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高二の娘との会話・・・24 あーす家の朝
朝は忙しい。
一日の中で一番脳も体もフル回転する時間である。
母、お弁当箱を娘のかばんから発掘してくる。
(娘、毛蟹は学校から帰って来てもお弁当箱を出すのを思い出したことが無い。母も出すように言うのを、思い出したことが無い。)
母 「あ、テーブルの上のお弁当箱、カラだからね。」
毛蟹 「(毛蟹、瞬時に演技派女優モードに! 悲しげな顔になり)・・・・え・・・?(クスン)・・・お母さん、いじめ?お弁当カラのまま持たせるの・・・・・?」
母 「違うわよ。まだ入れてないのよ。」
毛蟹 「お弁当開けて、カラだったら、毛蟹泣いちゃう・・・。」
母 「・・・・!ハハハ!開けたらびっくりするよね。 それ、あのsmart.fmのHさまよりひどいよね。Hさまはおかずは入れたんだもん。ご飯だけ入れ忘れたんだもんね。あー、おかしい!開けたら、カラ!」
ちょっとそれ、やってみたい。
母 「ほら、靴下はここよ!」
毛蟹 「・・・・・・・・お母さん!この靴下!」
母 「え、何?(忙しいのに、全くもう!)」
見ると、靴下から毛蟹の親指の爪がポコ!靴下に穴が!!!
母 「・・・・・・。じゃ、こっちの靴下。」
毛蟹 「・・・・・・・・・・・・・・・・・お母さん!」
母 「何?」
見ると再び靴下から毛蟹の親指の爪が!!!そんな~!
母 「・・・・・・。今日体育ある?」
毛蟹 「ない。」
母 「じゃ、上履き履き変えないから大丈夫だよ。ほかの人に見られないよ。」
毛蟹 「・・・・・・。うん。そだね。上履き履く時だけだもんね。」
親子で妙な妥協をする。
忙しいので家の中をせかせかしながら歩く。
我が家のマルチーズ、ちびマルこが足元をちょこちょこ歩く。
そしてなぜかいつも私の足の着地点に、ちびマルこがやって来る!
あーーー!踏み潰しそう!
母 「おーーーーっと!!!」
とっさに体をひねり、着地をあきらめた右足は宙に浮かび、バランスと取ろうとした右手は上へ、左手は右の腰へ!
しかし、元の体勢にもどれず、そのままの姿勢でふらついていると、
毛蟹 「(冷たい視線で)・・・・・何、シェーしてるの?」
母 「違う・・・。ちびマルを踏まないようにバランスをとったの。」
毛蟹 「私さ、お母さん、朝青竜のまねしてるのかと思ったよ。」
毎朝私は車で毛蟹を駅まで送る。
あと、5分で家を出なければ電車に間に合わない。
母 「支度できた?」
毛蟹 「髪の毛がまだ!」
毛蟹は髪が長い。上の方だけ左右三つ編みにして後ろで止め、長いまま垂らしていく。ちょっと時間がかかるのだ。
毛蟹 「ああ、もう!車の中でやる!」
毛蟹急いで車に乗り込む。車の中にはブラシが常備してある。
毛蟹、車の中で三つ編みをする。
・・・・・・おやおや?・・・・・今日は何とスムーズなんだ?駅まで赤信号に捕まらず着てしまったぞ!
毛蟹 「えー!もう着いちゃったの?髪の毛、まだ終わってないよ!」
母、車をロータリーに入れて止める。
毛蟹 「しょうがない!学校でやる!」
毛蟹、急いで車を降りる。
あー・・・・・。
やっと家に戻ってホッとすると・・・・・・・。メールが。
毛蟹 「ごめん。せっかくやった宿題忘れた!持って来て。」
・・・・・。
母は、宿題を持って学校へ。
毛蟹、学校が近くてよかったね。
これじゃさ・・・・車の私の方が君より先に学校に着いちゃうよ!
ところで、この行間の広さは何なのですか?
老眼の私用?
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