smart.fm で更新してきた、
旧チャンネルブログの文法問題をお届けします。
今週は解答編です
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●アプリ情報:
テストバージョン 2.18と2.19 。
今週の進捗
なしです。ごめんなさい…色々と滞ってる…(ToT)
今後の予定(作成順)
・チャットルーム作成
・アプリにコースが作れるように大幅改良
遅れに遅れて大変申し訳ありません。
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先週の問題にチャレンジして下さった皆様、ありがとうございました。
では解答と解説に参ります。
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問題
次の各文中に[ ]内の語を入れるのに、最も適切な箇所を選び、番号で答えなさい。
A There is (1) nothing (2) in (3) today's (4) paper (5).
[interesting]
解答 (2) (今日の新聞に面白いものは何もない。)
解説
これはどちらかというと名詞の問題。
普通、形容詞は「前から名詞を修飾」します。つまり
「形容詞+名詞」という順番です。
例
beautiful flower(美しい花)
しかし
「-thing」という「名詞」は、形容詞が前からではなく、後ろから付くのです。
(-thing という単語の例⇒something, anything, nothing)
だから例えば「面白い何か」だったら
× interesting something
〇 something interesting
という語順になります。
したがって
A There is nothing interesting in today's paper.
今日の新聞に面白いものは何もない。
となります。
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B You are (1) not (2) old (3) to sign (4) the contract (5).
[enough]
解答 (3) (あなたはその契約にサインできるほど年をくってない)
解説
これは
「副詞として使われた enough」が「形容詞」を修飾する場合
の学習。
「副詞」が「形容詞」を修飾する場合、多くは
・「副詞+形容詞」
の語順になる。
例: very interesting (とても⇒面白い)
ところが、
「副詞として使われた enough」が「形容詞」を修飾する場合
・「形容詞+副詞」
の語順になる
例: rich enough (十分に金持ちだ)
したがって
B You are not old enough to sign the contract.
(あなたはその契約にサインできるほど年をくってない)
となります。
---
C (1) I (2) could (3) understand (4) what he said (5).
[hardly」
解答 (3) 私は彼が言った事をほとんど理解できなかった。
解説 hardly という単語は「ほとんど~ない」という否定の意味を持つ副詞(これを【準否定語】と呼ぶ)。
これを普通に入れるのであれば、(否定語)なので、not を置きたくなる位置に置く。
もしも今回の問題が、hardly ではなく、not を入れる問題ならば
I could
not understand what he said.
こうなるだろう。↑この文の not を hardly と取り替えればOK。
すると↓
I could
hardly understand what he said.
となる。これが正解。(私は彼が言った事をほとんど理解できなかった)
重要補足:hardly(ほとんど~ない)といった否定の意味を持つ副詞は、頻繁に「倒置」される。これを「否定倒置」と呼ぶ。この場合ならば「hardly が文頭に」来る。
問題はそのあとの語順。単に「hardly が文頭に」なっただけで、そのあとを順番通り並べればいい訳ではない。
「否定倒置文」にするには、
●否定語+[Yes/No疑問文の語順] …にする
今回のケースで考えよう。
I could understand what he said.
↑この英文を元に [Yes/No疑問文の語順] を作ってみよう。すると
⇒ Could I understand what he said?
となる。
「否定倒置文」にするには、
●否定語+[Yes/No疑問文の語順] …にするのだから
⇒Hardly + [Could I understand what he said]
となり、つまり
⇒⇒ Hardly could I understand what he said.
(私は彼が言った事をほとんど理解できなかった)
となる。
なぜこんなけったいな「否定倒置」を習うのか? …という疑問に答えよう。
実は、hardly のような準否定語が使われる場合、「倒置された英文」になる方が、「倒置されない語順の英文」よりも圧倒的に多いから、である。
つまり
I could hardly understand what he said.
よりも
Hardly could I understand what he said.
のほうが、普通によく見かける、普通に使われる英文なのである。
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D He (1) doesn't know (2) what it is (3), and (4) do I (5).
[neither]
解答 (4) (彼はそれが何か知らないし、私もまた知らない)
解説 neitherは「~もまた…ない」という意味の副詞。これこそ通常は「否定倒置」が使われる副詞である。
and 以下を「否定文」にしてみる。すると
⇒ I do
not (do).
となるはず。Cの問題の hardly と同じように not と neither の位置を取り替えてみよう。すると
⇒I do
neither (do).
となる。
ところが、
副詞 neither が通常使われる場合は、必ず「否定倒置」で使う。
「否定倒置文」にするには、
●否定語+[Yes/No疑問文の語順] …にする
今回のケースで考えよう。
I do.
↑この英文を元に [Yes/No疑問文の語順] を作ってみよう。すると
⇒ Do I (do) ?
となる。
「否定倒置文」にするには、
●否定語+[Yes/No疑問文の語順] …にするのだから
⇒neither + [Do I]
となり、つまり
⇒⇒ neither do I.
(私もまた知らない)
となる。
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以上です。
否定倒置はもしかしたら最難関かもしれませんね。もしもできなかったら上手くできるようになりましょう。
それではまた来週!
問題編
http://q-eng.com/diary/12671
出典
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