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mouthbirdさんの日記

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2012年
12月26日
13:29 mouthbirdさん

分詞構文中級問題(解答編)

smart.fm で更新してきた、旧チャンネルブログの文法問題をお届けします。
今週は解答編です

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●アプリ情報:テストバージョン 2.18と2.19
今週の進捗
なしです。ごめんなさい…色々と滞ってる…(ToT)

今後の予定(作成順)
・チャットルーム作成
・アプリにコースが作れるように大幅改良
遅れに遅れて大変申し訳ありません。
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チャレンジしてくださった皆様ありがとうございました。
分詞構文はどうですか? 難しく感じるでしょうか?
分詞構文は文語的ですが、見かけるケースは多いので学んでおきましょう。

それでは解答と解説に移ります。

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問題

1.次の2つ英文がほぼ同じ意味になるように(   )に1語ずつ入れよ。
 As I did not know what to say, I remained silent.
=(   )(   )what to say, I remained silent.

正解
=(Not)(knowing)what to say, I remained silent.

解説
否定文の場合の分詞構文の学習です。
否定文の場合は、現在時制でも、過去時制でも
 Not +~ing
という形にします。だから
Not)(knowing)what to say, I remained silent.
となるだけです。難しく思えますでしょうか?

これは逆が難しいのです。
つまり↓こんな問題
 Not knowing what to say, I remained silent.
=(   )(   )(   )(   )(   )what to say, I remained silent.
=(   )(   )(   )(   )what to say, I remained silent.
できますか?

正解は
 Not knowing what to say, I remained silent.
=(As)(I)(did)(not)(know)what to say, I remained silent.
=(As)(I)(didn't)(know)what to say, I remained silent.
となります。diddidn't を出したり、もちろん as も出さなければなりません。
(訳例:私は何を言ったらよいか分からなかったので、黙ったままでいた)

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2.次の2つ英文がほぼ同じ意味になるように(   )に1語ずつ入れよ。
 As I have written the letter, I have nothing to do else.
=(   )(   ) the letter, I have nothing to do else.

正解
=(Having)(written) the letter, I have nothing to do else.

解説
完了形の場合の分詞構文の学習です。
完了形の場合は、現在完了形でも、過去完了形でも
 having+過去分詞
にします。だから
 (Having)(written) the letter, I have nothing to do else.
となるだけです。難しく思えますでしょうか?
(訳例:私は手紙を書いてしまったので、他にすることがない)

ここでは別の問題が1つ絡みます。

 そもそもの問題文
 As I have written the letter, I have nothing to do else.
ですが、↑このように現在完了形ではなく
    ↓このように過去形にできないのか?
 As I wrote the letter, I have nothing to do else.

実はできません。この説明をしばらくさせてください(長いですが)。

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以下のような状況を考えて下さい。

・普段、東京にいる男性(he)が、仕事の都合で大阪に出張に行くことになったとします。
・その人が、今から2時間ぐらい前に大阪に向かって東京から出発し大阪に向かったとします。

その状況を表す英語は、次の(1)(2)、どちらが適切でしょうか?
 (1)He went to Osaka.
 (2)He has gone to Osaka.

実は(2)が適切です。(1)は適切ではありません。
「え~? 2時間前に大阪に向かって出発したのだから、過去でしょ? なんで現在完了なの?」
と思いませんか? 私も最初はそう思いました。

過去形の
 (1)He went to Osaka.
の場合は
 大阪に向かって出発したのが、1分前でも、10分前でも、2時間前でも確かに使えるが、10年前でも使える。つまり例えば10年前に大阪に行ったことがあり、「今は東京にいる」という状況でも、
 (1)He went to Osaka.
という英語は使える。
つまり、過去形だと「過去に行った事実を伝える」のみ。今彼が東京にいてもなんの不思議もない。むしろ過去形を使うと、「もう過去のこと」というイメージがあり、現在とはもはや無関係な印象を与える

しかし、現在完了形の
 (2)He has gone to Osaka.
の場合は過去形とは事情が違う。
 現在完了形は「過去の情報と現在の情報の2つを併せ持つ」。
つまり
 (2)He has gone to Osaka.
の場合、過去に大阪に向かって出発したが、それは【現在と関わっている】。だから現在彼は東京にはいない…という意味になる。2時間前なら、こちらのほうが適切になる。
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以上の事情が分かりましたら、問題文を改めて見てみましょう。

 As I have written the letter, I have nothing to do else.

 後半を見ると、「私は(現在)他にすることがない」。それは、手紙を書いてしまったからだが、その「手紙を書き終えた」ということと「現在」とが【関わっていなければ】おかしい…と思いませんか?

 したがってこのような場合は、現在完了形が適切なのです。分かりますでしょうか?


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3.次ぎの日本語の意味になるように(   )に適語を1語ずつ入れよ。
 彼に以前だまされたので、彼の申し出を断った。
 (   )(   )cheated by him before, I refused his offer.
=(   )by him before, I refused his offer.

正解
 (Having)(been)cheated by him before, I refused his offer.
=(Cheated)by him before, I refused his offer.

解説

まず(   )に入れる方の時制を考えたい。「申し出を断った時よりも前」の時制でなければならない。
「申し出を断った時」は「過去形」であった。過去より前なのだから「大過去(=過去完了)」というのは確かに正解にはなる。
しかし、別の観点がある。
今回の2の問題で
「現在に関わる[過去]」は、「現在完了形」で表した。

同じように
「過去に関わる[それより以前の過去]」は、「過去完了形」で表す。

つまり、もし「接続詞+~」で書き換えれば
 As I had been cheated by him before, I refused his offer.
という具合の「過去完了形」で表すことになる。

完了形の場合は、現在完了形でも、過去完了形でも
 having+過去分詞
にします。だから
 (Having)(been)cheated by him before, I refused his offer.
となります。

ここまでよろしいでしょうか?


そうしたら、もう1つの(   )のほうに説明を移します。


普通の受動態の分詞構文の場合、being を省略できます。
前回の分詞構文の問題で出した英文>は↓こんな感じでした。
(3)(being) Left alone, he will not be able to take care of himself.
「ひとりぼっちで放っておかれると、彼は自分のことができない」

このように「普通の受動態の分詞構文の場合、being を省略できます」。
 さらに
「完了形の受動態で使われている分詞構文の場合、having been を省略できます」。
したがって
 (Having)(been)cheated by him before, I refused his offer.
=(Cheated)by him before, I refused his offer.

となります。

これも、↓こういう問題が大変だと思います。
  Cheated by him before, I refused his offer.
=(   )(   )(   )(   )(    )by him before, I refused his offer.

正解は
  Cheated by him before, I refused his offer.
=(As)(I)(had)(been)(cheated)by him before, I refused his offer.
です。

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どうでしょうか? こんな感じの分詞構文もありますので知らなかった場合は注意しましょう。
それではまた来週~

問題編
http://q-eng.com/diary/11432

出典
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コメント

1番~3番を表示

2012年
12月27日
09:52
hadaさん

マバ先生、解説ありがとうございます。

分詞構文で過去分詞が出たら受動態だと思っていたのですが、実は being が省略されているからだったんですね。形容詞の interested や bored が入っている文や形容詞っぽい過去分詞も、本来あった being が省略されていそうだなあ。

分詞構文を通常の文に戻せ…という問題だと as がでてこなさそうです。

今年も大変お世話になりました。
どうぞよい年をお迎えください。

来年の出題も楽しみにしています!

2012年
12月27日
10:26
ken14さん

今週もありがとうございます。

 過去と現在完了の違いはややこしくて、次回からの悩みの種が増えた気がしておます。

ところで、私が回答した設問3に関して質問です。
 「having being」 って一体何の略何でしょうか?それとも間違いなのでしょうか?

「完了形の受動態で使われている分詞構文の場合、having being を省略できます]
 先生も上記で、述べておられますが、自分で書いていて変なのですが、調べた結果

 完了形の受動態は,
   have + been + being + PP となるので、
 その分詞形は
   having + been + being + PP となり、自分は不正解となります。と併せて
   上記の文も不正解または単純に間違っただけ(have been being or being)
 なのでしょうか?

2012年
12月27日
12:06
mouthbirdさん

>>1 hadaさん
> 形容詞の interested や bored が入っている文や形容詞っぽい過去分詞も、本来あった being が省略されていそうだなあ。

はい。まれにそんな英文があります。まさに being が省略されています。よくお気づきになられました。
こちらこそお世話になりました。では良いお年を!


>>2 ken14さん
あああ-----------!!!!!
すみません。having been が正解です。見間違えていました。申し訳ありません。m(_ _)m
この回の説明文も直しました。ご指摘ありがとうございました。
今年もありがとうございました。良いお年を!

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