[調査] see, look, watch の違い
違う単語ならば違う意味があるはず。
「見る」と覚えている単語を英英辞典で調べてみました。
see [verb]
to notice or examine someone or something, using your eyes:
to find out information or a fact
to understand or realize something
⇒あなたの目を使って何かや誰かに「気づいたり、examineする」こと
⇒情報や事実を見つけること
⇒何かを理解したり実感したるすること
look [verb]
to turn your eyes towards something, so that you can see it:
to try to find something
⇒seeするために視線を何かに向けること
⇒何かを見つけようと試みること
watch [verb]
to look at someone or something for a period of time, paying attention to what is happening
to act carefully in order to avoid an accident or unwanted situation
⇒「ある期間の間」誰かあるいは何かを look し、「何が起きるかに注意を払う」こと
⇒事故やよくない状況を避けるために注意深く振舞うこと
"see" は確かに「見る」に違いないわけですが、その結果「何を見たのかを認識している」ってことが look との違いですね。
lookはあくまでも「視線を向ける」とか、「見つけようと試みる」とのことですので、look したからといって see しているとは限らないわけだ。
以前に調べた、study と learn の関係に似ているかもしれませんね。
watch は何が起きるかを見る目的で look するんですから、当然ある程度の期間(少なくとも何かが発生する前から発生するまで)は、look していることになります。
3つを使い分けるならこんな感じか。
「とある武道の達人の演武を watch していて気がついたのですが、どうやら彼は背後を look せずに see できるようです。」
さて、「見る」ではなく「見つめる」で思い浮かぶのは stare と gaze なんですが、それぞれの意味を調べてみますと、
stare [verb]
to look at something or someone for a long time without moving your eyes, for example because you are surprised, angry, or bored
⇒例えば、驚いた、怒った、つまらないなどの理由で、「目を動かすことなく」何かあるいは誰かを「長時間」 look すること
gaze [verb]
to look at someone or something for a long time, giving it all your attention, often without realizing you are doing so
⇒何かあるいは誰かに全ての注意をはらって「長時間」 look することで、「たいていの場合そのことに本人が気づいていない
うん、おもしろい。
"stare"は「見つめる」だと覚えていました。
でも、日本語の「見つめる」には、なんとなく興味深いものや素敵なものを見るというニュアンスが含まれる気がします。
ところが、「怒って睨みつける」のも、無関心に「ぼーっと眺める」のも stare なんですね。
理由はともかく視線を動かさないことが stare であると。
で、本人が気づかず無意識に stare してるのが gaze。
ぼーっとしてたり、何かに見惚れている状況ですね、きっと。
*斜字はLDOCE (LONGMAN Dictionary of Contemporary English) Onlineより抜粋
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