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bbbcさんの日記

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2013年
11月26日
09:25 bbbcさん

TED-Ed 029・・What Aristotle and Joshua Bell can teach us about persuasion

  • 英語の話題
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TED-Ed 029・・What Aristotle and J・Bell can teach us about persuasion                   
         (説得力について アリストテレス と ジョシュア・ベル が教えてくれること)
                                    (↑世界的バイオリニスト 米国 1967-
英語そのものは 遅く、間もあり易しい。 哲学の意味は少し難しいが理解できる。
Rhetoric:アリストテレスの著書 「弁論術」 (普通名詞では レトリック=修辞法 のこと)

logosethospathos は ギリシャ哲学の概念で 多くの意味をもつが、ここでは
単純に logos 言論、 ethos 人柄、 pathos 感情 と訳されている。


05分・・125wpm 2013/11/ 26 新出
 

9th of January, 2007 Joshua Bell, one of the greatest violinist in the world, played to a packed audience at Boston's stately Symphony Hall of 1,000 people where most seats went for more than $100. He was used to full, sell-out shows. He was at the peak of his abilities and fame.

Three days later, Joshua Bell played to an audience of nobody! Well, maybe six people paused for a moment, and one child stopped for a while looking, as if he understood that something special was happening. Joshua said of the experience, "It was a strange feeling that people were actually ignoring me."

Joshua Bell was playing violin in a subway station. "At a music hall, I'll get upset if someone coughs or if someone's cell phone goes off, but here my expectations quickly diminished. I was oddly grateful when somebody threw in a dollar.

What changed?  Same music, on the same violin, played with the same passion and by the same man. Why did people listen and then not listen? Aristotle would be able to explain. What does it take to persuade people?

2,300 years ago, Aristotle wrote the single most important work on persuasion, Rhetoric, the 3 means of persuasion: logos, ethos, and pathos.

Logos is that the idea makes sense from the audience's point of view. This is usually different from the speaker's point of view, so work needs to be done to make the idea relevant to the world view, the pains and the challenges of the listeners. A good argument is like good music. Good music follows some rules of composition; good arguments follow some rules of logic. It makes sense to the audience.

Ethos is reputation, what are you known for; credibility, do you look and act professional; trustworthy, are your motives clear, do you show the listener that you care about them as much as yourself? Authority is confidence plus a concise message, a clear, strong voice.

Pathos is the emotional connection. Stories are an effective human tool for creating an emotional connection. There are moments where an audience is not ready to hear the message. A speaker must create the right emotional environment for their message.

What changed? Why did people travel for miles to hear him play one night, and not even pause for moment to listen the next morning? The answer is that ethos and pathos were missing.

Ethos The fact that the great concert hall hosts Joshua's concert transfers its trust to Joshua. We trust the institution, we now trust Joshua. The subway does not have our trust for musical talent, we do not expect to find great art, great music, or great ideas, so it confers no trust to Joshua.

Pathos The concert hall is designed for an emotional bond between an audience and an artist. The subway platform is not. The hustle and movement and stress is just not conducive to the emotional connection needed between performer and listener.

Logos, ethos, pathos, the idea is nothing without the rest. This is what Joshua Bell learned on that cold, January day in 2007. If you have a great idea, how do you build credibility and emotional connection?

注 字幕は a だが The と思われる。 (たっつんさんのご指摘どおり)
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コメント

1番~5番を表示

2013年
11月26日
12:41
bbbcさん

参考 学習記事の元ネタ (ワシントン・ポスト紙主催の有名な心理実験)
     世界的バイオリニスト、ジョシュア・ベルが地下鉄の駅でバッハの名曲を弾いても
     通行人は足を止めない。(ビデオは速送りがあり2分半)
     45分間に、通行者1097人、投げ銭28人、ベルと気づいたのは1人。(Wikipedia英 )



音楽家で牧師の方の 意義深い日本語の解説があります。 見事な文章です。
  ⇒ 「ジョシュア・ベル実験」に思う (2013/3/3)
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2013年
11月28日
21:21
たっつんさん

 bbbcさんの記事は、アカデミックな香りが強く、簡単には意見がまとめられませんね。
 ジョシュア・ベル実験については、音楽と音楽家による認知学の実験だと思うのですが、これにアリストテレスが、なぜ路肩で彼は注目されなかったのか、解説していますね。さすがアリストテレスです。現代に生きていれば、間違いなく世界でも5本の指に入る敏腕経営コンサルタントだったでしょう。マッキンゼーとかIBMあたりで活躍していることだと思います。

 教育については、やはり彼等アメリカ人やイギリス人は、高校のレベルでこういう「思考学」を訓練しているのです。日本は思考か知識で、知識詰め込みに走った。でもそれは違っていた。今、彼等がここ10数年「考える力」と言っている理由はこういうところなのだと考えます。
 企業の、どこにお客さんがいて、どうすれば買い物をしてくれるのか、なぜ買わなかったのか、に答えられるような、そういった分析ができて、企業が利益を生み出すことに貢献できる人材が欲しいのだ、と今はわかります。

 
 加えて、そういった知識、理論、実践によって、批評が的確にできる、というのはとても大事な力だと、私は改めてここ最近思います。テレビの経済アナリストのコメント、企業の経営者のコメントが本当に的確なのか、それをジャッジするには的確な知識、理論理解が必要です。
 そういう力の基礎がやはり哲学や認知学にはあって、分析する力がそこで身につくのだと考えます。一般的はわからないことを答えられる稀有な人材、ここのアリストテレスのような、そういう力が今、基、昔から求められてきたのだと今はわかります。


 街角で演奏する、ということで思い出したサックス演奏者やバンドがいくつかあります。池袋では、そういうのが頻繁にやっているので。



彼のサックスの音色が、池袋じゅうに響き渡ると、すぐに彼だとわかります。これは茅ヶ崎ですが。
みんなが知っているメロディーというのも、大事なマーケティングでしょうか。この曲は実際に聞きましたが、とてもロマンチックな響きで、とても感動しました。
 よくギターなどでバラードやブルースの演奏者が上手いと、「ギターが泣いている」と言うそうですが、彼の場合は、サックスが泣いている、という表現が似合いそうです。


ここまでダイナミックにやると、迫力ありますね。これは足を止めざるをえないです。これを見ると、なぜ、アメリカは未だにヨーロッパに憧れているのか、なんだかわかるような気がします。この伝統という長い時間が生み出した街と音楽の芸術は、簡単には真似できないのでしょう。

 この2つの映像の演奏に感動する理由は何か、といえばアリストテレス曰く、pathosなのでしょう。

 牧師さんの記事は、どこかの大学の現代文の私見にでも出てきそうな文章ですね。
 「常に、感動できるものを見つけられるように、日常に流されることなく、準備しておけ」というメッセージでいいのでしょうか。私にはそういうメッセージだと感じられました。

2013年
11月29日
10:13
bbbcさん

>>2 たっつんさん

いつも よく踏み込んだ 解説的コメントを ありがとうございます。
皆さんの理解が より深まると思います。

2013年
11月30日
05:43
たっつんさん

 ちなみに私、工学系の学校で人文哲学を研究領域とする教授に、ここらへんのイロハを教わりました。
 その中で、国際関係論のキーワードとして「ロゴス中心主義」という言葉を繰り返し、解説してもらいました。後でわかったのですが、高校現代文のキーワードでもあるらしいです。

 この抽象的な言葉ですが、この意味をこのビデオが明快に解説しています。

Logos is that the idea makes sense from the audience's point of view. This is usually different from the speaker's point of view,

 つまり、
ロゴス中心主義 = logocentricism = 個々人から見るそれぞれの視点、理解の仕方(=logos) を中心とした考え方、(それを正解としてしまう考え)ということになります。


 この言葉が生まれたのは、帝国主義時代の植民地政策の時だという話です。
 植民地の人たちは私達西側の「進んだ暮らし」を知らないかわいそうな人達だ、だから私達の生活の仕方や私達の言語を教えてあげよう、という発想で、当然現代では否定されるべき思想です。
 self-centric という、いわゆる「自己中心的」という概念を持ち出すとわかりやすいかもしれませんが、厳密には違いますね。


英文聞き取り質疑:
Pathos; The concert hall is designed for an emotional bond between an audience and an artist. a[→The] subway platform is not.

 ここ、2文に分かれていて、2つ目の文は the から始まっているような気がします。
 But a[the] ... か? ともお思いましたが、発音が弱いところから冠詞かな、と思いました。

2013年
11月30日
21:13
bbbcさん

>>4 たっつんさん

すごい耳と注意力ですね。 はい。”The” と思います。
すぐ上のパラグラフでも the subway ですので あえて a にする必要はないでしょう。

この英語の字幕は ボランティア(英語圏の人) が付けます。この時 自動字幕をベースにして  訂正するのがふつうです。
印刷して 確認してみましたが 約40か所 ほぼ正しく訂正していました。自動字幕では
ここは the でした。たまたま ボランティアには a と 聞こえたのだろうと思います

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