状態です。
というか、さすがに飽きてきたw
(2年前くらいから自分ルールで「飽きるまでやる!」がテーマなので、ひとまず達成!というところです)
マジタン
https://itunes.apple.com/jp/app/zui-houno-ying-dan-yu-xue...
各レベルの中で100単語ずつになっていて、最初に知っている単語をクリックして学習単語を絞ることもできます。
私は知っている英単語を絞り込むと「知らない単語」だらけになるのが嫌だったのでこの部分はスルーして「完了」です。
全部終わってもネイティブ並みにはなりません!www
ちょっと見にくいですが、2ヶ月半の軌跡です。
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