ここ2,3週間の間(redundant?)、朝のNHKの英語の番組で ‘What’s the matter?’ というのが取り上げられていた。こういった常套句などは、特に気にせずなんとなく覚えているヒトも多かろうと思う。
冠詞を中心に英語を考え直してみよう、と決めてからこの様になんとなく覚えている慣用句的なもの、少し考えると説明のつきやすいもの、そんなものを少しずつ貯めていて、これをその第一弾にしようか、と考えた。
心の動きとしては、「相手方の様子からして何かあった、(ある)に違いない」、そのように感じているために、 the matter と決め付けている感じだろうか。書き換えてみると、
What is the matter that makes you so upset? というような文章を想定できる。
で、that 以下は言わなくても、what’s the matter ? で「どうしたの」「何かあった」と言うようになったような気がする。
What’s the matter with you? も無理すれば、What is the matter that has got something to do with you? と完全文には出来る。
ここで、またしても「念のため」辞書を見てみた。オンラインの weblio にはご丁寧に the matter で厄介なこと、と言うような言及があったけれども、これは学習者用のこじ付けではないか、と一瞬考えて、さらに「念には念を入れて」コリンズコウビルドとチラッと見たところ、そんな記述はなかった。
別に辞書にどう書いてあっても構わないけれども、
What’s matter? としてしまうと、脳などの質、白質、灰角質ってなんだ?と聞いているかのようにも聞こえる。
What’s a matter? とすると、問題、事態とはいったいなんだろうか、と言うニュアンスを感じる。
定冠詞、不定冠詞と呼ばれる様に冠詞として a/the の違いを考えるのも一法だけれどもそれぞれをシッカリ理解すれば良いではないか。
今回は、敢えて違いを強調する書き方をしてみたけれど、これが良いかどうかは未だ考えはまとまっていないし、敢えて、日本語を交えて訳のようなものをつけると、思わぬところから突っ込みを受けそうな気もするし。
そもそも、「○○と××の違いは何?」と言う考えが多すぎる嫌いがある。インスタントコーヒーのCMの影響があるのだろうか、違いを知ることに意を注ぎすぎてはいないか?其々をきちんと理解できれば、「お疲れ様とご苦労様の違いは?」とゆう疑問が起こること事態にそれこそ疑問を感じるのだが。
ちょうど、なだいなだ氏の言を引用したり、caffeinaholic サンの日記に辞書を引いてみたことを書いたので、
http://q-eng.com/diary/13367?comment_count=5
ちょっと付け加えておきます。
冠詞50年、う~ん、自信はなかとですがなんとかやってみますたい^^