• ようこそゲストさん!

mouthbirdさんの日記

(SNS全体・外部に公開(Web全体に公開))

2023年
03月15日
19:34 mouthbirdさん

習いにくいポイント(解答編)

smart.fm で更新してきた、旧チャンネルブログの文法問題をお届けします。
今週は解答編です。

参加して下さった方、ありがとうございました。

では先週の問題の解説に移ります。

問題:次の日本語の意味になる英文を完成させるために、(   )に1語入れなさい。
「私の夫はかんしゃくを起こした。その時点で私は彼の元を離れることにした。」

 My husband lost his temper, at(   )point I decided to leave him.

解答 which

解説 今回「日本語」が悪かったです。日本語は「。」が2つありましたから。
でも英語の方は「 .」(ピリオド)は1つしかないのです。

もし、「 .」(ピリオド)が2つで
My husband lost his temper. At(   )point, I decided to leave him.
 ↑こういう問題だったら正解は that です。


でも、今回の英語は「 .」(ピリオド)は1つしかない。
 My husband lost his temper, at(   )point I decided to leave him.

 ↑こうだったのです。

実は、
 My husband lost his temper, at(   )point I decided to leave him.
                  ↑ここの下線部
 が「手前全部」を修飾している、という感じなのです。ただ、「,」があるからちょっと修飾とは言いにくいのですが。

この which は文法上は「関係形容詞の which」という扱いになります。
この which の先行詞は[My husband lost his temper]の全部。

at which point → 「whichなポイントで」という感じになります。

 関係詞which は単語1語のみならず、文や句の全部を修飾できるのです。

文や句が先行詞になる which は多くが【関係代名詞の which】ですが。
 例文:He said that he was ill, which was a lie.
 (彼は自分が病気であると言ったが、それは嘘だった)
  whichの先行詞は[he was ill]

でも
 My husband lost his temper, at which point I decided to leave him.

 ↑こんな感じで、which が使われるケースもあるのです。あまり教わらないですけどね。

私も普段は教えないです。出典元の参考書は私が良く使う参考書ですが、生徒には「この問題はやらなくていい」と言って、普段は飛ばしています。

(ちなみに私は浪人時代、この関係形容詞のwhich は予備校でしっかり習いました。)

いかがだったでしょうか? それではまた来週。

問題編
http://q-eng.com/diary/23081


出典:ここから改題
  • 総アクセス数(547)
  • 拍手拍手(0)
  • お気に入りお気に入り(0)

コメント

1番~4番を表示

2023年
04月28日
22:58
ranger_さん

> この which は文法上は「関係形容詞の which」という扱いになります。
> この which の先行詞は[My husband lost his temper]の全部。

これは,[My husband lost his temper] という,SVO型の文,いわばこの文全体が,「形容詞的働き」をしている,ととらえて問題ないでしょうか。

文全体が,名詞を修飾する「形容詞」としての働きを持つことがある,

ということがもし事実だとすれば,この事実を明示的に習うことは少ないきがしましたので。。
(もし事実なら,苦手な人は,このことを明示的に認識しておく必要がありますよね。)

名詞が形容詞的にふるまう,というのは,ロイヤル英文法に載っていた気がします。
しかし,文全体が,なにかしらの文の要素を担うとしたら,それは,いったいどんな品詞となることが一般的なのか?

こういうことは,あまり考えたことはなかったですが,どうなんでしょうね。。

2023年
04月29日
00:26
mouthbirdさん

>>1 ranger_さん
> これは,[My husband lost his temper] という,SVO型の文,いわばこの文全体が,「形容詞的働き」をしている,ととらえて問題ないでしょうか。

はい。おっしゃる通りです。ただ、whichが関係形容詞として登場するケースはあまり多くはないのです。出てくる場合、たいてい今回のように 「前置詞 + which +名詞」のように出てきます。

「そうは出てこないので、無視していい」というのが私の基準です。でも気になる場合は、今回のようなケースもあるのだ、と記憶するしかないと思います。

これ、手前が , (カンマ)ではなく、ピリオドだったら、At that point と、that になります。これのほうが圧倒的に違和感がないはずです。現代英語はこのように、ピリオドにして、「前置詞 + that +名詞」と記述する方がありふれているのです。

2023年
05月06日
03:10
ranger_さん

お返事ありがとうございます。

関係形容詞!

そういえば昔 習いました笑。
いかにもマニアックな響きがいいですね笑

ピリオドならat that point に納得です。

サンライズ英和辞書を引いてみました。
「関係形容詞の非制限用法(継続用法)」ですね。
(「先行の叙述全体を受けて」との記述も見られます。)

我々はローマに行き、そこで別れた。
We went to Rome, at which place we parted. (関係形容詞の継続用法)
= We went to Rome, where we parted.(関係副詞の継続用法)

= We went to Rome. At that place we parted.
= We went to Rome. We parted there.

こう書いていて改めて気づいたのですが、
継続用法だと、wh-系(which, where)なのに、文を切るとth-系(that, there)だな、と。

2023年
05月06日
07:18
mouthbirdさん

>>3 ranger_さん
> こう書いていて改めて気づいたのですが、
継続用法だと、wh-系(which, where)なのに、文を切るとth-系(that, there)だな、と。
ふも! そうですね! 面白いと思いました。^^

1番~4番を表示