Q-Eng

校外学習に行った娘の毛蟹。
残念ながら（嬉しい事に？）、M君とは会えず、別々に電車に乗って、他の友人たちと合流した。
M君とは班が違うので、結局ほとんど話をしなかった。しかし、M君の友達のI 君は毛蟹と同じ班で、一日中一緒に行動し、毛蟹はこのI君と意気投合した。
目的地では、学生恒例、食べ歩き、おみやげ物屋さんめぐり。あとはお寺でおみくじを引いた。


毛蟹 「私のおみくじにはね、言い争いには勝つでしょう。あと、生き死ににかかわると、8，9割生きるでしょう。失せ物はなかなか出ません、とか書いてあった。」
母　　「へー。よかったね、8，9割生きる、で。」
毛蟹　「でもね、I 君のおみくじね、悲惨なの。」
母　　「え、なんだって？」
毛蟹　「生き死ににかかわると、信仰心がなければ死ぬでしょう、って。」
母　　「そんなにはっきり書いてあるの？信仰心は多分持たないから、死んじゃうじゃない？」
毛蟹　「うん。I 君ね、明らかにこれ、大凶じゃね？俺、死ぬんじゃね？って言ってた。」
母　　「大凶って、書いてないの？」
毛蟹　「うん。書いてなかった。」
母　　「珍しいね。ふつう、書いてあるのにね。」
毛蟹　「あとね、病気は治りにくいでしょうって。」
母　　「え、病気が治らなくて、信仰心がなければ死んじゃうの？完全に大凶じゃない。」
毛蟹　「あとね、結婚、引っ越しはいいでしょうって。」
母　　「え？病気が治りにくくて、死ぬかもしれないのに、結婚はいいの？」
毛蟹　「だから、絶対死ぬって書いてないもん。病気も治らないとは書いてないもん。」
母　　「あ、つまり、信仰心をもてば病気も治り、結婚もできるってわけね。」
毛蟹　「あとね、お金が貯まらないって。」
母　　「もう、良い事無いじゃない。ずいぶんひどい事ばっかり書いてあるんだね。初めて聞いたわ、そこまでひどいおみくじ。I 君、なんて言ってた？」
毛蟹　「これ、マジひどくね？って、笑ってた。」
毛蟹　「でね、えーと、なんか幸運を招くものがね、馬具、弓、キャラ」
母　　「キャラ？　何それ？アニメのキャラクターの事？」
毛蟹　「お香の伽羅。」
母　　「馬具に弓に伽羅。ずいぶん古いね。馬具や弓なんて誰も持てないじゃない。伽羅だってすごく高いし。」
毛蟹　「あとね、何か色々書いてあったけど、読めなかったの。」
母　　「読めないって？」
毛蟹　「だって、字が古いんだもん。明治何年って、下の方に書いてあった。」
母　　「えー？、そんな古いおみくじ、そのまま内容変えないで使ってるの？」


いやー、そんな古いおみくじの文章がそのまま使われているとは、知らなかった。
しかし、昔のおみくじって、随分シビアだったんですね。これじゃおみくじを引くのが怖い・・・。