今日が「~」の効用の最終回になります。今回はまとめです。
実際のところ、一番言いたかったのは(8)の話です。
とにかく
I know the boy she loves.
↑これです。私はこの英文にかなり苦しみました。
この英文は「私は彼女
が愛している少年を知っている」というのが正しい訳例の1つです。ですが、
こういう正しい訳例を
1.いつでも
2.自信を持って
3.すぐに
できるようになるまでに私は10カ月かかりました。
昔の私は大体「私を彼女
を愛している少年を知っている」とやってしまっていたのです。そして後で授業で間違いを指摘されるのです。そのたびに「間違った!!!」と嘆いたものです。
あるとき、ようやく「あ!」っとさとった瞬間がありました。そしたら「私は彼女が愛している少年を知っている」というの正しい訳例ができるようになりました。でもその時は「自分の訳例があってる自信」がなかったものです。授業で確認し、先生の「あっている」というお墨付きをもらって初めて「やったー!!!」と喜んだものです。
これでもまだまだでした。このような英文にその後何回か出くわし、自分で訳例を作り、そして授業で先生から「あっている」と墨付きを何回かもらって、やっと自信が付きました。
これができるようになったきっかけは「~を」つきで意味を覚えたからなのです。
love の意味は「愛している」ではなく、「~を愛している」と覚えました。「関係代名詞の目的格」をちゃんと習ってから、ここからはこの手の動詞を「~を」つきで覚え直したのです。それはそれは長い時間がかかりました。
でもおかげさまで、ここから私は英語が得意になったのです。模試で偏差値が50を越え始めたのです。
こうして今、私が先生ずらできるのも、全て「~」の効用のおかげなのです。
いかがだったでしょうか?
金曜日の夜11時からはいつものニコ生英文法講義です。来週は雑談。新しいシリーズは再来週の
月曜日から始めます。
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