今回は私にとっては謎の勉強法について書きます。それは「
シャドウイング」という学習法です。
シャドウイングとは
「英語の音声を聞き、そのすぐ後で似たような音声を出す」という訓練のようです。
(と教わったのですが、詳しい人、教えてください)
某語学出版社に勤めていた頃、仕事仲間で
リスニングがすごくできる人(女性)がいました。
リスニングがからっきしできない私は、彼女にリスニングのコツを聞きました。すると彼女は「シャドウイングがいいですよ」とおっしゃいました。だから試してみました。
私の場合、シャドウイングは↓こうなりました。
英語の音声が流れます。
⇒適当に英語の音声を真似ます
⇒あっている自信がまったくありません。
⇒⇒
大体、どういう意味の英語を言っているか、気になって、気になって、仕方がありません。
⇒でも聞き取れてないから、意味など全く分かりません。
→だから
不満で不満でたまりません。
と、こんな感じでした。肝心のリスニングもさっぱり聞き取れた感じがありませんでした。
彼女は「どう?」と聞いてきたので、「ごめんなさい。良さがさっぱり分からない」とはっきり言いました。
彼女は「えええええーー??」と不満そうでした。
おそらく私は「
意味タイプ」の反応をしたのです。だからちっとも効果がなかったのです。
============
さて、ここからは想像で書きます。
このシャドウイングという方法、
耳タイプはどうなるでしょうか?
英語の音声が流れます。
⇒適当に英語の音声を真似ます
⇒あっている自信がある程度あります。
⇒⇒
意味を気にする必要がないので、気軽で気軽でしょうがない。
⇒
ああ、楽しい!
と、こんな感じなのではないでしょうか?
==============
つまり、私が言いたいのは、
シャドウイングは「
耳タイプ向けの学習」であり、
意味タイプには意味をなさない。
のではないかと思うのです。
皆様どう思うでしょうか?
金曜日の夜11時からはいつものニコ生英文法講義です。次回は来週の
月曜日です。
(↓Q-Eng連載分の目次はこちら)
(アルク連載分の目次は
こちら)