今回はまとめです。
このシリーズで私が書いてきた「意味タイプ」の話は、「耳タイプ」さんには違和感を持たれたと思います。間違っても共感されないと思います。
実は、皆さん(とりわけ耳タイプさん)にそう思って欲しかったのです。
何が言いたいかと言うと、
私は皆様(特に耳タイプ)との興味や行動に違和感があり、共感などしないのです。
英語学習者(特に社会人の英語学習者)に共通の存在する興味の傾向(
ネイティブの発音を聞こうとしたり、英会話に役に立つ情報を集めたりすること)を、【
私は】
今もって違和感しか感じず、間違っても共感などしないのです。
もっと言えば、
耳タイプが興味があることは⇒意味タイプにとっては無関心(どうかすると憎悪の対象)
意味タイプが興味があることは⇒耳タイプにとっては無関心(どうかすると憎悪の対象)
なのではないかと思うのです。
ところが、↑これをほとんどすべての英語学習者が、そうは思っていないと思っているのです。
「英語学習者なら
誰もが(耳タイプだろうが・意味タイプだろうが)同じことに興味を持ち、共感するはずだ」
と思ってしまいやすいのではないかと思うのです。
世間では「ネイティブの英語の音声が聞きやすくなった・いい時代になった」と言われています。耳タイプの皆様には天国のような感じなのでしょうか? 少なくとも不快ではないでしょう。ところが私とってこれは、地獄の苦しみ。不快で気分が悪くて、どうしようもありません。
最近は私は仕方なく、ネイティブの英語の音声を聞いています。途中で書きましたが、私にとってネイティブの英語の音声を聞くことは、この世で最もやりたくないことかもしれません。でも仮にも英語教師を名乗っている以上、ネイティブの英語の音声を聞かないわけにはいかないのです。
意味タイプの受験生にとってネイティブの英語の音声を聞くことは、この世で最もやりたくないことかもしれません。でも受験科目で英語があり、リスニングが試される現状である以上、ネイティブの英語の音声を聞かないわけにはいかないのです。
耳タイプの皆様は↑これを納得できるでしょうか? 「そんなわけないだろうw」と笑っているのではないかと私は思っています。違いますか?
今回は以上です。
今週の金曜日のニコ生英文法講義はお休みです。
次回は来週の月曜日で雑談です。
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新しいシリーズは再来週の月曜日です。
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