smart.fm で更新してきた、
旧チャンネルブログの文法問題をお届けします。
今週は解答編です
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●アプリ情報:
テストバージョン 3.01と3.02 。
既に発表されています。
今後の予定(作成順)
単語の充実
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参加して下さった皆様、ありがとうございました。
前回を踏まえれば、解きやすかったのではないかと思います。
では解答と解説に参りましょう。
今回の問題はみな
「助動詞 + have + 過去分詞」
という形を取っています。
have があるから、一見すると「現在完了形」に見えます。でもこれは「現在完了形と思ってはいけない」です。
これは
「現在」から「過去を推量する」形です。
<今から思うと、昔のあれは~だろう>
というような意味合いを持ちます。
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問題
次の各文の和訳例を書きなさい。
1 Masato can't have bought the book.
解答例
「正人はその本を買ったはずがない」
解説
「can't have 過去分詞」は「~したはずがない」
という意味です。
「今考えるに、【過去において、○○は~したはずがない】」
という意味を作っています。
これは
前回やったcan の意味の1つ「可能性推量」の否定で、過去の話。
今考えるに「過去の時点で、○○は~した可能性はない」…という推量なのです。
したがって
「正人はその本を買ったはずがない」
となります。
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2 Masato may have bought the book.
解答例
「正人はその本を買ったかもしれない」
解説
「may have 過去分詞」は「~したかもしれない」
という意味です。
「今考えるに、【過去において、○○は~したかもしれない】」
という意味を作っています。
これは
may の意味の1つ「推量」です。中学で学んだもの。これの過去の話。
今考えるに「過去の時点で、○○は~したかもしれない」…という推量なのです。
したがって
「正人はその本を買ったかもしれない」
となります。
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3 Masato must have bought the book.
解答例
「正人はその本を買ったに違いない」
解説
「must have 過去分詞」は「~したに違いない」
という意味です。
「今考えるに、【過去において、○○は~したに違いない】」
という意味を作っています。
これは
前回やったmust の意味の1つ「強い推量」で、過去の話。
今考えるに「過去の時点で、○○は~したに違いない」…という推量なのです。
したがって
「正人はその本を買ったに違いない」
となります。
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4 Masato should have bought the book.
解答例
「正人はその本を買うべきだったのに」
解説
「should have 過去分詞」は「~するべきだった(実際はしていない)」
という意味です。
「今考えるに、【過去において、○○は~するべきだった】」
という意味を作っています。
この場合は、「実際はしていない。しまったー! しておくべきだった」という後悔の念があります。
これは
should の意味の1つ「義務」で、過去の話。
今考えるに「過去の時点で、○○は~するべきだった」…という義務なのです。
したがって
「正人はその本を買うべきだった」
となります。(その本を買わなかったから、友達との話題についていけなかったとか、そんな状況です)
補足:「マサトは本を買ったはずだ」という意味も正解になりえる。詳しくは下のコメントの5 hadaさんの部分をお読み下さい。
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5 Masato shouldn't have bought the book.
解答例
「正人はその本を買うべきではなかったのに」
解説
「shouldn't have 過去分詞」は「~するべきではなかった(実際はしてしまった)」
という意味です。
「今考えるに、【過去において、○○は~するべきではなかった】」
という意味を作っています。
この場合は、「実際はしてしまった。しまったー! するべきではなかった」という後悔の念があります。
これは
should の意味の1つ「義務」で、過去の話。
今考えるに「過去の時点で、○○は~するべきではなかった」…という義務なのです。
したがって
「正人はその本を買うべきではなかったのに」
となります。(その本を買ってしまったので、別のことができなかったとか、そんな状況です)
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6 Masato needn't have bought the book.
解答例
「正人はその本を買う必要はなかったのに」
解説
「needn't have 過去分詞」は「~する必要はなかった(実際はしてしまった)」
という意味です。
「今考えるに、【過去において、○○は~する必要はなかった】」
という意味を作っています。
この場合は、「実際はしてしまった。しまったー! する必要はなかった」という後悔の念があります。
これは
の意味の1つ「義務」で、過去の話。
今考えるに「過去の時点で、○○は~する必要はなかった」…という不必要なのです。
したがって
「正人はその本を買う必要はなかったのに」
となります。(本を買ってしまったけど、その直後、友人がその本をプレゼントしてくれたとか、そんな状況です)
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こういうのを意味を含めて「ぱっ!」と理解できるようになって欲しいのです。
もちろん、英語で使い分けられるようになればと思います。
いかがだったでしょうか? それではまた来週!
問題編
http://q-eng.com/diary/15768
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