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mouthbirdさんの日記

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2009年
01月07日
14:30 mouthbirdさん

完了形に関するセンター試験の問題(解答編)

こんにちは。旧チャンネルブログの流れを汲む日記の水曜日がやってきました。
今週は解答編です。




今回は、完了形の問題でした。チャレンジャーが少ないですね。前回、不定詞の時 は記述式で13問も出してあんなにチャレンジャーがいてくださったのに。
今回 は、10問で選択式で、8人です。
みなさん、完了形がよっぽど嫌いなんですかねえ~???
ちなみに私にとっては「完了形」は超楽勝w。なんでみんな悩むのだ? よく間違えるんだ? 完了形を間違えるなんて人間としてありないw と思います。私にとってはとても不思議です。Ψ(`∀´)Ψ
しかし
私にとっては、「不定詞」が鬼門。なんで皆さん、不定詞の英文を簡単に正しく訳例が出せるのだろう? 不定詞が簡単に訳せる人はもしかしたら人間ではなく神様なのではないか? と思います。私にとってはとても不思議です。(ToT)なんでみんなできるんだ?




もしかしたら皆さんは「時制を考えたくない」のでしょうか? 
「その出来事がいつのことなのか」気にならないのでしょうか?
私は「3年前のあの大失敗」とか「数日前の大成功」とか「中学高校時代の地獄の6年間」とか、気になってしょうがないんですけどね…w




さて、解答を発表する前に、先に完了形の考え方を解説します。
先に以下を読んでください
読まないと、以下の解説がちんぷんかんぷんになります。




とにかく先に↓の「時間軸の話」を聞いてください! \(`0´ )/=3




私の脳には常に↓こんなような時間軸があります。





ここで質問です。「現在」はどこでしょう? 
正解はこの黒点です。


もしかして、完了形が嫌いな皆さんは↑この問題ができない、ぱっと思い付かないのでしょうか?




では次。「1年前」はどこでしょう?
正解は↓こんな感じ。(黒点の部分です)



もしかして、これができない?




では次。「3年前」はどこでしょう?
正解は↓こんな感じ。(黒点の部分です)



もしかして、これができない?




では次、「(今を機軸に)3年間」はどこでしょう?
正解は↓この赤い帯です。



もしかしてこれができないのでしょうか?




では次、「3年前から1年前の2年間」はどこでしょう?
正解は↓この青い帯です。





現在完了は↓このような「過去から現在までの赤い帯」





過去完了は↓このような「過去から過去までの青い帯」です。




皆様はこういう「時間軸」がぱっと思いつかないのでしょうか?
私は「思いつく、つかない」以前の問題で、常にこの時間軸が脳裏にあるのです。




じゃあ、クイズ。Ψ(`∀´)Ψ
私はもう30歳をとっくに過ぎたおっさんですが、
私にとって
(1)中学高校時代の6年間
(2)若い頃
は、↓のどの図になるでしょう? 意外と皆さん、「できないんじゃないか」と踏んでます。





正解:
(1)中学高校時代の6年間は↓





(2)若い頃は↓





です。
完了形は「○○間」という「期間」を表す表現です。
だから「中学高校時代の6年間」は↓これになります。





一方「若い頃(when I was young) 」は、「○○間」という「期間」を表す表現ではないのです。
したがって↓こうなります。





ここまでよろしいですか?
この「時間軸の発想」完了形の鍵を握ります。ここまで分かれば完了形の50%はものにしたも同然です。
ここまでをよく確認してください。




では残りの50%を解説しましょう。
4つあります。




【その1:「継続」の2種】
例えば「私は3年間ここに住んでいる」みたいに、「○○間」と言いたい場合、完了形を使います。この場合「今も住んでいる」ようですから、「現在完了」ですね。





「○○間、~している」とか「○○以来、~している」という状況を「継続」と呼びます。この継続を表すのに、完了形が使われます。これが完了形のもっとも基本的な使われ方です。
ここまでよろしいですか?




では、「私は3年間ここに住んでいる」の英訳例を作りましょう。




ここで気をつけなければならないことが1つあります。「状態動詞」「動作動詞」の区別です。
これにより、使い方が異なります。

「状態動詞」…住む(live)や愛する(love)などは、「同じ状態が続く」こと説明する動詞
「動作動詞」…訪れる(visit)や遊ぶ・演奏する(play)などは、「1回のまとまった動作」を表す動詞です。




「○○間、~している」とか「○○以来、~している」の「~している」が「状態動詞」の場合
 単なる完了形 ⇒ have/has 過去分詞 …
            had 過去分詞 …




「○○間、~している」とか「○○以来、~している」の「~している」が「動作動詞」の場合
 進行形の完了形⇒have/has been Ving
            had been Ving




という具合になります。




「私は3年間ここに住んでいる」の場合、「住む」は「状態動詞」。だったら単なる完了形でいい。
したがって、
 I have lived here for three years.
となります。





では「彼女は5分間ピアノを弾いている」の英訳例はどうなるでしょう? 弾く(play)は「動作動詞。だったら、単なる完了形はダメ。進行形の完了形にします。
したがって
 She has been playing the piano for five minutes.
となります。



※「住んでる場合」でも、「弾いている場合」でも「完了形」であることには変わりないことにご注意ください。




【その2:経験】
「私はカエルを食べたことがない」という意味の英訳例を考えましょう。「生まれてこのかた1度も食べたことがない」そうです。
では、それを表すのにふさわしい時間は↓この4つ中ではどれでしょう?





正解は↓ですよ。



↑この【赤い帯の期間中】どこにも「カエルを食べた」という部分(●)がないわけです。
したがって、現在完了形を使います。生まれて以来ずっとだから↓こんな感じ。





「1度もない」はnever を使いますね。だから「私はカエルを食べたことがない」は
 I have never eaten frog.
となります。




では、「私はカエルを2回食べたことがある」という意味の英文を考えましょう。
では、それを表すのにふさわしい時間は↓この4つ中ではどれでしょう?





正解は↓ですよ。





生まれてから今までだから



↑この【赤い帯の期間中】に2回「カエルを食べた」わけです。
絵としては↓こうです。



「生まれてから今までに2回食べた」わけです。




「~したことがある」という【経験】は、このような発想で表現されるので、
したがって、(現在)完了形が使われます。
 I have eaten frog twice.
となります。




【その3:過去完了の制限】
過去完了形(had + 過去分詞)



を使うには実は制限があります。




「過去のいつまでか」というポイントが必要なのです。
「過去のいつまでか」という説明がなければ、過去完了形は使えません。(逆にその説明があれば、過去完了にしなければなりません)
より正確な↓図





例えば
(父が死んだとき(死ぬ前)、私はここに2年間住んでいた)
I had lived here for two years when(before) my father died.




when(before) my father died.(父が死んだとき(前))という「過去のいつまでか」という説明があるので、
ここでは
I had lived here for two years という具合に「過去完了(had lived)」にしなければなりません。








【その4:1時点の中の継続】
その3と比較して欲しい文があります。



(若い頃、私はここに2年間住んでいた)
という意味の英文を作る場合を考えましょう。




その3で出した例文とよく似ています。
では、過去完了で表現すべきでしょうか?
つまり
 I had lived here for two years when I was young.
となるでしょうか? 実はこれは間違いです。このように「過去完了」になりません。
たとえ「2年間(for two years)」があってもダメです!




正しくは
  I lived here for two years when I was young.
と、過去形になります。
なぜか? ポイントは「若い頃(when I was young)」にあります。




「若い頃(when I was young)」の時間軸は
↓こうでしたよね。



「若い頃」過去形で表現する感じなのです。
例えば、「若い頃、私はここに住んでいた」は
 I lived here when I was young.
lived(過去形)になります。




そして!
「若い頃の2年間」は↓こんな感じになるのです。



「若い頃」という点の中に、2年間が入り込んでしまうのです。




したがって「若い頃、私はここに2年間住んでいた」は
 × I had lived here for two years when I was young.
 ○ I lived here for two years when I was young.
過去形になります。
 ややもすると、【その3】と区別しにくく、とてもいやな表現です。




いかがでしょうか?
お待たせしました。
では、これを踏まえて、問題の解説に行きましょう!







(出典参考:センター試験 英語[文法・語句整序]の点数が面白いほどとれる本 竹岡広信著 中経出版)




(1) Peter(   )to find a new apartment for some time.
 1、was tried 2、has been trying
 3、goes to try 4、is trying




for some time …「しばらくの間」があるので「完了形」が決定! have か has か had があるのを探せばいい。
 正解は2。 「try は動作動詞」のため、「has been trying」と進行形の完了形になっている。



 <訳例:ピーターはしばらくの間、新しい部屋を見つけようと試みている>




(2) "Is that Italian restaurant next to the bookstore new?"
   "No, I think(   )for more than a year now."
 1、it's been open 2、it's open
 3、it's opened 4、it was open




for more than a year now.…「今から1年以上の間」があるので完了形が決定!
 open は動詞と形容詞があることに注意。
 2のit's の s は has ではなく is のはず。 次が opened ではなく、open だから。
 とすれば、「完了形になっていない2と4」が消える。
 open は動詞の場合、「開く」という「動作動詞」。だから、open を動詞として使って、「1年以上開いている」としたいならば、it's been opening と進行形の完了形にしなければならない。
 しかし、3はそうなっていない。open を「開いている」という形容詞として使うのであれば、it's been open とできる。
 正解は1。



 <訳例:本屋の隣のイタリアンレストランは新しい? いや、今から1年以上の間開いているはずだよ>




(3) I wonder if Stella has lost my number. (   )her call for the last two hours.
 1、I'd expected 2、I'll have expected
 3、I'm expecting 4、I've been expecting




for the last two hours.…「ここ2時間」とあるので「完了形」が決定!
 あとは、「ここ2時間」だから、現在を基点として2時間だ。過去を基点としないから、現在完了を探す。
 正解は4しかない。「expect は動作動詞」のため、「I've been expecting」と進行形の完了形になっている。



 <訳例:ステラは私の電話番号をなくしちゃったのかしら。ここ2時間も彼女からの電話を待ってるよ>




(4) "Are John and Mary still living in New York?"
  "No, they(   )to Dallas."
 1、are just moved 2、had just moved
 3、have just moved 4、will just move
 1の受動態の形は、move が自動詞のため変。4の未来時制はNo! と言っているのだからおかしい。
 だからできれば「引っ越した」と過去形にしたい。しかし選択肢に過去形がない。困った。だが道はある。
 2のように過去完了を使うには、【「過去のいつまでか」というポイント】が必要。しかしこの英文にはそれがない。
 正解は3。



 <訳例:ジョンとメアリーはまだニューヨークに住んでるんだっけ? いや、彼らはダラスに引っ越したよ>




(5) "Do you know what Junko is doing?"
  "Well, she(   )a book when I saw her a while ago"
 1、has been reading 2、is reading
 3、may be reading 4、was reading
 "when I saw her a while ago"(しばらく前に、彼女を見たとき)…は過去時制。
 ならば、(   )は過去時制しか入りようがない。
 「しばらく前は、~だった(過去形)」でないとおかしい。
 正解は4。 



 <訳例:淳子が何をしてるか知らない? しばらく前に、彼女を見たときは本を読んでいたよ>




 
(6) "Have you ever seen that movie?"
  "Yes. When I was in Tokyo, I(   )it three times."
 1、had seen 2、have seen
 3、saw 4、would see
 東京にいたとき3回見ていないと変。<「3回見た」という経験だから1を選ぶ>のは早計である。
 1は過去完了形だからである。もし1を当てはめて「過去完了」としたら、【「過去のいつまでか」というポイント】が必要。するとそのポイントは「東京にいたとき(より前)」になってしまう。全体の文意から「東京にいるより前に3回見た」となるのは変。したがって、1はおかしい。
 正解は3。 図にすると↓こうなる。



 <訳例:その映画見たことある? うん、東京にいたとき3回見たよ> 




(7) I(   )in China for three years when I was a child, but I can't speak Chinese at all.
 1、have been 2、have once stayed
 3、lived 4、went
 こてこての↓このパターン。(その4のパターン)



 「子供の頃に3年間中国にいた」のだから↓こうなる。



 ↑これは過去形で表現する。
 正解は3。
 <訳例:子供の頃3年間中国に住んでいたが、ちっとも中国語を喋れません>




(8) I(   )reading for an hour when he came in.
 1、was 2、have been
 3、had been 4、will be
 こてこての↓このパターン(その3のパターン)



 「when he came in.(彼が入ってきた時)」、「1時間」なのだから
 ↓こうなる



 ↑これは、過去完了の表現にしなければならない。
 正解は3。「read は動作動詞」のため、「had been reading」と進行形の完了形になっている。
 <訳例:彼は入ってきたとき(までに)、私は1時間本を読んでいた>




(9) I was tired after the test last Friday, because I(   )all day long every day for a week.
 1、had been working 2、have been working
 3、have worked 4、was working
for a week…「(1週間)」があるので、完了形決定!
 先週の金曜日のテスト後疲れていたわけだから、この1週間は、金曜日の前の1週間でないとおかしい。
 先週の金曜日という【「過去のいつまでか」というポイント】がある。
 であるなら、ここは過去完了に決まっている。
 正解は1。



 <訳例:先週の金曜日のテストの後は疲れていた。というのは1週間毎日1日中勉強していたから>




(10) "Can't you get the video to work? I bet you didn't read the instructions"
   "You're wrong. I(    )read them! I just don't understand what the problem is."
 1、did 2、didn't
 3、had 4、hadn't
 「読んだよ!」と言いたいのだから、2と4は消える。3のhad を使って「過去完了」にするためには【「過去のいつまでか」というポイント】が必要。しかし、それがない。だから「過去完了」の3は正解になれない。
 過去形が正解になる。したがって
 正解は1。 did はreadを「強調」するために使われた言葉である。



 <訳例:ビデオを動かせられないの? 説明書を読んでないんでしょう。 違う。ちゃんと読んださ! 何が問題なのか分からないだけさ>







という具合でした。
いかかたったでしょうか? 私は時制を考えるとき、自動的にこの時間軸が思い浮かびます。
私の場合、この所為で、時制が苦にならないのです。皆さんはどうなのでしょうか?




それではまた来週~♪
問題編 はこちら。

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コメント

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12番~31番を表示

2009年
01月09日
12:48
さん

12:

riche のコメント:
@ GoodGrief さん
- 読んで頂いて、ありがとうございます。
>(受験生の方は混乱するんで、Mouthbird先生の説明だけを読んだ方がいいかも…こんな細かい所まで入試で出るんですかね?)
- 「完了時制」においては「動作動詞」「状態動詞」で区別して考える必要はなく、「動作動詞」の場合はこうで「状態動詞」の場合はこうだと細分して理解する必要はないということのほうがシンプルなように思います。

また「進行形」を取るか取らないかの問題にしても、状態動詞自体が「進行時制」自体を取りにくいということもあります。これは完了 (進行) 時制においてだけでなくとも、あらゆる時制について言えることだと思います。

@ mouthbird 先生
- 時制の説明に関しておかしいと思うところが多々あると申し上げましたが、その第2点です。
>過去完了は↓このような「過去から過去までの青い帯」です。
- このような認識および「過去完了時制」の定義およびイメージ付けは、極めて誤解を生じさせやすいのではないかと思います。

たとえば、下記 (↓) のサイトにある図および図の中で「単純過去時制」の説明に使われている「長い灰色の帯」を見てみてください。
・How do we use the Simple Past Tense @ ESL English Club.com

下 (↓) にあげた2つの英文は上の文法サイトのものです。

I lived in Bangkok for 10 years.
 (私はバンコクに10年間住んでいた)
The Jurassic period lasted about 62 million years.
 (ジュラ紀は6千2百万年続いた)

このように、12年前から2年前の10年間にわたる時間的には帯状のもののもとに起こった行為・状態であっても、約1億9500万年前から約1億3500万年前までの約6千万年間にわたる時間的には帯状のもののもとに起こった行為・状態であっても、「単純過去時制」を使うことができます。

「過去完了時制」には、まず「過去のある時点 (ポイント)」があるという前提が必要になるように思います。

2009年
01月09日
12:49
さん

13:

riche のコメント:
@ mouthbird 先生
- 時制の説明に関しておかしいと思うところが多々あると申し上げましたが、その第3点です。
>過去完了形(had + 過去分詞)を使うには実は制限があります。「過去のいつまでか」というポイントが必要なのです。
- 過去完了についての説明ですが、
「実は制限があります」というより、この過去のあるポイントがあることが「前提」となると思います。この「前提」となる過去のあるポイントは英文に明記されていることもありますが、広義の文脈上に言い含められていて英文には明記されていないこともあります。
〔広義の文脈とは:少し前の会話、前に出てきた文章、いつも使っているこの地域の地下鉄というように意識の中で特定されるもの、…… など〕

The plane had already taken off before they got to the airport.
 (彼らが空港に着く前に、飛行機はもう離陸してしまった)
The orchestra had hardly finished playing when the audience broke into wild applause.
 (オーケストラが演奏を終わるやいなや聴衆は熱狂的な拍手を送った)

上 (↑) の2つの英文は「ロイヤル英文法」§ 188 「過去完了」にある例文ですが、これらの英文では太字の部分にあるように過去のあるポイント (時点) が明記されています。

一方、例えば下 (↓) のような英文では、
"We were too late. The train had left."
 (遅かった。電車はもう出てしまってた。)
  [ESL English Club.com「過去完了時制」の例文より]

「自分たちが駅もしくはプラットフォームにたどり着いたとき」という過去のあるポイントが英文には明記されなくても、広義の文脈上にそれが言い含められています。

明記されるにしても明記されないにしても、この過去のあるポイント (時点) という「前提」がなければ、mouthbird 先生が「青い帯」で示された「時間の幅」の中で起こった行為・状態でも、過去時制を使うことができます。

・How do we use the Past Perfect Tense? @ ESL English Club.com
上 (↑) のサイトの中段の
「past - now - future」の時間軸を使った2つの図および、「|」で示された「基点」となる「過去のある時点 (ポイント)」の表記を参照されてください。

過去完了時制を説明するにはまず”「過去のあるポイント」ありき”であって、最初に「青い帯」だけを分離してこれだけで過去完了時制を説明すること自体がナンセンスとなるように思います。

2009年
01月09日
14:25
さん

14:

fermat のコメント:
そういう意味では,なかったんですが。

2009年
01月09日
15:42
さん

15:

yokokun のコメント:
マウスバード先生

図解入りの丁寧な解説をありがとうございます。



>I have never eaten frog.

frog は、無冠詞で良いんですか?

frogs とかにしないんですか?

2009年
01月09日
19:18
さん

16:

Ast のコメント:
こんにちは
完了形は理解できていると思っていましたが全然ダメでした。
まだまだですね。
解説読んで出直します。

(6)の東京にいたときに3回見たという問題で、私の頭の中では先生の解説にある「カエルを食べた」という例と同じことが浮かんだので現在完了形にして間違ってしまいました。
「今までに~したことがある」という経験の話はすべて完了形、と覚えてはいけないんですね。(ToT)
この過去の一点(デカイけど)という考え方は初めて知りました。
whenがある文では完了形は使えないと覚えておいておきます。
(*´∀`)

ところで完了形を使った文でひとつ疑問がある文があるのですが、よろしければこの機会に解説していただいてもいいでしょうか?

Never have I been so happy.
(I have never been so happy.)
という文なのですが、これはカエルの文の解説から「幸せであったことは(現在も含めて)一度もない」だとおもうのですが、
訳では
「こんなに幸せであったことは一度もない」となっていて、今まで幸せであったことはないけど、今は違う。今は幸せと言っているように聞こえる日本語訳になっています。
この文の場合現在は幸せなんでしょうか?それとも現在も幸せではないんでしょうか?
この文は倒置のところに出てきた例文なので、
もしかして倒置になっていることと関係があるんでしょうか?
倒置になると意味が変わるんでしょうか?
それとも so が入っていることが何か関係があるんでしょうか?
自分でも調べたのですが、ハッキリしませんでした。
よろしくおねがいします。

完了形は難しいですね。
考えていると頭がいつも混乱してしまいます。
でも今回の解説で少し整理できたように思います。
どうもありがとうございました。(^o^)/

2009年
01月10日
02:01
さん

17:

hada のコメント:
@yokokun さん

>>I have never eaten frog.

>frog は、無冠詞で良いんですか?

chicken だと鶏肉、 a chicken だと一羽の鶏、もしくは鶏の丸焼き一羽、 chickens で一般的な鶏というもの、もしくは複数の鶏を意味するはずなので、frog でいいと思います。



ちなみに I love dog. は「犬肉が好き」という意味になります。

2009年
01月10日
03:24
さん

18:

yokokun のコメント:
hada さん

わかりやすい例で教えて下さり、ありがとうございます。

あ~、そう、そうでしたね。 言われて思い出しました。

知っていることと、運用レベルまでには、大きな幅がありますね。

こんな事を繰り返して、少しづつ定着していくんだろうなぁ。



> I love dog. は「犬肉が好き」

こわいですね。(^^;)  まちがえないようにしないと!

2009年
01月10日
13:03
mouthbirdさん

>yokokunさん

I have never eaten frog.

I have eaten frog twice.

この2つですが、実はちゃんとネイティブに裏を取ってます(^^;

考え方は、hadaさんのおっしゃるとおりだと思います。



>Astさん

>(6)whenがある文では完了形は使えないと覚えておいておきます。

え~と、問題番号(8)のパターンだと、過去完了形になります。

この区別がややこしいのですが、上手く使い分けられればと思います。



>Never have I been so happy.

>(I have never been so happy.)

>訳では

>「こんなに幸せであったことは一度もない」

>それとも so が入っていることが何か関係があるんでしょうか?



おっしゃるとおりです。so が入っていることと関係があります。

説明が長くなりますが、ご了承ください。



 I have never been so happy.



まず、never だと少し分かりにくいの、not に代えてみましょう。



 ⇒ I have not been so happy.



完了形でないほうが分かりやすいので、完了形もやめましょう。



 ⇒ I am not so happy.



ここまでは大丈夫でしょうか?



実は、ここまできたら「ある熟語的な構文」を思い出して(知らなかったら覚えて)欲しいのです。

それは

 not so ~ as … 「…ほど~なものはない」

というものです。

例文 This book is not so difficult as that. (この本はあの本ほど難しくない)



ご質問の文を変えた↓ですが

 I am not so happy.



ここで so の役割が発揮されます。

ここでの 「so ~」の so の役割は 「as … と同じほどの~」という意味を作るのです。



つまり、

  I am not so happy. 

は、本当は

 I am not so happy as ….

であったはずなんです。

本来は、「as …」という「比較されるもの」があり、「…ほど幸せではない」と言いたい文章なのです。

でも、as … が(言わなくても分かるだろう)という理由で省略されてしまったのです。

だから

  I am not so happy. の正確な意味は

=I am not so happy as ….

△「私はあまり幸せではない」

○「私は…と同じほど幸せではない」

となります。

ここまでよろしいでしょうか?



これを踏まえて

I have never been so happy.

の正確な意味を考えましょう。

=I have never been so happy as ….

となるはずです。したがって

 「私は…と同じほど幸せであったことは1度もない」

という意味になります。

 では、「as …」の「…」は何でしょう? 英語にすると分かりくいかもしれません。なので日本語で書きます。それは「今の私」のはずです。

つまり、

  I have never been so happy as 今の私.

=I have never been so happy.

=Never have I been so happy.

(私は今の私と同じほど幸せであったことがない)

⇒「こんなに幸せであったことは一度もない」

という意味になっているのです。



お分かりになりますでしょうか?



>hadaさん

補足感謝です。

ありがとうございました。m(_ _)m

2009年
01月10日
16:03
さん

20:

Ast のコメント:
こんばんは
>(8)
確かに。
指摘ありがとうございます。間違えるところでした。
やっぱりしっかりと意味というか機能を覚えていかないといけないですね。

質問の解説たくさんありがとうございます。
そういうことだったのですね。
意味が分かってスッキリしました、またなにかあったらよろしくお願いします。

2009年
01月10日
16:55
GoodGriefさん

richeさん

richeさんの説明が「細かすぎる」と言っているように感じられたらすみません。そういうつもりは全くありません。むしろスッキリしているように思います。



ただ受験生にはmore temporaryかmore permanentかの区別は難しいと思います。それで理解できる生徒さんもいるでしょうが少数のように思えます。

「動作動詞を継続の意味で用いるときには現在完了進行形」ととりあえず覚えておいて、大学や企業で英語を勉強し直すときに各自が修正していけばよい、と私は考えています。



「完了進行形」か「単純完了形」かの違いについては、次のような説明もあります。捨てがたい良い意見だと思います。

http://www.english-test.net/forum/ftopic5034.html




2009年
01月11日
14:13
さん

22:

riche のコメント:
>GoodGrief さん

ご指摘ありがとうございます。

とりあえず仮の理解をするのがいいということには賛成いたします。ほかの例であげれば will と be going to の違いなどについても、中学生の段階では「同じようなもの」として仮の理解をすることなどもいいことだと思います。



>「完了進行形」か「単純完了形」かの違いについては、次のような説明もあります。

- 「現在完了時制」を「継続」の意味で使ったとき、今現在はその英文の述語動詞の表す行為・状態は終わっているのか、もしくはまだ続いているのか?

「現在完了進行時制」を使ったとき、今現在はその英文の述語動詞の行為・状態は終わっているのか?、それとも続いているのか?



この答えは、「どちらとも言えない」ということだと思います。

「文脈」や話者の言い表そうとする「ニュアンス」の影響力の方が強く、それによって、続いていることにもなるし、終わっていることにもなるというのが正解なのではないかなぁと考えています。



ただ、まったく「文脈」「ニュアンス」のない状態で比較すると、「動作・状態の継続感」は「現在完了進行時制」>「現在完了時制」となると思います。

これは the Present Perfect Progressive (現在完了進行) の言葉が表すとおり、進行時制は progressive (進行中) なニュアンスが強くなるからだと思います。

また、「一時性・永続性」を比較すると、「一時性」の強さは「現在完了進行時制」>「現在完了時制」となる傾向があるでしょうね。



リンクで示して頂いた ESL の language forum thread にある通り、

a) He has worked for the company for 15 years.

b) He has been working for the company for 15 years.

 では、a) のほうが今は働いてはいないという感覚が強く、b) のほうが勤務が続いているという感覚が強くなると思います。



以下 (↓) に4つ例文をあげてみました。

a) You look hot. ~ Yes, I've been running.

b) Sorry I'm late. Have you been waiting long?

c) I must just go and wash. I've been gardening.

d) Are you learning English?

 How long have you been learning?



a) 「暑そうだね」「そう、ずっと走ってたから」

b) 「遅れてすみません。長いこと待ちましたか?」

c) 「手を洗わないと。庭いじりしてたもので」

d) 「英語、勉強してるの? 何年ぐらいやってるの?」

(上の a ~ d の英文は Michael Swan 著 Practical English Usage の Present Perfect にある例文を引用しました。例文に日本語訳を付けてみましたが、うまく訳せてないものもあります)



a), c) では、「行為・状態」が直前に終わったことが、b) では「行為・状態」がたった今終わったことが、d) では「行為・状態」がまだ継続中であることが言い表されていますが、これはすべて「文脈」が決定していることだと思います。

2009年
01月11日
16:11
GoodGriefさん

richeさん

なるほど、b)のような言い方は頻繁に耳にしますね。

私が挙げたサイトにあった「現在進行完了形はその後も動作を継続する」という解説とは矛盾します。

行為が継続するか否かは文脈次第のようですね。

やはり、「more temporaryゆえに~ing形と相性が良い」と考えるようにします。

どうもありがとうございました。(^-^)

2009年
01月13日
00:12
さん

24:

tenten423 のコメント:
mouthbirdさん、イマイチあいまいだった完了形について分かりやすく説明していただいてありがとうございました!

すっきりしました(^.^)

2009年
01月13日
03:37
mouthbirdさん

>tenten423さん

分かりやすく感じてもらって嬉しく思います。すっきりされたようで嬉しく思います。^^

わざわざコメントありがとうございました。m(_ _)m

2009年
01月15日
08:51
さん

26:

yokokun のコメント:
マウスバード先生

frog の件 ネイティブ確認 ありがとうございます。^^



>Ast さんの質問

>Never have I been so happy.

>not so ~ as … 「…ほど~なものはない」

(as 今の私) が省略されていることは意識しませんでした。 

 (as I am ) でいいのかな? 

ここでは、省略に気づかなくても、意味を正しく解釈できました。

でも、「比較」に苦手意識があります。

no more than とか no less than とか日本語訳で見ても、ややこしく感じます。 今のところ、重要構文として、覚えるしかないと思っています。 良かったら今度取り上げてほしいテーマの一つです。



完了形

若い頃の 大きな点という概念がなかったので、わかりやすかったです。

この点って、年を重ねるにつれて、どんどん大きくなりそうですね。^^;

2009年
01月15日
13:47
mouthbirdさん

>yokokunさん

「若い頃」の黒点は、そうか大きくなるのか。要するに「若い頃」と思う期間が年とともに長くなるのかw



なるほど~比較ですね。比較は私も大の苦手です(ToT)

いずれやりたいところです。たぶん3回ぐらいに分けそうだ(原級と比較級と最上級)

いいネタフリありがとうございました。m(_ _)m

今週の質問のコメントもお待ちしてます。^^

2015年
01月12日
16:34
hasyさん

全てとても勉強になりましたが
特にその4の解説図にはびっくりでした。
そ、そうだったのかー?!

一方で、経験は現在完了を使うという記憶があるのですが
勘違いかな。。。

2015年
01月12日
17:15
mouthbirdさん

>>28 hasyさん
その4はよくあるひっかけ問題対策です。その4で書いた図が1番分かりやすいと自分では思っています。

---

>経験は現在完了を使うという記憶があるのですが勘違いかな。。。

大勘違いです

●「【現在】までに~したことが(○回)あ」…という英文(経験)は現在完了です。
 例文
I have never spoken to a foreigner.(私は(現在までに)1度も外国人と話したことが無


●「【過去】までに~したことが(○回)あった」…という英文(経験)は過去完了です。
 例文
I had never spoken to a foreigner before I entered college.(私は 大学に入るまで 1度も外国人と話したことが無かった

before I entered college …という「過去の一時点」の表示があるので、この「過去まででの経験」を示さなければなりません。当然「過去完了」になります。

私はこれが得意で仕方がありません。「過去の一時点まで話」をしているのだから、当然「過去の一時点までの話の過去完了」が私は自動的に思い浮かびます。しかしこれを苦手としている人はかなり多いようです。

before I entered college …みたいな「過去の一時点」の表示があっても、平気で「現在完了」にしてしまう人を私はたくさん見ています。

2015年
01月17日
13:21
hasyさん

>>29 mouthbirdさん

う、うぉー?!
ノックアウト。
そうですかー。大分色んなところで勘違いしてるのかも。
ま、その分前進の余地があるってことと思おう。。。

2015年
01月17日
17:55
mouthbirdさん

>>30 hasyさん
勘違い部分が直れば前進ですよ。
直らなければ、停滞です。
前進の余地は当然あります。前進しましょう。

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