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mouthbirdさんの日記

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2018年
05月16日
16:43 mouthbirdさん

関係詞の穴埋め(解答編)

smart.fm で更新してきた、旧チャンネルブログの文法問題をお届けします。
今週は解答編です。

今週もチャレンジャーなしでしたか><残念! 
では解答と解説に参りましょう。


問題:「ここが彼が住んでいた町だ」という意味になるように(   )に適切な英単語を1語ずつ入れなさい。

 This is the city( A )he lived.
=This is the city( B )he lived( C ).
=This is the city( D )( E )he lived.
=This is the city( F )lived( G ).

ヒント:少なくともCとDは同じ単語が入ります。他にも同じ単語が入る場所がたくさんあります。


解答
A:where
B:which(that)
C:in
D:in
E:which
F:he
G:in

それぞれを文の中に入れると↓こうなります。
 This is the city(where)he lived.
=This is the city(which)he lived(in).
=This is the city(in)(which)he lived.
=This is the city(he)lived(in).

解説
 This is the city(where)he lived.

この手の関係詞の問題は(   )の左側ではなく、(   )の右側にポイントがあります。
(   )の右側は↓
       he lived. です。
live は自動詞です。後ろに目的語が要らない。he lived. は「必要な文の要素は全て揃っている」と言うことができます。こういう「必要な文の要素は全て揃っている文」を「完全な文」とよく呼ばれます。

完全な文についての説明は⇒こちら
「完全な文」…この意味が分からなかったら↑このリンク先は必読です。


(   )の右側が「完全な文」であるならば、(   )には関係代名詞ではなく、関係副詞が入ります。
関係副詞が入ると分かったら、ようやく(   )の左側を見ましょう。左側が「時・場所・理由・方法」のどれかの意味合いを持つ名詞が通常はあるはずです。今回は city で、これは「場所」の意味をを持っています。場所の場合は(   )には where を入れます。したがって、ここの答えは where です。

---

=This is the city(which)he lived(in).

今度は文の最後にかっこ、つまり、 lived の後に(   )があります。ここに何か1語入れなければなりません。ここが上の英文と違うところです。

この問題を解くために、ここでは次のようなことを考えてみましょう。↓
「彼はその町に住んでいた」という意味の英文はどうなるか?
   ↓
 He lived in the city.
ですね。in が必要になります。

だとすれば、最初のかっこの右側は↓
    he lived in ●.
という「不完全な文」にしてみるのはどうでしょうか? ⇒そうすれば、最初のかっこには「不完全な文で使う関係詞」を入れることができます。つまり、最初のかっこには関係副詞ではなく、関係代名詞を入れるのです。in のあとの目的語がないので、「目的格の関係代名詞」を入れるのです。
(   )の左側を見ましょう。関係代名詞だから the city を人か物なのかで判断します。物ですね。だから目的格で先行詞が物の関係代名詞を入れます。which ですね。だから答えは whichです。ただ、この場合は、先行詞が人でも物でも使える関係代名詞である that も可能です。

---

=This is the city(in)(which)he lived.
今度は(   )(   )とかっこが2つ並んでしまった。これじゃあもう「前置詞関係代名詞」を使うしかない。

実は、1つ手前でやった
This is the city which he lived in ●.
のように、前置詞の目的語がない場合の関係代名詞を使った英文は、⇒前置詞関係代名詞の直前に移動できるのです。

だから
 This is the city which he lived in. ←最後のinを移動させて
=This is the city in which he lived.
こんなふうにできるのです。

ただし1つ注意。前置詞+関係代名詞の場合、関係代名詞には that は使えないのです、つまり

 〇This is the city which he lived in.
 〇This is the city that he lived in.
こうだけど、

 〇This is the city in which he lived.
 ×This is the city in that he lived.
となります。

---

=This is the city(he)lived(in).

これは、「目的格の関係代名詞の省略」でした。
つまり
 〇This is the city which he lived in.
 〇This is the city that he lived in.
この場合の which や that は関係代名詞の目的格。関係代名詞の目的格は省略できるのです。

だから
 This is the city which he lived in.←ここから which を取る
 This is the city that he lived in.←ここから that を取る
と、
⇒This is the city he lived in.
こうなるのです。

======================

恐ろしいことに、これらは関係詞の基本なのです。この辺はすらすらできるようにならなければなりません。

ただし、私がこれをすらすらできるようになるまでにかかった時間はおよそ10カ月でした。皆様はどのくらいでしょうか?

いかがでしたでしょうか? それではまた来週。

問題編
http://q-eng.com/diary/21342
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コメント

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2018年
05月18日
11:48
neginohanaさん

この件で思い出しました。

Where is your destination?
VS
What is your destination?

について、Lang-8で考察したことがあります。
http://lang-8.com/43673/journals/367398017897631077238134...


文法的には What が正しいと思うんですけど、英語話者は結構 Where を使っちゃうみたいです。 気持ちはわかりますが、もやもやしますね。

ちなみに、私が「Where is your destination?」を聞いたのは、NHKラジオの「英会話タイムトライアル」で、スティーブ先生が言っていたものです。

2018年
05月18日
20:52
mouthbirdさん

>>1 neginohanaさん
なるほど。両方できるんですね。リンク先の記事、素晴らしいです。スゴブル参考になりました。
m(__)m

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