(SNS全体・外部に公開(Web全体に公開))
[調査] wood と tree, stick と branch の違い
「一般に紙は木から作られます」という場合の「木」は wood と tree のどちらでしょうか
In general, paper is made from ... wood? tree?
tree [noun]
a very tall plant that has branches and leaves, and lives for many years
⇒とても背の高い植物で、枝や葉があり何年も生きている
wood [noun]
the material that trees are made of
⇒木を作っている物質
ということで、tree は「木」、wood は「木材」あるいは「木質(もくしつ)」。
なので、paper は wood から作られるというのが適切です。
「紙は木から作られる」
○"Paper is made from wood."
×"Paper is made from tree."
さて、これと同じ関係が stick と branch にも言えます。
どちらも「枝」ですが、英英辞書の定義を見比べてみましょう。
stick [noun]
a long thin piece of wood from a tree, which is no longer attached to the tree
⇒tree から取れる「長くて細い木材」で、もう木には付いていない
branch [noun]
a part of a tree that grows out from the trunk (=main stem) and that has leaves, fruit, or smaller branches growing from it
⇒幹から生えている「木の一部」で葉や果実、さらに小さい branch を持っている。
branch は tree の一部。
stick は (tree から切り離された) wood の一部。
なので、
「次男の子豚は木の枝で家を建てました」
○"second pig built a house made of stick."
×"second pig built a house made of branch."
また、stick に関しては「木から切り離された」とはっきりと書かれていますね。
ということで、"pick sticks up" なら落ちている枝を集めるですし、"pick branchs up" なら木に生えている枝を集めるってことになるんでしょうね。
いや、集めた時点でもはや branch じゃなくなるから、後者のような表現はやっぱりちょっと変?
このあたり、ネイティブの感じ方を知りたいものです。
おまけで、枝 (branch) のバリエーションを紹介。
大きさについての定義が無い stem (茎も枝も幹も全部 stem)を初めに、以降は太いと思われる順番に並べてみました。
stem [noun]
the long thin part of a plant, from which leaves, flowers, or fruit grow.
⇒植物の一部で長く細い、葉や花、果実をつける
limb [noun]
a large branch of a tree
⇒大きい branch
twig [noun]
a small very thin stem of wood that grows from a branch on a tree
⇒木の枝から生えている小さくてとても細い木製の stem。
stalk [noun]
a long narrow part of a plant that supports leaves, fruits, or flowers
⇒植物において葉や果実、花を支える長くて細い部分
*斜字はLDOCE (LONGMAN Dictionary of Contemporary English) Onlineより抜粋
http://pewebdic2.cw.idm.fr/</p>
他にもいろいろ調べてます↓
[シリーズ]英英辞書で調べてみました
コメント