smart.fm で更新してきた、
旧チャンネルブログの文法問題をお届けします。
アプリ製作作業のため、解答編が2日も遅れてしまいました。大変申し訳ありません。
どうしてもアプリ優先になってしまいます。
申し訳ありません。
(現時点でのサンプル・上部の
「5月5日23:59バージョン」をクリックするととりあえず遊べます)
http://www.ye-study.com/q_tan_sample01.html
そもそも、この問題の3問のうちの1問は過去に出題していました。(×o×)
それすら忘れていました。
http://q-eng.com/diary/520
では、解答と解説に参ります。
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次の英文は文法的に間違いがある。それを直せ。
ただし、1つに付き2つ以上の直し方を提示せよ!
(1)That is the factory where my brother works in.
(2)The knife with that we cut the bread is very sharp.
(3)The assistant I spoke was very kind.
「1つにつき2つ以上正しい直し方を提示」できれば正解とします。中には3つ以上に直せるものもあるのですけれども。
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【解答部】
(1)
That is the factory where my brother works in.
解答
(A)That is the factory
which my brother works in.
(B)That is the factory
that my brother works in.
(C)That is the factory
in which my brother works.
(D)That is the factory where my brother works
in.
(E)That is the factory
where my brother works in.
この5つです。順を追って説明しましょう。
まず、関係詞の基本を知ってください。
スペースアルクの私のブログ(苦手なりの受験英語)
関係詞の謎と得意・不得意(7)
http://juken.alc.co.jp/mouthbird/archives/2008/08/post_50...
から
(14)まで先にしっかり読んでください!
読まれましたか? ↑このシリーズ中で2つだけ書いていないことがあります。
★1つめは、「
前置詞+関係代名詞」というものです。
(6) She lives in a house which I lived in ●.
この英文の場合、「in ●」の 「in」 を関係代名詞 which の左に移動することができるのです。
つまり in which というつながりになります。
She lives in a house which I lived
in.
=She lives in a house
in which I lived.
(in がどこからどこに移動したかを確認してください)
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★2つめは、「
関係代名詞の that」です。
who, whom, which の代わりに that が使えるのです。
つまり
(1) I know a boy(who)● has the book.
= I know a boy(that)● has the book.
(2) I know the boy(whom)she loves ●.
= I know the boy(that)she loves ●.
(3)She lives in a house (which)● stands on a hill.
= She lives in a house (that)● stands on a hill.
(4) She lives in a house (which)he built ●.
= She lives in a house (that)he built ●.
(6) She lives in a house (which)I lived in ●.
= She lives in a house (that)I lived in ●.
となります。
しかしながら「前置詞+関係代名詞」の関係代名詞には that が使えません。
She lives in a house which I lived in.
=She lives in a house in
which I live.
×She lives in a house in
that I live.
となります。
----
あと、ブログでも触れてはいるのですが、「
関係代名詞の目的格省略」に気をつけてください!
「関係代名詞の目的格は省略される」のです。
(2) I know the boy(whom)she loves ●.
= I know the boy(that)she loves ●.
= I know the boy she loves ●.
(4) She lives in a house(which)he built ●.
= She lives in a house(that)he built ●.
= She lives in a house he built ●.
(6) She lives in a house(which)I lived in ●.
= She lives in a house(that)I lived in ●.
= She lives in a house I lived in ●.
この「
関係代名詞の目的格省略」が、英語の苦手な人は最も苦手です(注意・英語が得意な人は最も簡単)
さて、これらを踏まえて、やっと解説に移れます。
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まず
That is the factory where
my brother works in.
これがなぜ間違いか?
今回は、関係副詞 where が使われています。
関係副詞が使われたら、右側は「欠けている部分が無い文」でなければなりません。
しかし
That is the factory where my brother works in.
「in ●」…という具合に、in の右に「目的語が欠けてしまっています」。
したがって、間違いなのです。
ここまでよろしいでしょうか?
では直し方を説明します。
(A)That is the factory
which my brother works
in.
where を which にしました。これは右側の in の目的語が欠けているため、関係副詞ではなく、関係代名詞の目的格のwhich を使ってあげたのです。
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(B)That is the factory
that my brother works
in.
where を that にしました。(A)の
関係代名詞 which を that と交換しただけです。関係代名詞の which は that と交換できるためです。
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(C)That is the factory
in which my brother works.
(A)をもとにして、「前置詞+関係代名詞」の形にしました。in が移動した形です。
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(D)That is the factory where my brother works
in.
今度は発想の転換で、in の方を消しました。work は自動詞なので、in を消すと「欠けている部分はない」ことになります。これなら、関係副詞 where がそのまま使えます。
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(E)That is the factory
where my brother works in.
これは(A)や(B)を参考にして作られました。「関係代名詞の目的格」は省略できるのです。
したがって、この which や that は省略できるのです。
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<ここまで、再放送でした^^;>
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(2)The knife with that we cut the bread is very sharp.
解答
(A)The knife
with which we cut the bread is very sharp.
(B)The knife
which we cut the bread
with is very sharp.
(C)The knife
that we cut the bread
with is very sharp.
(D)The knife we cut the bread
with is very sharp.
(我々がそのパンを切るのに使うナイフはとても鋭い)
これも「
前置詞+関係代名詞」というものです。
そもそも↓この英文の間違いは
(2)The knife with that we cut the bread is very sharp.
「with + that」…の部分。これは、
前置詞+関係代名詞のつもりでしょう。しかし、「
前置詞+関係代名詞」の場合、関係代名詞に that を使えません。
which は使えるので
(A)The knife
with which we cut the bread is very sharp.
となります
----
次に「前置詞の移動」。
これは元はといえば
The knife + we cut the bread
with the knife
(
そのナイフ)+ (我々は
そのナイフを使って そのパンを切る)
という構造。
したがって、with のもともとの位置は
we cut the bread
with ←ここ。
したがって、正解は
(B)The knife
which we cut the bread
with is very sharp.
となります。
----
ところで、↑これは、前置詞が後ろに来ていて、「前置詞+関係代名詞」
ではないですね。であれば、使う関係代名詞は which の代わりに that が使えます。
したがって、
(C)The knife
that we cut the bread
with is very sharp.
も正解になります。
----
ところで
(B)The knife
which we cut the bread
with is very sharp.
(C)The knife
that we cut the bread
with is very sharp.
↑この両者は which にしろ、that にしろ
関係代名詞の目的格です。
関係代名詞の目的格は省略できるので…
↓
(D)The knife we cut the bread
with is very sharp.
↑これも正解になります。
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(3)The assistant I spoke was very kind.
解答
(A)The assistant
whom I spoke
to was very kind.
(B)The assistant
that I spoke
to was very kind.
(C)The assistant
to whom I spoke was very kind.
(D)The assistant I spoke
to was very kind.
(私が話した助手はとても優しかった)
解説:
まず、この英文で重要なのは 「speak(spoke)が、自動詞か、他動詞か」という問題です。
speak は実は原則「自動詞」なのです。(他動詞になるのは、目的語に「言語」が来る場合のみ)
つまり「助手と話す」と言いたい場合、
× speak the assistant
となります。
じゃあ「助手と話す」と言いたい場合はどうするか?
実は 「~と話す」と言いたい場合は speak の場合、普通は
to を伴います。
つまり
○ speak
to the assistant
という具合に to を入れると「助手と話す」という意味になります。
ここまでいいでしょうか?
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(1)で
「私の兄が働いている工場」は
the factory
which my brother works
in.
と表現しました。これは元々
the factory + my brother works
in the factory
(
その工場 )+(私の兄は
その工場 で働いている)
という構造だったのです。
これを踏まえて
「私が話した助手」…これを英語で表現しようとすれば
the assistant + I spoke
to the assistant
(
その助手 )+(私は
その助手 と話した)
という構造をまず想像しましょう。で、これを踏まえれば
⇒the assistant
whom I spoke
to
(私が話した助手)…となります。
したがって、
(A)The assistant
whom I spoke
to was very kind.
という答えが出来上がります。
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関係代名詞の whom は that と交換できます。したがって
(A)の whom を that と取替えて…
(B)The assistant
that I spoke
to was very kind.
も正解。
----
ところで、that ではない
whom の場合、
つまり↓この場合
(A)The assistant
whom I spoke
to was very kind.
前置詞+関係代名詞…の構造にもできます。
したがって、
to を whom の前に移動させて
(C)The assistant
to whom I spoke was very kind.
というものも正解になります。
(ただし to that はダメです)
----
そして!
これら↓の2つの場合、
(A)The assistant
whom I spoke
to was very kind.
(B)The assistant
that I spoke
to was very kind.
↑この両者は whom にしろ、that にしろ
関係代名詞の目的格です。
関係代名詞の目的格は省略できるので…
↓
(D)The assistant I spoke
to was very kind.
↑これも正解になります。
===========================================================================
という具合になります。
これら全てを一瞬で思いついて欲しい
これらができると、英語は飛躍的に誤訳しなくなると思いますよ。
それではまた来週~
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問題編
http://q-eng.com/diary/5546
出典
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